【目次】
- 前髪が薄く見える「3大原因」
- この前髪なら薄さが目立たない!スタイリング【6選】
- 前髪の「割れ」を防ぐスタイリング方法【5選】
- 自然に「ボリューム」を出すスタイリング【5選】
- 「顔型別」オススメヘアスタイル【9選】
前髪が薄く見える「3大原因」
どうして年齢と共に髪のボリュームがダウンしてしまうのか?
トップにボリュームのないヘアスタイルは、立体感を損ない、実年齢よりも老けた印象を与えます。血行不良、ヘアサイクルの乱れ、立毛筋の衰えの3大要因によって、髪のハリ・コシが低下して、ボリューム不足に。エイジングや生活習慣の乱れなどが重なって頭皮が血行不良に陥ると、成長期→後退期→休止期と4〜6年かけて繰り返されるヘアサイクルが乱れ、健康な髪が育たなくなり、抜け毛や軟毛化が起こります。さらに毛穴のひとつひとつに存在する立毛筋も、ボリューム低下の鍵を握る存在です。立毛筋が衰えてしまうと、髪を支えることができなくなるため、根元が立ち上がりにくくなります。年齢と共に髪の分け目が目立ち始めるのはこのためです。
ボリュームダウン3大要因は…
(1)血行不良
紫外線や生活習慣の乱れ、ストレスなどにより、頭皮が血行不良に陥ると、毛根にも栄養が行き届かなくなり、髪のハリ・コシが低下します。
(2)ヘアサイクルの乱れ
加齢や血行不良によってヘアサイクルが乱れると、抜け毛や軟毛化が進み、髪が一気にボリュームダウンします。
(3)立毛筋の衰え
加齢によって立毛筋が衰えると、髪を支えることができなくなるため、根元の立ち上がりが悪くなります。
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この前髪なら薄さが目立たない!スタイリング【6選】
【1】華やかさ+抜け感を与えるシースルーバング
「アイロンの熱を加えることで、硬くニュアンスの出にくい髪も柔らかい印象に。毛先と顔周りをササッと巻くだけで格段に、華やかさとこなれ感が出せます」(SUNVALLEY 店長 土田美沙子さん)。
<スタイリング方法>
前髪はカーラーで、毛先と顔周りはアイロンで軽く巻くだけで華やかさアップ。
■1:前髪はカーラーでふわっと感を
■2:毛先はアイロンでワンカール内巻きに
■3:顔周りはリバース巻きにして立体感アップ
「スタイリング剤はツヤを出すオイルがオススメ。毛先や顔周り中心になじませます。前髪は、セミハード系スプレーを。直接吹きかけるのではなく、コームにふり、サッととかしてシースルー感をキープするのがコツ」(土田さん)。
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【2】前髪からサイドに広がる長め前髪×菱形パーマ
「40代になると前髪がパカッと割れやすくなったり、クセが出たりします。毛先だけでなく根元を濡らしてから乾かし、しっかりクセを取りましょう」(MAGNOLiA Omotesando デザイナー KAYOさん)。
<スタイリング方法>
前髪が割れないように根元からしっかり乾かして。
■1:前髪の根元を濡らす
■2:前髪を左右に乾かす
■3:顔まわりの根元を立ち上げてドライ
■4:スタイリング剤をもみ込む
「パーマのボリュームが取れてしまうので、上からなでつけるようにスタイリング剤をつけるのはNG。全体的にしっかりもみ込んで動きを出しましょう」(KAYOさん)。
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【3】巻いたあとのひと工夫で前髪を割れを防ぐ
「カールアイロンで毛先を内巻きにしたら、襟足あたりから髪をかき上げるようにバームをなじませます。そうすると後頭部に自然な丸みがつくれます」(KAYAK by HONEY スタイリスト 小室里奈さん)。
<スタイリング方法>
髪をかき上げるようにスタイリング剤をなじませて丸みをつくる。
■1:はちより上の髪をカールアイロンで内巻きに
■2:襟足のあたりから髪をかき上げるようにしてスタイリング剤をなじませる
■3:前髪を前に引っ張りながらカーラーで内巻きにする
■4:前髪を分けたい方向に押さえながらスタイリング剤をスプレー
前髪に使うスタイリング剤は固めすぎないものが使いやすいとか。「前髪を中心に髪全体にスプレーしておくと、すぐにペタッとなる髪質の方でも丸みのあるシルエットが長持ちします」(小室さん)。
パカッと割れやすい前髪はカーラーで巻いたあとの「ひと工夫」がカギ!
【4】モードな雰囲気で華やかさがアップするワイドバング
「根元から中間をしっかり乾かしたら、スタイリング剤でウェーブを戻すだけ。ホットパーマは再現性が高いので、スタイリングが苦手な方にもオススメです」(Rougy トップスタイリスト 江良栞さん)。
<スタイリング方法>
ウェーブを戻すだけの簡単スタイリング!
■1:根元を擦りながら乾かす
■2:中間から毛先にムースをもみ込む
「髪の根元は、立ち上がるようにドライヤーで乾かしたら、スタイリング剤がつかないようにしましょう。パーマスタイルは結んでもかわいいので、ぜひトライしてみてください!」(江良さん)。
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【5】毛量が減った髪を素敵スタイルにシースルーバング
透け感のある前髪は、毛量が減った髪を「あえて」の素敵スタイルに見せてくれる効果もあるそう。お洒落なスタイルが好きな40代の丸顔さんにぴったりなスタイルです。
<スタイリング方法>
外ハネでくびれをつくってて、こなれて見せる!
■1:毛先を外ハネに乾かす
■2:前髪をカーラーで巻く
■3:外ハネに巻く
■4:ジグザグに分け目をとる
■5:オイルをなじませる
「スタイリングオイルをしっかり使うことで、程よくツヤ感が出て、透け前髪のおしゃれ感が際立ちます。トップにふんわり感はキープして」(長谷川さん)。
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【6】前髪からサイドの流れをつくる華やかなサイドバング
「前髪からサイドにかけての毛流れをエレガントにスタイリングして、流行の外ハネスタイルを40代に似合うように仕上げました。ポイントはヘアアイロンで巻き過ぎないこと。巻き過ぎは老け見えにつながるので注意です!」(air-GINZA 副店長 三河内靜香さん)。
<スタイリング方法>
前髪からサイドの流れをつくってて華やかに!
■1:トップにマジックカーラーを巻く
■2:毛先を外ハネに巻く
■3:耳前の毛束をリバース巻き
■4:サイドバングをリバース巻き
■5:オイルワックスを揉み込む
「ウェットな質感は30代前半まで。40代はツヤ感を重視したスタイリング剤選びが大切です。オイルワックスなら、巻いた髪をキープしつつ適度に保湿もできますよ」(三河内さん)。
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前髪の「割れ」を防ぐスタイリング方法【5選】
【1】ドライヤーで根元を左右に揺らして乾かす
割れてしまった場合は、一度根元からしっかり濡らして。その後、根元を左右に揺らしながら上から温風を当てて、髪をニュートラルな状態に戻すのが正解。洗髪後は濡れたまま放置しないですぐに乾かすことも大切。
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【2】「ストレートアイロン」で真っ直ぐに伸ばす
うねりがある人は前髪をブロッキングして奥行きを1cm未満にしておくと、根元ギリギリをアイロンで挟むことができる。真下にテンションをかけながら、毛先に向けてアイロンを滑らせると、艶やかストレートに。
前髪が浮く人は、まず根元がどちら側に浮いているのかのチェックを。浮いている方向と反対側に毛束を引っ張り、根元を挟んで、そのまま毛先に向けてアイロンを滑らせると、ストンと真下に下りる前髪が実現。
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【3】上下2層に分けて「カーラー」を巻く
「前髪を巻くとき、眉尻の上あたりの髪は巻かないように注意してください。巻くのは眉間あたりの毛束のみ。それ以外の毛束を巻いてしまうと変なカーブができてしまうので注意してください」(MINX銀座 代表 河野沙耶佳さん)。
<スタイリング方法>
前髪を2本のカーラーで根元を立ち上げながら巻く。
■1:頭頂部の手前から前髪をとり、生え際とその上の上下2層にカーラーを巻く
■2:トップの髪は毛先が内巻きになるようにカールアイロンを滑らせる
■3:内側の髪は外ハネになるようにアイロンを滑らせる
「カールアイロンは滑らせるだけで自然なカールがつくれます。毛先に近づいたら内向きまたは外向きにすっと抜くだけでOK。極端に内巻きや外巻きにすると古めかしいスタイルになってしまうので注意してください」(河野さん)。
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【4】分け目をつけずにカーラーでふんわり仕上げる
「気を付けるポイントは、前髪に分け目がつかないように乾かすことと、巻き残しがないようにすること。先に毛先を巻いておくと、巻き残ししにくくなりますよ」(air横浜 スタイリスト 湯田美奈恵さん)。
<スタイリング方法>
前髪は分け目をつけずにふんわり感重視で!
■1:前髪にマジックカーラーを巻く
■2:毛先を内巻きにワンカール
■3:顔周りをリバース巻き
■4:表面の髪をミックス巻き
■5:襟足の髪を中間巻き
「ロングヘアは毛先がパサつきやすいので、髪に潤いとツヤを与えてくれるオイルタイプのスタイリング剤がオススメです。重過ぎないものを毛先中心になじませましょう」(湯田さん)。
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【5】前髪は上から風をあてて乾かす
頭頂部を巻くのは直径5㎝ほどの2本のカーラー。「毛先が分け目に向くように、少しだけカーラーの向きを斜めにするのがポイントです。前髪は直径3㎝ほどの細めカーラーで、毛束を床と平行になるように引っ張りながら内巻きにしてください。これでペタッとなりがちな髪にボリュームが出ます」(BEAUTRIUM広尾店 店長 目黒沙織さん)。
<スタイリング方法>
アイロンで巻く時は、横へ引き出すように巻く!
■1:前髪は上から風をあてて乾かす
■2:サイド、トップをヘアアイロンでワンカール
■3:襟足の髪は軽く外ハネに
■4:スタイリング剤(バームorオイル)をなじませる
「横へ引き出すように巻くだけで、サイドにボリューム感が生まれ、面長だった印象が菱形に変わるので、ぜひ試してみてください」(目黒さん)。
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自然に「ボリューム」を出すスタイリング【5選】
【1】極太カーラーで内巻きにしてゆるやかなカールをつける
<スタイリング方法>
■1:極太カーラーで内巻きに
■2:クリームをなじませる
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【2】二段階の内巻きで自然な毛流れをつくる
<スタイリング方法>
■1:外側は太め、内側はやや細めを使用
■2:トップ根元にスプレーを
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【3】前髪からサイドにかけて流れるようなラインをつくる
「前髪は毛流れに沿うようにカーラーを斜めにして内巻きにします。前髪に続く顔まわりの髪は縦にリバース巻きにすると、前髪の動きとつながって華やかな印象になりますよ」(Velvet on the Beach デザイナー 角園侑希さん)。
<スタイリング方法>
前髪からサイドにかけて流れるようなラインをつくる。
■1:地肌を擦りながら根元にドライヤーをあてる
■2:毛流れの向きに合わせてカーラーを斜めにし、内巻きに
■3:顔まわりの髪は毛束の中央から縦にリバース巻きに
「マスクをしていると顔に髪がかかって暗く見えがち。前髪と顔まわりの髪がつながるように巻くと耳のあたりに空間ができます。この空間があるだけで顔が明るく見えるのでオススメです」(角園さん)。
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【4】マジックカーラーで前髪を立たせて毛流れをつくる
「前髪とトップをつなげるように、前髪の根元を立ち上げるようにカーラーで巻きます。顔まわりだけレイヤーを入れているので、ワンレングスがベースでも動きが出て、スタイルに華やかさが生まれます」(Sui Nara オーナー 冬木慎一さん)。
<スタイリング方法>
前髪をやや太めのカーラーで巻いてトップのボリュームを出す。
■1:前髪の根元を立ち上げるようにカーラーで巻く
■2:カールアイロンで顔まわりの髪を毛先だけ内巻きにする
■3:ところどころひとつまみずつ毛先を外巻きに
■4:手のひらに広げたワックスを毛先から揉み込むようになじませる
■5:ひとつまみずつ毛束をつまんでワックスをなじませる
「薄い前髪にするなど流行を追いすぎると『若づくり』な印象になってしまうので、大人はほどほどで。毛束感と毛流れを出すだけで、今風の韓流系スタイルになります」(冬木さん)。
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【5】いちばんボリュームがほしい分け目は毛流れに逆らって「カーラー」で巻く
カーラーで巻いた後、根元の立ち上がりをキープするのにスプレーは欠かせません。山岸さんのオススメはロレアルの「エルネット ピュール」。「キープ力があるのに、仕上がりがとっても自然なんです。髪全体にスプレーするのではなく、立ち上がらせたい部分をつまんで、そこを狙ってスプレーするのがポイントです」(pinceau 代表 山岸亜由美さん)。
<スタイリング方法>
いちばんボリュームがほしい分け目は毛流れに逆らって巻く。
■1:頭頂部をうしろ、左、中央、右の4分割して、カーラーで巻く
■2:トップの毛束の根元をつまみ、その部分を狙ってスプレーする
「全体のシルエットを丸くすると若々しく元気な雰囲気になります。トップの髪だけ立たせると細長くなってしまうので注意してください」(山岸さん)。
ハリのないペタンコ髪も、カーラーの角度を変えるだけでふんわりヘアに変身
「顔型別」オススメヘアスタイル【9選】
【1】面長さん/割れやペタンコも目立たない薄め前髪
「根元のふんわり感は、髪を乾かす時に仕込むのが正解。今回は毛先を外ハネに仕上げてトレンド感あるシルエットに仕上げました」(K-two AOYAMA ディレクター 三田知花さん)。
<スタイリング方法>
根元はふんわり、毛先は外ハネで今っぽく!
■1:根元から乾かしてボリュームを出す
■2:トップにマジックカーラーを巻く
■3:毛先を外ハネに巻く
■4:顔周りに空間をつくる
■5:スタイリング剤で仕上げる
「毛先はもちろん、前髪もしっかりスタイリング剤をつけるとツヤ感が出ます。スタイリング効果とトリートメント効果があるスプレーを仕込むと、パサつかずにふんわり柔らかな髪がキープできますよ」(三田さん)。
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【2】面長さん/縦面積を減らす前髪を「立体的」に仕上げて
「縦スライスのショートレイヤー。あごの輪郭にあわせて、サイドのフォルムをつくることで、リフトアップして見えるようにしています。後頭部に向かって引き上げるようなイメージでシルエットをつくってているので、横顔も美しく見えますよ」(imaii scaena x colore ディレクター 石原治和さん)。
<スタイリング方法>
髪型がメンズライクなので、質感は柔らかさを意識して。
■1:後頭部トップにカーラーを巻く
■2:前髪の分け目にカーラーを巻く
■3:ワックスでサイドをタイトに仕上げる
「仕上がりのイメージは、菱形のフォルムを意識して。スタイリング剤はつけすぎるとペタンとしてしまうので注意。ふんわり仕上げましょう」(石原さん)。
【3】面長さん/薄め前髪×顔周りの動きで面長カバー
「アイロンでデザインする前には、根元からしっかり乾かしましょう。根元に風を入れて自然な立ち上がりをつけることが大切。トップがぺたんこになると、せっかくの前髪と顔周りの髪が、ただ重く見えてしまいます」(AntiOurs シニア エグゼクティブ ディレクター IKEさん)。
<スタイリング方法>
アイロンワークでふんわり仕上げて。
■1:前髪を巻く
■2:顔周りの毛束にうねりをつくる
■3:ハチ上の毛束を巻く
■4:襟足を内巻きにする
■5:表面の髪の中間から毛先になじませる
「前髪は束感と透け感を意識して。ヘアアイロンで巻くときは、毛束を厚めに取ると形がつきづらくナチュラルに仕上がります」(IKEさん)。
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【4】丸顔さん/ふんわりボリュームをリバース巻き前髪
「トップの分け目がくっきりしていると所帯じみた印象に見えがちなので、まずはトップをふんわりさせるひと手間から。分け目を逆に髪を流してドライヤーの熱をあてるだけで、ふんわり感が出せます。サイドは中間から巻いて程よいボリュームが出るように。巻きっぱなしにせず、巻いたあとはカールをほぐすことでこなれ感が出せます」(SUNVALLEY トップスタイリスト タダモト イサオさん)。
<スタイリング方法>
トップのふんわり感はドライヤーの熱で。サイドは中間から巻いてボリューム出し。巻いたあとは“ばらし”も忘れずに。
■1:トップは分け目を逆サイドに流し、ドライヤーの熱を与えてふんわり感を
■2:サイドは中間から毛先にかけてざっくりと巻く
■3:前髪はリバース巻きに
■4:巻いたカールの丸みをほぐす
「スタイリング剤はふんわり感をキープするボリュームアップスプレーがオススメです。トップは根元にスプレーしてふんわり感をキープ。全体的には4のステップで髪をほぐしながらスプレーして」(タダモトさん)。
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【5】丸顔さん/若々しい印象を与える短め前髪
「後頭部やハチあたりにボリュームが出過ぎるとバランスが悪く、頭が大きく見えてしまうので、頭頂部から綺麗な放射状になるようにドライするのがポイント。耳のうしろは髪がたまりやすいのでうしろ向きに、顔まわりはうしろから前に向けて乾かすと、全体の印象がキュッと引き締まります」(GARDEN YOKOHAMA デザイナー 塩見勇さん)。
<スタイリング方法>
根元はうしろから、毛先は前から! これだけで美シルエットが完成。
■1:頭頂部に後方からドライヤーをあてる
■2:毛先は後方に流すように前からドライヤーをあてる
■3:耳うしろの髪をうしろに流す
■4:襟足はうしろから前に流す
■5:コテで顔まわりの中間を巻く
■6:全体にバーム、毛先にオイルをつけて完成
「バームは軽いテクスチャーのもの、オイルはしっとりした質感に仕上がるものがオススメ。根元はふんわり、毛先は保湿。つるんとした質感に仕上げてください」(塩見さん)。
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【6】丸顔さん/「センターパート」で顔型をカバー!菱形シルエット
「前下がりのレイヤーショートボブ。レイヤーを入れて、動きとボリュームが出やすいようにしています。毛先の毛量をしっかり取り、くびれをつくってて菱形フォルムに。センターバングにすることで、顔周りにも菱形がつくりやすくなります」(AFLOAT GINZA トップマネージャー 中川恵理さん)。
<スタイリング方法>
前髪の生えグセをリセットして自然なセンターパートに!
■1:毛先を外ハネにする
■2:表面全体に動きをつける
■3:アイロンで前髪のクセをとる
「40代になると髪が乾燥しやすくなるので、毛量調節によるパサつきも強くなりがち。スタイリング前には、ヘアアイロン用のオイルをつけておきましょう。オススメは、『リファ ロックオイル』です」(中川さん)。
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【7】ベース型さん/うねりを活かしたふんわり前髪
スタイリングのポイントは前髪。「普段、何気なくカーラーをお使いになっていると思いますが、前髪を巻くときは太さが重要なポイントです。前髪を1カール内巻きにできる太さがベストな円周です。お手持ちのカーラーの太さをよく確認してください。太すぎると根元から立ち上がりすぎるし、細すぎるとカールがキツすぎるので注意してください」(apish Cherie 店長 井原早紀さん)。
<スタイリング方法>
トップはふんわり、襟足はタイトにまとめるのがポイント。
■1:前髪を真っ直ぐ前に引っ張りながら内巻きにする
■2:ドライヤーを上からあてながら襟足の髪を抑える
■3:ちょっと多めのバームを髪の内側からなじませる
髪の膨らみを表面から抑え込みがち。「髪が膨らむのは内側から。内側さえしっかり抑え込めば膨らみはコントロールできます。ワックスだと髪が固まってしまうので、ほどよいフィックス感と重みがあってツヤも出せるバームがオススメです」(井原さん)。
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【8】ベース型さん/ショートにもボブにも見えるダブルバング
「このスタイリングでは、短い前髪を見せつつ、表面の長い前髪をサイドに流しているので、左から見るとショートに、逆から見るとショートボブにと、どちらのスタイルも楽しむことができます」(Coccon銀座店 ディレクター 泰斗さん)。
<スタイリング方法>
根本をふんわりと立たせることが大切!
■1: 根本を立たせるようにドライする
■2:ワックスを髪の内側に揉み込む
■3:指でつまんで束感を出す
「全体のシルエットをつくり込もうとすると、逆に失敗することも。タオルドライするみたいに、バサバサって感じでドライしつつ、ワックスも髪の内側から勢いよくガシガシつけちゃってください!」(泰斗さん)。
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【9】ベース型さん/小顔みせ!前髪をサイドに流したスタイル
「まっすぐおろす前髪は、横のラインを強調してしまうのでエラ張りさんには不向きです。斜めに流すとおでこに隙間ができ、縦のラインが引き立って、顔をスリム&小顔に見せる効果が高まりますよ」(GARDEN YOKOHAMA est 店長 豊田楓さん)。
<スタイリング方法>
菱形をイメージして仕上げるとバランス◎
■1:ドライヤーで髪の根元を立ち上げる
■2:ストレートアイロンで丸みをつける
■3:前髪をストレートアイロンでワンカールする
■4:仕上げにバームをつけてスタイリング
「ペタっとしやすい髪の方は、重くなりすぎないバームのようなスタイリング剤が◎。アイロンでナチュラルなカールをつけているので、なじませるだけでふっくらと仕上がります」(豊田さん)。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部