【目次】
【1】小顔&若返りには「寒色系コントロールカラー」

「学生時代からメイクのアップデートができていない」と言う佐藤さん。20代のころから同じファンデーションを愛用し続けているそうですが、アラフォーに突入してから、クマやくすみなど肌の色ムラをカバーできなくなってきたとのこと。「厚塗りに見えずに、色ムラをカバーする方法を知りたいです」(佐藤さん)。
均一な透明肌に仕上げるには、寒色系のコントロールカラーとパウダーが必須
「肌の状態は日々変わっていきますし、ベースメイクアイテムも毎シーズン進化しています。肌悩みが少ない学生時代と同じベースメイクのままでは、肌のアラを隠しきれないのは当然のこと。最新のベースメイクにアップデートすることがマストです。それから、ファンデーションだけでカバーしようとしないこと。赤みや黄ぐすみカバーに効果的な明るめグリーンのコントロールカラーと、パープルのパウダーを取り入れることで、厚塗り感のない均一で透明感のある肌を演出することができます」(ヘア&メイクアップアーティスト 長井かおりさん)。
厚塗り感ゼロの均一肌に仕上げるベースメイク<4STEP>
<STEP.1>明るめグリーンのコントロールカラーを目の下に広げる

明るめグリーンのコントロールカラーを小豆ひと粒分手の甲にとり、目の下にオン。その後、くすみが気になる目の下〜小鼻のワキにかけて、二等辺三角形に広げる。
<STEP.2>フェイスラインと生え際を残しファンデーションを塗る

クリームファンデーションをスポンジにとり、肌にオン。コントロールカラーがヨレないように、ポンポンと置き塗りするのがコツ。生え際やフェイスラインは、あえてファンデーションを塗らない。こうすることで、自然な陰影が生まれ、グッと小顔に!
<STEP.3>ローズのクリームチークで血色感を仕込む


ローズカラーのクリームチークをスポンジにとり、手の甲で余分なチークを落としてから頬の高い位置に横長にオン。スポンジを滑らせずにポンポンと起き塗りすることと、左右交互に同時進行で少しずつ色みを足していくのが自然に仕上げるコツ。くすみの多い大人の肌は、ベースメイクの段階で血色感まで仕込んでおくのがポイント。
<STEP.4>パープルのフェイスパウダーで透明感をプラス



パウダーを含ませたパフをしっかりと揉み込む。まずはパフを山折にしてテカリを抑えたい小鼻のワキに圧をかけながらたたオン。そのままパウダーをつけ足さないで、優しいタッチでパフをのせると、ふんわりパウダーをまとうことができる。
【Before→After:完成を見比べてください!】

小顔&若返りにはクマやくすみを消す「寒色系コントロールカラー」使いが効く!【H&M長井かおりさん新連載】
【2】リフトアップして小顔に見せる「チーク」メソッド
上げも下げもしないフラットチークならたるみもほうれい線も見えない
「頬に色鮮やかなチークが入っていれば、人の目は必ずチークのほうに誘導されます。だから、ほうれい線のギリギリ上にチークを入れて、それを目くらましに使う。具体的には、まず、入れる位置をほんの少しだけ下げること。みなさんはチークは笑ったときに頬骨の最も高い位置に入れると習いましたよね。でも、頬の下半分がボリューミーになってきた40~50代は、その余白を減らすためにも、頬骨の高い位置より少し下の位置に入れるといい。それだけで顔が小さく見えてきます。NGなのは、頬骨の上からこめかみに斜め上に入れる、昭和のチーク。逆に、余白が目立って、顔が大きく見えてしまいます。次に、チークは耳の手前まで幅広く入れること。たるみは横顔にも現れています。正面顔ばかり見ていてはダメ。頬骨の上にポンと乗せたチークでは、たるみをカバーできないのです。年齢を重ねた頬のチークは、耳前まで横長に入っているのがベストです」(ヘア&メイクアップアーティスト 黒田 啓蔵さん) 。チークも年齢に合わせアップデート。変化を受け入れることこそ、老け見えさせない極意かもしれません。
5ミリ「上げる」チークメソッド<3STEP>
<STEP.1>使うのはブラシの側面、頬に当てるのも側面
●色はブラシの側面全体につける
<STEP.2>頬骨の下から耳前まで水平に色をのせる
●NGメイク例
<STEP.3>光をプラスしてさらに「上げ」
美容の匠・黒田啓蔵さん流「チークメソッド」|上げも下げもしないフラットチークで、たるみもほうれい線もカバー
【3】「左右の高さ」が違う眉を今どき「平行眉」で小顔見せ!
左右対象な今どき眉に仕上げる描き方<5STEP>
<STEP.1>スクリューブラシで眉の毛流れを整える

眉を描きはじめる前に、まずはスクリューブラシで眉を眉頭から眉尻に向けてとかし、毛流れを整えておく。スクリューブラシのヘッドを少し折り曲げておくと、眉にフィットしやすくなります。
<STEP.2>眉尻部分に軸となるガイドラインを描く


パウダーアイブローの濃いブラウンとニュアンス色の2色をブラシで混ぜてとり、まずは眉尻部分に軸となるラインを描く。片方を描き終えたら、もう片方も同様に軸となるラインを描いておく。
<STEP.3>低いほうの眉頭の上側に眉をプラス

左右で低いほうの眉頭上部分にブラシを置いて眉尻に向けてブラシを動かし、眉に高さを出していく。高い方の眉頭は、隙間を埋める感じで整える程度に。
<STEP.4>眉尻は高い方は下に、低い方は上に描き足す


続いて眉尻部分を整えていく。高い方の眉山〜眉尻の下側を描き足し、低い方は最初に描いた軸に肉付けする要領で上側に描き足す。鏡を見ながら左右対象になるうように少しずつ進めるのがコツ。
<STEP.5>はみ出た眉をハサミでカット

眉を描き終えた状態で、高さを揃えるのに邪魔になるはみ出た部分をハサミでカットして眉を整えておくと、次の日からの眉メイクの時短がかない、目元もスッキリした印象に。
【Before→After:完成を見比べてください!】

小顔もかなう!「左右の高さ」が違う眉を、今どき「平行眉」に変えるには?
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- TEXT :
- Precious.jp編集部