面長女性におすすめの小顔メイクテクニックをまとめました。チークの塗り方や眉、アイシャドウまで簡単にできる大切なポイントをご紹介します。
【目次】
面長の人が試したい小顔メイクテクニック
■小顔&若返りには「寒色系コントロールカラー」

学生時代からメイクのアップデートができていないという佐藤さん。20代のころから同じファンデーションを愛用し続けているそうですが、アラフォーに突入してから、クマやくすみなど肌の色ムラをカバーできなくなってきたとのこと。「厚塗りに見えずに、色ムラをカバーする方法を知りたいです」
均一な透明肌に仕上げるには、寒色系のコントロールカラーとパウダーが必須
「肌の状態は日々変わっていきますし、ベースメイクアイテムも毎シーズン進化しています。肌悩みが少ない学生時代と同じベースメイクのままでは、肌のアラを隠しきれないのは当然のこと。最新のベースメイクにアップデートすることがマストです。
それから、ファンデーションだけでカバーしようとしないこと。赤みや黄ぐすみカバーに効果的な明るめグリーンのコントロールカラーと、パープルのパウダーを取り入れることで、厚塗り感のない均一で透明感のある肌を演出することができます」(ヘア&メイクアップアーティスト・長井かおりさん)
均一透明肌をつくるベースメイクアイテム

厚塗り感ゼロの均一肌に仕上げるベースメイクプロセス4
1.明るめグリーンのコントロールカラーを目の下に広げる

明るめグリーンのコントロールカラーを小豆ひと粒分手の甲にとり、目の下にオン。その後、くすみが気になる目の下〜小鼻のワキにかけて、二等辺三角形に広げる。
2.フェースラインと生え際を残しファンデーションを塗る

クリームファンデーションをスポンジにとり、肌にオン。コントロールカラーがヨレないように、ポンポンと置き塗りするのがコツ。生え際やフェースラインは、あえてファンデーションを塗らない。こうすることで、自然な陰影が生まれ、グッと小顔に!
3.ローズのクリームチークで血色感を仕込む


ローズカラーのクリームチークをスポンジにとり、手の甲で余分なチークを落としてから頬の高い位置に横長にオン。スポンジを滑らせずにポンポンと起き塗りすることと、左右交互に同時進行で少しずつ色みを足していくのが自然に仕上げるコツ。くすみの多い大人の肌は、ベースメイクの段階で血色感まで仕込んでおくのがポイント。
4.パープルのフェイスパウダーで透明感をプラス



パウダーを含ませたパフをしっかりと揉み込む。まずはパフを山折にしてテカリを抑えたい小鼻のワキに圧をかけながらたたオン。そのままパウダーをつけ足さないで、優しいタッチでパフをのせると、ふんわりパウダーをまとうことができる。
【Before→After:完成を見比べてください!】

小顔&若返りにはクマやくすみを消す「寒色系コントロールカラー」使いが効く!【H&M長井かおりさん新連載】
■チークは「2色使い」
頬をキュッと上げて、フレッシュに!若々しく!

若いころは積極的に入れていたチーク。なぜだか大人になると控えめに、中には入れないという人も出てきます。理由は、頬だけが浮いておてもやん風になってしまうから、チークを入れることで頬が余計にコケて見えるから、ピンクを入れたら若づくりに見られたから…など。
でも実はこれらすべてを解消してくれるのがチークなんです。なぜならチークには、血色をアップさせることと、くすみを払って顔立ちを明るくすっきり見せる効果があるからです。
ただし、重要なのは入れる位置。チークはよく、頬骨に沿って入れると言われますが、正確には、ニコッと笑ったときにぷっくり盛り上がるところ、ここにふんわり入れるのが基本です。
そして大人はその位置よりちょい高めに! ポイントを上げることで、頬がキュッとリフトアップして若々しく見えます。
ナチュラルピンクとコーラルオレンジ、濃淡2色使いで、若々しくメリハリのある顔に
色はナチュラルピンクとコーラルオレンジ、2色を使います。なので、2色以上がセットになっているパレットが便利です。まずナチュラルピンクで、くすみをカバーして肌全体の透明感をアップ。ピンクだとかわいくなりすぎるし、白だと白浮きする可能性があるので、ナチュラルピンクがおすすめです。
肌に明るさが戻ったら、コーラルオレンジで血色感をプラス。コーラルオレンジは、日本人の黄み肌となじみがよく、疲れてよどんだ40代の肌に元気を出してくれる、魔法の色です。

1:ナチュラルピンクを頬全体に入れてトーンアップ!

チークは、ジバンシイの04番を使用。まず、ケース左のナチュラルピンクをブラシに取ります。粉がブラシの中までしっかり入るよう、右サイド、左サイド、そしてブラシの先にもたっぷり含ませましょう。
ぼかすときは、鼻の横からフェースラインに向かって、ブラシを大きく動かして。さらに上、中、下と3回に分けて、頬全体に入れます。
ハイライト系の色は目の下や目尻のCゾーンに入れることが多いのですが、ここに明るい色を入れてしまうと、ハイライトが目立ちすぎて、若づくり感が出てしまいます。頬の広い範囲に淡い色を入れることで、肌なじみがいいのはもちろん、肌全体の透明感がアップするんです。
2:コーラルオレンジを「頬の高い位置」に入れて血色感を出して

右のコーラルオレンジもブラシにたっぷり粉を含ませてから、頬骨より気持ち上に乗せていきます。そのとき、くるくる円を描くように入れるのではなく、頬骨のラインに沿ってペタペタとスタンプのように入れていきます。
「スタンプ押し」にすることで、色がしっかり乗って、頬がキュッと上がって見えるんです。頬が上がると、顔全体のポイントも上がるので、もたついたフェースラインがすっきり小顔に!
■小顔もかなう!「左右の高さ」が違う眉を今どき「平行眉」に
左右均等な今どき眉をつくるアイテム

左右対象な今どき眉に仕上げる描きかたプロセス5
1.スクリューブラシで眉の毛流れを整える

眉を描きはじめる前に、まずはスクリューブラシで眉を眉頭から眉尻に向けてとかし、毛流れを整えておく。スクリューブラシのヘッドを少し折り曲げておくと、眉にフィットしやすく。
2.眉尻部分に軸となるガイドラインを描く


パウダーアイブローの濃いブラウンとニュアンス色の2色をブラシで混ぜてとり、まずは眉尻部分に軸となるラインを描く。片方を描き終えたら、もう片方も同様に軸となるラインを描いておく。
3.低いほうの眉頭の上側に眉をプラス

左右で低いほうの眉頭上部分にブラシを置いて眉尻に向けてブラシを動かし、眉に高さを出していく。高い方の眉頭は、隙間を埋める感じで整える程度に。
4.眉尻は高い方は下に、低い方は上に描き足す


続いて眉尻部分を整えていく。高い方の眉山〜眉尻の下側を描き足し、低い方は最初に描いた軸に肉付けする要領で上側に描き足す。鏡を見ながら左右対象になるうように少しずつ進めるのがコツ。
5.はみ出た眉をハサミでカット

眉を描き終えた状態で、高さを揃えるのに邪魔になるはみ出た部分をハサミでカットして眉を整えておくと、次の日からの眉メイクの時短がかない、目元もスッキリした印象に。
【Before→After:完成を見比べてください!】

小顔もかなう!「左右の高さ」が違う眉を、今どき「平行眉」に変えるには?
目が小さい人が試したいおすすめメイクテクニック
■ブラウンの仕込みアイシャドウでたるんだまぶたをすっきり!
ブラウンの仕込みアイシャドウと、アイラインの引き方のコツを押さえて、たるんだまぶたをスッキリ見せる!

たるんだまぶたをすっきり見せるアイメイクアイテム2点

たるんだまぶたをすっきり見せるアイシャドウの塗り方&アイラインの引き方プロセス3
1.ブラウンのアイシャドウで陰影をつける


ブラシにブラウンのアイシャドウ(SUQQU・右下)をとり、アイホールよりやや広めに広げて、まぶたに影を仕込み、奥行きを出します。
2.ニュアンスカラーを重ねる

ありがちなブラウンメイクで終わらせないために、上にニュアンスカラーを重ねます。指にミントグリーンのアイシャドウ(SUQQU・左上)をとり、ブラウンシャドウのやや内側にオン。ポンポンと軽く置くようにのせるのがコツ。
3.目の際にアイラインを

まぶたを指で引き上げ、皮膚がピンと張った状態でリキッドアイライナー(クレ・ド・ポー ボーテ)でアイラインを。目尻を少し跳ね上げて、リフトアップ効果を目ざして。
完成!仕込みアイシャドウとはね上げラインで、すっきりとした目元に!

「まぶたのたるみ」を解消!仕込みアイシャドウ&アイラインの引き方テクニック
- TEXT :
- Precious.jp編集部