2018年12月1日、NHKや民放では本格的に4K、8Kなどの解像度の高いBSテレビ放送をスタート。2019年のラグビーワールドカップ、2021年開催予定の東京オリンピックと、スポーツの祭典が次々と開催される日本。緻密で迫力のある大画面で、プロフェッショナルの華麗で力強い試合や演技を観る準備、整いましたか?
薄型テレビを使っていても、すでに何年も経過している、という方は、ちょうどいい買い替え時です。そこで本記事では、国内外のクオリティに定評のあるブランドの、液晶テレビ、有機ELテレビを順にご紹介します。
おすすめ高級液晶テレビ
SONY(ソニー) BRAVIA 4K 高級液晶テレビ 9500H
「BRAVIA(ブラビア)」は2005年より展開されている、ソニーのデジタルハイビジョンテレビのブランド名。
ご紹介する9500Hは、ブラビア史上最高の映像処理性能・パネル制御技術を搭載し、映像制作プロが推奨するほどの画質で映像が観られる、フラグシップモデルです。ソニー独自の高画質技術の連携により、まばゆいほどの輝きと圧倒的なコントラスト表現を実現。さらに、「X-Wide Angle」搭載で、斜めから見ても正面視同等の高画質で楽しむことができます。
究極の高画質を実現する、次世代高画質プロセッサーX1 Ultimate(エックスワン アルティメット)が搭載され、テレビ放送だけでなく、ネット動画サービスも美しく見ることができます。また、ソニーのテレビの特徴としてUSB端子を3つ備えるなど、外部機器との拡張性に優れているのもポイントです。
SHARP(シャープ) AQUOS 8K 高級液晶テレビ 8T-C70CX1
AQUOS (アクオス)は、シャープの液晶テレビ・スマートフォン・タブレットなどに用いられるブランド。大人の女性には「吉永小百合さんが出演していた優美で美しいCMのテレビ」という印象が強いのではないでしょうか。静謐な森が水面に映るシーンと吉永さんを撮影したCM、ご記憶にある方も多いのでは? ちなみにそのロケ地、長野県「御射鹿池(みしゃかいけ)」は、このCM効果で一躍有名な観光スポットになったそう。
そんなアクオスの、現時点での最高画質(約3,300万画素!)を誇る70型テレビがこちら、「8T-C70CX1」です。8Kチューナーを搭載し、新・画像処理エンジン「Medalist Z1」により、地上デジタル放送から新8K衛星放送まで、高画質で楽しめる液晶テレビです。
スタジアムの歓声の拡がりを再現した「WIDE-AREA SOUND SYSTEM」の搭載や、音の奥行き感・明瞭度を実現する「Eilex PRISM」など、臨場感あふれる高音質設計も魅力です。
東芝(TOSHIBA) REGZA 4K 高級液晶テレビ 55Z740X
REGZA(レグザ)は、東芝が2006年より世界展開している液晶テレビのブランド名(現在では東芝映像ソリューションという別会社が開発・販売)。液晶テレビにハードディスクが内蔵されたモデルが「テレビ番組が外部機器の設定いらずで撮れる」と、その手軽さでHITしたことで知られています。
その「観たい番組が何とかなる」機能は健在・進化しており、番組のブルーレイディスクへのダビング、直近で放送されたテレビ番組をさかのぼって見ることができるタイムシフトリンク機能などが供えられ、何かと多忙な女性の”時間の手助け”をしてくれます。
ご紹介する55型「55Z740X」は、高いビット精度の映像信号処理によって、滑らかなグラデーションや細かいディティールを表情豊かに描きます。
細かい絵柄、平坦な絵柄など、ブロックごとの映像の種類を検知し、絵柄に応じた最適な復元処理を実施。ノイズを抑えながら、4K放送本来の美しさを再現してくれます。臨場感あふれる迫真の重低音も魅力で、4K放送をさらにリアルなサウンドで楽しむことができます。
三菱(MITSUBISHI) REAL 4K 高級液晶テレビ LCD-A50RA2000
女優・杏さんとオードリー若林正恭さんのテレビCMでもおなじみなのが、三菱のテレビ「REAL(リアル)」シリーズ。このテレビ、キャッチコピーを「録画テレビ」としているだけあって、テレビ1台での録画機能が秀逸。ご紹介する50型テレビ「LCD-A50RA2000」は、4K衛星放送チューナーとUltra HD ブルーレイレコーダーを内蔵しているタイプです。
新4K衛星放送のチューナーが内蔵されているので、別でチューナーを接続することなく、新4K衛星放送が1台で楽しめる「場所を圧迫しない」設計は、テレビ関係の機器やコード類を増やしたくない女性にうってつけ。
また、見たい番組をたっぷり録画できる、大容量2TBのハードディスクまで内蔵されています。
映像においても、黒色が締まるパネルとノイズを低減する機能のおかげで、高コントラストで美しい映像表現が可能に。音質も高く、ツイーター・ウーハーともにカーボンナノチューブ配合のNCVスピーカーを搭載し、中高域から低音まで美しい音を再生してくれます。
おすすめ高級有機ELテレビ
そもそも、有機ELとはなんでしょうか? 通常の液晶テレビとは何が異なるのでしょうか?
有機ELは、有機エレクトロルミネセンスの略で
「ジアミン類などの有機物に電圧を加えると発光する現象。また、その技術あるいは発光体のこと。低電力で高輝度の発光が得られるなどの利点があり、携帯電話やデジタルオーディオプレーヤーなどの表示部に使用され、液晶テレビやプラズマテレビに代わる次世代の薄型テレビ、照明機器などの材料として期待されている」(大辞泉より)
とのこと。私たちへのメリットとしては、まず省電力が言えそう。ほかにも、これまでの液晶テレビよりも「画面の反応スピードが速くなる」「パネルを薄くつくれる」「輝度が高いため、暗色を美しく出せる」といったメリットが考えられます。
SONY(ソニー) BRAVIA 4K 高級有機ELテレビ KJ-77A9G
この77v型「KJ-77A9G」は、ブラビアの有機ELテレビの最高峰モデル。「音楽のソニー」独自の「画面そのものから音が出る」技術が搭載され、映画館やコンサートホールで感じられるような臨場感が実現。
有機ELの能力を最大限に引き出した圧倒的な高画質も特徴で、深い黒から高輝度映像まで、高コントラストで忠実に再現。テレビ番組やネット動画など、あらゆるコンテンツを美しく観ることができます。
ちなみに、NetflixやPrime Videoなどのネット動画アプリも高速起動、TV番組へのチャンネル切り替えなども、サクサク操作ができるパフォーマンスを実現。本体にマイクが内蔵されているため、ハンズフリーでコンテンツの検索、再生も可能で、豊富なコンテンツから見たい映像を、美しく快適に楽しむことが可能に。
インテリア面においても、極限まで補足されたベゼル(画面を支える四隅のバー)、正面から見えないスピーカー、薄型化がはかられ、まるで「リビングに画面だけが浮き出ている」ようなスタイリッシュさを実現。特に壁掛けでは壁から約51mm間隔での壁掛けスタイルが可能に。これでさらに、映像への没入感が高まります。
Panasonic(パナソニック) VIERA 4K 高級有機ELテレビ TH-65HZ1000
VIERA(ビエラ)は、Panasonicが2003年より手がけているテレビシリーズ。「プラズマのビエラ」というフレーズ、ご記憶にある方も多いのではないでしょうか?
そんなビエラが有機テレビへと進化、フラッグシップモデルとして登場しているのが「4Kビエラ HZ1000」シリーズです。
有機ELの特徴である暗部での滑らかな表現に加え、明るい部でもさらにディテールの表現がアップ。暗部から明部まで「色の忠実再現」が可能になりました。
また、オーディオ史上に残る発明を成し遂げてきた、Panasonicの音響ブランド「Technics(テクニクス)」と共同開発したスピーカーを搭載。
ウーハーの大容量化と、ウーハーユニット、クアッド・パッシブラジエーターを大型化することで、低音の音圧感を向上。さらにテクニクス製品でも使用される高音質部品を採用することで歪み、ノイズを抑えた上質なサウンドを実現、ライブ映像を見るのに適した、パワフルで繊細な音を体験することができます。
操作性もよく、よく見るチャンネルやネット動画、よく使うアプリをホームに登録できる「かんたんホーム」機能は、使い方はリモコンのホームボタンを押すだけで、あらかじめ登録した項目がテレビ画面下部に表示され、見たいものにすばやくアクセスできる、秀逸な機能。
タレントの名前など、キーワードやジャンルを登録すれば録画番組や動画配信サービスから、今見られるコンテンツを集めて一覧表示ができ、録画予約も簡単です。
また、スマホの専用アプリでネット動画や録画した番組を探して、テレビ画面で見たり、スマホで外出先に録画番組や放送中のテレビが観られたり、場所を選ばずテレビが楽しめる機能が搭載されているのも優秀。忙しい女性の時短につながるテレビなのです。
地震や、子どもが手をかけたり叩くなどの行為をしても、テレビが倒れるのを防いでくれる、独自構造の「転倒防止スタンド」が採用されているため、安心で安全な面も魅力的です。
LGエレクトロニクス 4K 高級有機ELテレビ OLED65WXPJA
1958年に韓国で創業したLGエレクトロニクス。アメリカのホテルに宿泊すると、どのホテルでもLGの液晶テレビが採用されていた、という経験がある方も多いのではないでしょうか? そんな世界的ブランドのLGが生み出す、有機ELテレビの最高峰モデルが65型「OLED65WXPJA」です。
有機ELテレビメーカーとしての世界シェアはNo.1、テレビ用の大型有機ELパネルを量産しているメーカーならではの薄さ、映像美、使いやすさが実現されているのが特徴です。
有機ELの特性を生かした、新次元のスリムデザインを実現。その薄さはなんと約3.9mm! 壁かけテレビにすると、一枚の絵のような圧巻の薄さで、まるで壁の一部が四角く縁取られ、そのまま画面になったような感覚に。
テレビの頭脳部分にAI技術も採用。「ThinQ AI」が、自然な会話での音声認識を実現してくれます。「Google アシスタント」「Alexa」も搭載されているため、声によるさまざまなリクエストにも幅広く応えてくれます。逆にLGのテレビ側から、所有者に対して、その好奇心を満足させる提案も行ってくれるとか。
テレビをONにすると2基のハイトスピーカーが出現。「Dolby Atmos」の効果をいっそう際立たせ、360度くまなく音が移動する未知の感覚を味わう事ができます。また、映像ソースの画質をAIが自動認識し、どんな映像も美しくクリアに表現してくれます。
ちなみに、ホテルのテレビでよく流れている「美しい静止画」を表示するギャラリーモードは、本テレビにも搭載。「TripAdvisor」より季節ごとに更新される、世界的に有名な観光名所が映し出されます。
東芝(TOSHIBA) REGZA 4K 高級有機ELテレビ 65X9400
東芝レグザの「有機EL」最新バージョンが、こちらの「65X9400」。
地デジだけでなく、4K放送やネット動画などを美しく描く独自開発のエンジン「ダブルレグザエンジンCloud PRO」を採用した4K有機ELテレビです。
搭載された「美肌リアライザーPRO」機能が秀逸で、画面にうつる人物の肌色の色飽和を高精度に検出し、階調を再現。顔のハイライト部分の階調をきめ細やかに描き出すことで、肌の質感をよりリアルに表現してくれます。
新開発の大容量バスレフ型ボックス2ウェイスピーカシステムと、総合出力142Wのマルチアンプ方式採用により、クリアな音声を実現しています。放送中の地デジ最大6チャンネルを同時に表示できる「まるごとチャンネル」機能も搭載されています。
もちろん、レグザの特徴である「昨日の番組が観られる、タイムシフトマシン」機能も標準搭載。テレビゲームの高速なレスポンス表現にも長けた一台です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部