週末に、ちょっと日本から離れて旅に出たい! そんなときにぴったりなのが近場の台湾。
台湾への旅に行くなら、ぜひチェックしておきたいのが、独特のスイーツたちです。
今回は、元国際線CAで、ひとり旅を愛する『そうだ、台湾いこう』の著者でもある杉森千紘さんに、台湾スイーツの素朴な感想やおすすめの食べ方など、リアルなところを伺いました。
台湾はスイーツ天国!
台湾は、「スイーツ天国」といわれるくらい、カラフルで種類も豊富なスイーツがいっぱい!
例えば、先日公開されたJALカード「マイル旅」のWEB CMでは、モデルが台北を訪れ、動物の形にアレンジされたマカロンや、タワーのようにイチゴが高く盛られたティラミス、カラフルにトッピングされたスムージーなどを堪能しています。
またInstagramで「#台北スイーツ」のハッシュタグで検索してみると、日本でもトレンドのタピオカミルクティーやマンゴーかき氷、豆花(トウファ)などの定番スイーツがたくさん出てきます。
日本でもすでにブームになっていることもあり、本場の味、ぜひ知りたくなりますよね!
旅好き元CAがリアルにコメント!台湾スイーツのおいしい食べ方
台湾旅が初なら「台湾スイーツといったら、何を食べればいいの?」「このスイーツってどんな味なの?」と素朴な疑問をもつかもしれません。
そこで杉森さんに、いろいろと聞いてみました!
豆花(トウファ)ってどんなもの?よりおいしく食べるには?
「豆花は必ず台湾では食べる、大好きなスイーツです。やわらかい食感と優しい甘さ、大豆由来でスイーツといえども、食べるのにあまり罪悪感が無いところがポイントかと思います。日本人でも食べやすいです。
私はピーナツと紅豆(あずき)のトッピングが好きです。白木耳(白きくらげ)やタピオカ、黒糖シロップを選択すると、よりリッチでボリューミーなビジュアルになると思います」(杉森さん)
台湾のミルクティーをおいしく飲むには?
台湾といえばミルクティー! スイーツに入るのかはわかりませんが、タピオカ入りミルクティーが日本でもブームになり、本場の味は気になるところ。
杉森さんは、台北にある「樺達奶茶」というお店のミルクティーについて次のように話します。
「このお店には、ほかのお店のミルクティーと少し違う、プーアル茶が多めに入っている、紅茶と牛乳のミルクティーがあります。お茶の味がしっかりしていて、牛乳だけでつくるミルクティーのような濃厚さや甘ったるさがないんです。サッパリとごくごく飲めるミルクティーで、とても気に入りました」(杉森さん)
杉森さんによると、台湾ではミルクティーに限らず、ジュースやお茶の屋台やショップが数多くあり、街にはそうしたドリンクを持ち歩いている人が多くいるそうです。
「どこのお店の、どこのメニューが好きか、自分好みを探すのも楽しいです。甘さや氷の量が選べるなど、選択肢が多く、カスタマイズできる店が多いところは、台湾のドリンクがとても好きな理由のひとつです」(杉森さん)
パイナップルケーキのおすすめメーカーは?
また、台湾土産の定番といえば、パイナップルケーキ。食べたことがないと、ちょっとこわごわ。杉森さんも、当初は「絶対好きじゃないな」と買う予定もなかったそうですが、台北にある「李製餅家」というお店で1個食べたところ、気に入って12個も買ったとか。
一体、どんな味がするのでしょう? また、メーカーによって味は違うのでしょうか?
「パイナップルケーキは、バターの効いたクッキー生地の中に、パイナップルや冬瓜の甘酸っぱい餡が入っているお菓子です。
私は台中にある『俊美』のパイナップルケーキが1番好みです。生地の風味がとてもリッチで、餡も甘すぎないので。そのほか、台北で人気の永康街の外れにある『手天品社區食坊』のものは100%自然食材でつくられており、素朴な味わいが特徴で、こだわりのあるお土産にいいと思います。
リッチなものであれば『ホテルオークラプレステージ台北』のベーカリーで売られているものが、パッケージも美しいのでおすすめです。
ショップによって生地も中身も味も違いますので、食べ比べてみると面白いと思います。生地もほろほろしたもの、しっとりしたものなどがありますし、餡も繊維質の硬めタイプやねっとりしたものなどさまざまです」(杉森さん)
台湾スイーツで苦手なものはある?
ちなみに、台湾のスイーツで正直、苦手、日本人の口に合わないというものはあるのでしょうか?
「台湾のスイーツで日本人の口に合わないというのは少なく、私自身、苦手なものはありません。ただ、コンビニのお茶がどれも甘かったりするので、それは苦手ですね。
また食べたことはないのですが、漢方系の仙草ゼリーなどはつい避けてしまいます。ただ、美容意識の高い人や苦味が大丈夫な人にはいいと思います」(杉森さん)
今回ご紹介したのは、数ある台湾スイーツのうちのほんの一部ですが、ひとつのスイーツでも、各店でいろんな味が楽しめるのは、台湾の大きな魅力であることがわかりました。
今度の週末やお休みの日には、ぜひ台湾スイーツを堪能しに出かけてみてはいかがでしょうか?
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 石原亜香利