リビングなどの空間を広く取ったインテリアが主流となり、バリアフリー化も進み、ロボット掃除機が活躍できる環境が整ったこと、共働き世帯が増加していることなどから、日本の家庭に急速に普及が進んでいる「ロボット掃除機」。食洗器や洗濯乾燥機などと並んで、忙しい大人の女性に「なくてはならない時短家電」となっていますよね。
「ロボット掃除機が通る道をクリアするために、こまめに部屋の片付けをしている」という、結果的に良い”主従逆転現象”も起きているという話も耳にしますが、皆さんのご家庭では、どのようにされていますか?
Precious.jpでは、現在主流となっているロボット掃除機を、主要メーカーから1種類ずつご紹介します。今後、購入を考えている方の、比較検討材料になれば幸いです。
拭き掃除機能搭載の高級ロボット掃除機「ILIFE」
アイライフ(ILIFE)高級ロボット掃除機 ILIFE V5s
水拭きと、ホコリ集め。一台で2種類(吸い込み掃除機能、水拭き掃除機能)の掃除モードを選ぶことができる、一石二鳥なロボット掃除機が「ILIFE V5s」です。大容量なウォータータンクとダストボックスが搭載され、大容量リチウムイオン電池によって、最大120分間の連続使用ができるなど、1台で安心して任せられるタフさを誇ります。
「自動掃除、スポット掃除、エッジ掃除、予約掃除」と、便利な四つの掃除モードが魅力で、事前に予約時間を設定することで、掃除時間の予約設定が可能。バッテリー残量が少なくなると、自動で充電ドックに戻ります。
また、モップにはマイクロファイバー素材が使われており、効率的に床の水拭き掃除をすることが可能に。高低差も感知できるため、段差の縁までいくと自動的にバックするなど、初期のロボット掃除機によくあった落下⇒停止を防ぎます。
カーペットなどの段差も問題なく掃除可能、また家具などの障害物を感知し、衝突を防いでくれるため、大事な家具が傷つく恐れも軽減されます。
一人暮らしにおすすめ!高級ロボット掃除機
アイロボット(iRobot)高級ロボット掃除機 Roomba(ルンバ) i7
ロボット掃除機を一躍有名にした、世界的ブランド「ルンバ」。製造しているiRobot社の「地雷探知技術」が発展し、細やかな小回りの利くお掃除ロボットの礎となった、というエピソードは、あまりにも有名ですよね。
そんなルンバの最新・最上位モデルがこの「i7」(2019年2月発売)。部屋の状況を学習して、記憶するので、リビングからキッチンへのルート等も賢く判断。どの部屋をいつ掃除するかもコントロール可能で、各部屋に最適なパターンの清掃を行ってくれます。
ルンバ独自の技術「3段階クリーニングシステム」が搭載され、フローリングや和室など、あらゆる床材の微細なチリやホコリ、髪の毛、ペットの毛、ハウスダストを取り除いてくれます。
椅子の足回りもブラシが沿うようにお掃除、壁際のごみもかきだす、薄型モデルのため高さ10㎝の隙間なら入り込んでお掃除、床に沿っているコードの絡まりも自動的に解消してくれるなど、至れり尽くせりの機能が搭載されているのは、さすがです。
ゴミ捨て・手入れの簡単さも特筆ポイント。なんと「i7」の発展モデル「i7+」(2019年3月発売)には「自動ごみ収集」機能の付いたクリーンベースが付属しており、充電とごみの排出を自動で行ってくれます。
アイロボット(iRobot)高級ロボット掃除機 Roomba(ルンバ) i7+
フォアベルク(Vorwerk)高級ロボット掃除機 コーボルトVR300
1883年にドイツで創業、カーペット自体とカーペットを製造する機械の両方を手掛けてきた、ドイツの掃除機トップメーカー「VORWERK(フォアベルク)」。現在では掃除機だけでなく、万能調理器サーモミックスなど、さまざまな家電を製作する、ドイツを代表する家電メーカーのひとつです。
そんなカーペットの性質を知り尽くしたフォアベルクが手掛けるロボット掃除機が、「コーボルトVR300」です。ボタンを押し、待つだけで部屋をきれいに掃除してくれるという、シンプルな操作性が売りで、タイマーをセットすれば、出かけている間にロボットが代わりにお掃除してくれます。
ドイツの先進デザインとレーザーナビゲーションシステムほか、革新的な機能を搭載。専用アプリをダウンロードすると、お掃除時間のタイマー設定、部屋のなかの進入禁止エリアの設定、掃除の状況や結果の詳細をフィードバックを受けられる、などのメリットがあります。
パナソニック(Panasonic)高級ロボット掃除機 RULO(ルーロ) MC-RSF1000
ほかのロボット掃除機とは一線を画す「三角形」が印象的なパナソニックの「ルーロ」。
この形状の理由は、部屋の隅、壁際、家具のキワといった「最もホコリが残るポイント」の掃除をしっかりとするためのもの。部屋の隅までブラシが入り込み、本体を左右に振りながら、しっかりとゴミをかき出すことができます。
走行した軌跡をマッピングすることで、部屋の間取りを学習。ゴミの多い壁ぎわ・隅から、ラウンド走行でしっかり掃除し、外周が終わるとルート走行で部屋の中を塗りつぶしながら効率よく掃除します。
さらに、クリーンセンサーでゴミの量を検知し、ゴミの量に応じて動作を制御。キレイになるまで同じ場所を往復し、しっかり掃除。スマートフォン専用アプリ「RULOナビ」で、外出先からの遠隔操作も可能です。
すばやく間取りや障害物の場所を正確に把握する「360°レーザーセンサー」により、掃除の完遂性能が従来よりも向上しています。
日立(HITACHI)高級ロボット掃除機 minimaru(ミニマル) RV-EX20
家電としての「小ささ」が優れているのが、日立の「ミニマル」。本体の高さ9.2cm、幅25cmというコンパクトボディのおかげで、テーブルの脚周りやソファの下、お部屋の隅にも入り込み、掃除しにくい場所を掃除してくれるという大きなメリットがあります。
専用スマホアプリを使い、掃除の予約や履歴確認も簡単に行うことができます。Google EchoやAmazon Alexaなどのスマートスピーカーでの音声操作にも対応しています。また、充電台に戻ると自動でごみの圧縮や、回転ブラシのクリーニングを行う機能や、10分おきに、ペットの毛をクリーニングしながら掃除する「ペット運転」、運転音を抑えて掃除をしてくれる「夜家事運転」など、ユニークでありがたい機能も特徴的です。
ダイソン(Dyson)高級サイクロン式ロボット掃除機 360 Heurist
掃除機の「吸引力」といえば思い出すのが、英国生まれのダイソン。その2019年最新モデル「Dyson 360 Heurist ロボット掃除機」は、掃除しながら部屋のマップを記録し、最新情報にアップデートしていくことで様々な部屋に適応していきます。
掃除の開始時に現在位置を認識して、メモリー内の該当するマップを選択することにより、最適な掃除方法を判断。また、他の多くのロボット掃除機の様に、周囲のゴミを掻き集めるためにサイドブラシに頼りません。
ブラシバーと吸引口が機体の全幅と同じ長さに設計されているため、一度通過するだけで効率的に、かつ確実にゴミを取り除くため、同じ場所を繰り返し掃除する必要がありません。また、LED照射ライト機能によって、暗い室内でも的確に掃除をしてくれるのがユニーク。
スマートフォンアプリによる操作やスケジュール設定、自宅のマップ設定などを行え、より効率的に掃除をすることができます。
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- Precious.jp編集部