毎日を楽に過ごせるアンダーウェアが次々と発売される昨今。パッドが付いており、ブラジャーを使用せずともバストを保護してくれるブラトップ系のアンダーウェアを着用しているという人も多いのではないでしょうか? しかし、実はその楽さがバストのハリを損なわせてしまう原因になることも!

加齢によるバストの下垂が気になってきた時にこそ、しっかりと自分のバストにあった下着選びをすることが重要です。

今回は、芸能人を始め多くの女性のバストケアをサポートする育乳サロン「M-STYLE」の神長 アイリーン ミシェルさんにバストのハリを保つために重要な、正しい下着の選び方についてお聞きしました!

神長 アイリーン ミシェルさん
美容家
(かみなが あいりーん みしぇる)1983年生まれ。フェイシャルやボディなどトータルエステの技術も持ち、自身のコンプレックスをばねに研究を重ね「アイリーン式育乳マッサージ」を開発。大物芸能人や多くの著名人にもファンが多く<バストの女神>と称される。
M-STYLE

下着の選び方は年代によって変わるものではない!

バストの質が変化すると下着選びも変わる?

--神長さん、これまでバストに効く食べ物マッサージ方法などをお聞きしてきましたが、今回は下着選びについてお話しいただければと思います! 早速なのですが、最近カップのついたベアトップやキャミソールがたくさん販売されていますよね。育乳という観点から見るとこういった下着はどうなのでしょうか?

神長 アイリーン ミシェルさん(以下、神長)「ブラトップ系のアンダーウェアは締め付けもなく楽ですよね。実際に私もいくつか持っています。ただ、バストアップや育乳という観点から見ると、やはりホールド感が弱く楽な分、バストの下垂を促進してしまうという部分があるのが否定できません。ホールドされず、バストに重力がかかるヌーブラなどにも同じことが言えますね」

--年齢によって下着の選び方が変わる、ということはありますか?

神長「たしかに、20歳前後と40歳前後の女性ではそもそも肌質も違ってきますし、バストに対する悩みも違います。ただ、こと下着選びに関して言えば年代によって変わるものではないですね。

これは先ほど話したブラトップ系を着用することにも同じことが言えます。20代の女性でも、そういったものを着用し続けることでバストの下垂が起こるということは十分にありますし、実際に私のサロンにも若い人でそのような悩みを持って来られるお客様は多いですよ」

重要なのは下着のフィッティング!

重要なのは「サイズを把握すること」ではなかった!?

--それでは実際に下着を選ぶ際、気をつけるべきことはありますか?

神長「まず下着を選ぶ際、多くの人がサイズを測ってその上で、そのサイズ通りの下着を購入することが多いと思うのですが、『自分はこのサイズだから』と決めつけることなく、必ずフィッティングして購入することをおすすめします」

--たしかに、自分のサイズを把握していればフィッティングせずに購入してしまうという人も多いですよね。

神長「そうですね。必ずフィッティングして欲しいというのも、下着の形状やサイズ感はメーカーによって様々であるという点と、そもそもそのサイズが間違っている可能性があるという点にあります」

--測ってもらったサイズが間違っている、ということがあるのですね!

神長「下着を着用する際、多くの人がしっかり脇肉などをカップの中に入れていわゆるバストメイクをすると思うのですが、重要なのはそのバストメイクをした状態なのですよね。

『バストが小さいから自分はAカップでも隙間ができてしまう』という人は、そもそもワイヤーがバストの上に乗っかってしまい、上手にバストメイクができていないだけ、という可能性があるのです。

フィッティングしてみたら実はCカップの下着の方が合っていた!なんてことも多いですよ。自分のバストのサイズを決めつけずに、あらゆるサイズ、形状の下着をフィッティングしてみて購入することが大切です」

下着選びで見るポイントは3つ!

3つのポイントを意識するだけでバストは変わる!

--実際にフィッティングする際に、見るべきポイントはあるのでしょうか?

神長「大きく分けて、ワイヤーの形、脇部分のワイヤー、肩紐の3つです。

1つずつ説明していきますね」

■ポイント1:ワイヤーの形

神長「最近、締め付け感が気になるという人のために、L字型のワイヤーを使って左右の間を開けた下着などが販売されていますが、そうなると谷間部分がホールドされず、谷間のあたりに下垂が起こってしまいます。これだと正面から見てバストの下部分が平らな形になってしまうのです。

ワイヤーの形はしっかりとU字型で、さらに谷間部分の左右のワイヤーの間隔が狭いものがおすすめです」

--谷間部分のワイヤーが当たって痛い、という人はどうすれば良いのでしょうか?

神長「そもそも、ワイヤーの間隔が狭いものでも、しっかりとバストの形に合った下着を着けていれば痛いと感じることはないと思いますね。やはりその部分もフィッティングをしてみることで見極めると良いですね。

あとは正面から見たときの体の幅と、左右のワイヤーの幅が合っているものを選ぶことが大切です。合っていないと、ワイヤーがバストの上に乗ってしまって間違ったサイズを買ってしまうということが起こってしまいます」

■ポイント2:脇部分のワイヤー

神長「下着は脇の下にも一本ワイヤーが入っていますが、このワイヤーの縦の長さがあるものが良いですね。これは、しっかりとバストをホールドした状態で固定してくれるかどうかという部分に関わってきます。

脇部分のワイヤーに長さがないと、どうしてもバスト全体のホールド感は弱くなってしまいます。

同じように、ホックも3つ付いているものがおすすめですね」

■ポイント3:肩紐

--肩紐に関して、太めのものが良い、という感じでしょうか?

神長「肩ひもに関しては、しっかりと脇の下部分から延びているものを使用する、というのがポイントですね。

デザイン重視のものだとどうしても肩紐の取り付け部分が内側寄りにあって、脇の下から間が空いてしまいます。そういった下着を選ぶことで、バストの脂肪が脇に逃げてしまい、徐々に二の腕の脂肪に変わっていってしまうのです。二の腕を太くしてしまう原因になります」

ナイトブラの選び方は?

サイズ展開の少ないナイトブラ、上手な選び方は?

--就寝時は下着を身につけないという人も多いですが、やはり寝ている時でも下着の着用はおすすめですか?

神長「そうですね、成長過程であればそれでもOKなのですが……。下垂やハリの低下を招きたくないのであれば、就寝時はナイトブラの着用はするべきです。

血流を妨げないよう、きつくなく、ゆるくなく、谷間ができる程度のものが良いですね」

--しかし、ナイトブラはサイズ展開がそこまで豊富ではない分MだときついLだとゆるい、というようなことが起こりがちですよね。

神長「そうですね。そこでいわゆるナイトブラというものではなく、スポーツブラをナイトブラとして使う、という方法がおすすめですね!

スポーツブラは、実際にスポーツをするという人以外はあまり馴染みがないと思うのですが、サイズ展開も豊富で、普通の人が昼間に着用している下着に比べてグッと締め付け感も抑えられます。

もちろん、スポーツブラを選ぶ際もしっかりとフィッティングは行ってくださいね」

 

すでに自分のサイズを把握していると「思っている」からこそ、何気なく終わらせてしまいがちな下着選び。その「分かっているつもり」がバストの下垂やハリの低下を招いている可能性大!

正しい知識のもと、正しく下着を選ぶことはバストのハリを取り戻す第一歩です。必ずフィッティングを行い、自分のバストの形に合った下着選びを心がけてみましょう。

この記事の執筆者
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EDIT&WRITING :
Rina Onodera