ちょっとうつむくだけであごの下の肉がもたつき、横から見ると完全に二重あご…。若いころはなかったはずだし、太ったわけではないのになぜこんなにタプタプとなってしまったのか…、とがっかりしていませんか? 

それは舌の筋肉の衰えが原因。あご下に舌を動かすための「舌骨筋群(ぜっこつきんぐん)」という筋肉の集まりがあるのですが、加齢とともに衰えてしまいます。すると血液やリンパの流れが滞ってむくみがおこり、もったりとした二重あごに…。

実は日本語の発音では、この舌の筋肉があまり使われないこともあり、意識して動かさないと劣化しやすいのだとか。二重あごが気になる人は、トレーニング感覚で村木さんのメソッドを実践してみて。

「舌骨筋群」とあご下のリンパ節=「おとがいリンパ節」にアプローチし、あご下に溜まった老廃物を流しすのが目的。二重あごがすっきりしますよ。

村木宏衣さん
アンチエイジングデザイナー
((むらきひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」美容メソッドを確立。現在は「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。著書に『一生劣化せず今すぐ若返る 整筋・顔体大全』(日経BP社)など多数あり。
体験者:山本みらいさん
読者モデル(38歳・会社経営)
「普段の会話ではこんな風に舌を動かすことはないですよね。このメソッドは舌の筋肉をしっかりと動かしている実感があります。声を出さなくてもいいので、二重あごの予防とフェースラインの引き上げのためにこまめに実践したいと思います」

 タプタプ二重あごがすっきり。舌を動かしてあご下を引き締めるメソッド

■Step1:カギ形に曲げた人さし指を使う

人さし指をカギ形に曲げて、第一関節から第二関節の平らな部分を使います。

人差し指をカギ形に曲げた手
舌骨筋群とあご下のリンパ節の両方に圧をかけたいので、平らな面で幅広く圧をかけます。

■Step2:あご先の骨から2㎝内側に圧をかける

あご先の骨から2㎝ほど内側の骨の際に、グッと入り込むくぼみがあるので、Step1でつくったカギ形に曲げた人さし指で圧をかけます。

指をあご下に当てている女性
これによって舌骨筋群に負荷がかかります。舌の筋肉をしっかりトレーニングできて、二重あご解消効果が高まる重要ポイント。

■Step3:英語の巻き舌のようにして「ら・り・る・れ・ろ」と発音

Step2のようにあご下に指で圧をかけたまま、英語のRの発音のように、巻き舌で「ら・り・る・れ・ろ」と大きく口を動かす。これを5回繰り返す。

「らりるれろ」と発音している女性
舌を根元からしっかりと動かすことが大事なので、なるべく大きく口を動かしましょう。声は出さなくてもOK。

【まとめ|タプタプ二重あごがすっきり。舌を動かしてあご下を引き締めるメソッド4か条】
1.太らなくても二重あごになるのは、舌の筋肉の衰えが原因。
2.舌を大きく動かすことで、舌の筋肉を鍛えて、溜まった老廃物を流すことができる。
3.英語のRの発音をイメージして「ら・り・る・れ・ろ」と発音すると舌の筋肉のトレーニングに。
4.人さし指であご下に圧をかけて、舌を動かす筋肉=舌骨筋群に負荷をかけると効果的。

以上、タプタプ二重あごがすっきり。舌を動かしてあご下を引き締めるメソッドを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

6月のテーマは、年齢とともにゆるんだフェイス&ボディの「引き締め」で、次回は6月8日の更新です。お楽しみに!

この記事の執筆者
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PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子