南太平洋のほぼ真ん中、333の島々からなるフィジー。訪れた人が口をそろえていうのが、この国の人々の良さ。目があえば、「ブラッ(こんにちは)!」とこぼれんばかりの笑顔で挨拶をし、いつも何やら楽しそう。
実は「世界幸福度調査2018」でフィジーは1位、直近の4年間で3度も1位を獲得しています。世界的に幸福度が下がってきている現状で、上昇しているシアワセな国でもあるのです。
そんなフィジーへは、復活して1年を迎える成田からの直行便で約9時間。遥かなる南洋のイメージながら、意外と近い楽園です。
今回ご紹介するシックスセンシズ フィジーは、2018年4月にオープン。国際空港のあるビチレブ島の西、ママヌザ諸島のマロロ島に位置し、デナラウマリーナから専用ボートに乗って約40分で到着です。
伝統文化を映し出す、エレガントな独立型ヴィラが24棟
メガヨットで訪れるセレブゲストにも対応できるよう、ふたつのマリーナをもつシックスセンシズ フィジー。客室は、24棟の独立型のブレ(ヴィラ)があります。
各戸はウッドをふんだんに使い、ブラウンやベージュを基調にレンガ色をアクセントにしたエキゾチックなテイスト。これはフィジーの伝統的な布、タパクロスに使われる色彩で、モチーフパターンも室内の随所に取り入れられています。
ヤシの葉葺き屋根のヴィラは110平方メートルのゆったりとした間取りで、全室プライベートプール付き。日替わりでココナッツチョコレートやクッキーなどのホームメイドのお菓子が届くのも楽しみです。
また、2~5寝室ある60棟のレジデンスもあり、こちらはキッチン付き。別荘感覚で滞在ができます。
自分のカラダをスキャンしてコンディションをチェック!
シックスセンシズといえば、ウェルネスに特化したリゾートブランド。ここフィジーではメインエリアから少し離れた場所に「ウェルネスビレッジ」が展開しています。熱帯雨林に囲まれたエリアに、4棟のトリートメントブレ(ルーム)、フィットネスセンター、プール、リラクゼーションエリアなどがあり、まるでひと昔前の村落のよう。
今後、他のシックスセンシズでも取り入れていくという、ユニークな体験は「ウェルネス・スクリーニング」。これは全身をスキャンした結果を元に、専門家がライフスタイルについてのアドバイスや、滞在中のウェルネスプログラム・食事・睡眠についてのサポートが受けるというもの。
というと、大がかりな検査かと思われますが、手の平と足裏をセンサーのついたプレートの上に置き、バンドを腕に巻き付けたら、あっという間に終了。数秒で自分のカラダの状態がわかります。
また、「アルケミー・バー」というスパのプロダクツを自分で調合してつくる体験もあります。例えば、パパイヤ・シュガー・スクラブなら、パパイヤ、ブラウンシュガー、グレープシードオイルを使用。パパイヤの種を砕き、小さじでオイルを加えるなど、ちょっとした科学実験のよう。
サンゴの保護のお手伝いなど、自然に親しむアクティビティー
アクティビティーはサーフアカデミーやローカルの村訪問、クッキングやミクソロジー(新鮮な野菜やフルーツ、スパイスなどとお酒を組み合わせ、さまざまな技法を取り入れてつくりあげるカクテル)教室など、バラエティー豊か。もちろん何もしないで、ひたすら美しい海を眺めているのも、贅沢な時間です。
もしスノーケラーやダイバーならば、サンゴ礁を守るプロジェクトのお手伝いをしてみてはいかがでしょう? カキの養殖のようにサンゴの欠片をいくつも吊るした、いわば“サンゴの保育所”を掃除したり、移植したり。数年後、サンゴの成長を確認しにリゾートへ再訪する楽しみも生まれます。
シックスセンシズ フィジーでも、他のプロパティ同様、星空の下の映画鑑賞「シネマ・アンダー・ザ・スターズ」や、トロピカルなフレーバーのアイスクリーム食べ放題コーナーなどを用意。子供心に帰って、ワクワクする体験が待っています。
問い合わせ先
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シックスセンシズ フィジー
TEL:+679-666-5028 - 料金/ハイダウェイ・プールヴィラ FJD1,890~/泊、ビーチフロントプールヴィラ FJD2,655~/泊(1FJD=50.67円 ※2019年7月10日現在)
- 住所/Malolo Island, Fiji
- 日本からの予約 TEL:0120-921-324
- そのほかの問い合わせ japan@sixsenses.com
- TEXT :
- 古関千恵子さん ビーチライター
公式サイト:古関千恵子ホームぺージ
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- WRITING :
- 古関千恵子
- EDIT :
- 安念美和子