「運動選手」は外来語で「アスリート」、では「雪辱」を意味する、いまや定番の外来語は何?
他国の言語から借用し、日本語と同じような感覚で使用するようになった言葉を「外来語」と言いますね。現代の私たちの生活には、もはや日本語よりも外来語で表現するほうが自然になった言葉も、たくさん存在します。
たとえば…
「駅前に最近オープンしたお店、ワインのおつまみがすごくおいしいんですって!」
この会話文に使用されている外来語を、すべて純粋な日本語にすると
「駅前に最近開店したお店、ぶどう酒のおつまみがすごくおいしいんですって!」
となります。なんだかしっくりきませんよね?
「開店」はやや文語的?という程度ですが、「ぶどう酒」に至っては、おっしゃった方がよほどご年配でない限りは「独自のこだわりをお持ちの、ちょっと難しい方なのかしら?」などと、警戒心を持たせてしまいそうな言い回しですよね。ぶどう酒とワインに大きな差がある、別物だ!という主張をお持ちのような…。
こうした言語感覚はデータにも現れており、文化庁の平成27年度『国語に関する世論調査』によれば、日常用語で主に使用する言葉として、
「開店」が39.4%、「オープン」が35.2%…とほぼ横並びなのに対し、「ぶどう酒」は10.3%、「ワイン」は82.5%
という結果が出ています。
…という日常語の感覚はさておき、非常によく使用している外来語が、どんな日本語と対応しているのかわからない、というのは、大人としてちょっと問題ですよね?
Respect(尊敬される)女性でいられるように、Shame(残念な)女性にならないために、今回はまず、気になる外来語についておさらいします。
というわけで、クイズです。
【問題1】
前述の平成27年度の文化庁の調査に、「文化・スポーツ用語」として、日本語「雪辱」に対応する外来語として載っている、カタカナ四文字の言葉は何でしょうか?
※即答できない、という方は、スクロールしてヒントをご覧くださいね。
ヒント1:「雪辱」は「せつじょく」と読みます。その意味は、「以前受けた恥を、やり返して消し去る」。
ヒント2:『国語に関する世論調査』(平成27年度)で、日本人が「よく使うほうの言葉」として選んだ率は 「雪辱」…21.4% 、「○○○○(正解の言葉)」…61.4% です!
それでは、雪辱と同じ意味のカタカナ言葉をお答えくださいませ。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:文化庁「国語に関する世論調査」(平成22年)/(平成27年)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱