正解は… リベンジ です!
外来語「リベンジ」の元の英語「revenge」です。意味は、「A:(スポーツなどの)雪辱。B:復讐・報復」になります。
「雪辱」が、一度は負けた強敵と正々堂々と戦った上で、晴れて勝つ…というような清々しいイメージなのに対し、「復讐・報復」は、逆恨みなどのダークなニュアンスで使用することが多いですね。
英語「revenge」は清濁両方の意味を兼ねた「仕返し」ですが、日本での外来語「リベンジ」は、やはり「雪辱」がしっくりくる気がします。
スポーツ中継でアナウンサーが「○○チームがリベンジを成し遂げました!」と讃えたり、チームリーダーが「さあ!今回こそリベンジだ!」と部員を鼓舞したりする時に使用するイメージですよね。
「雪」には「洗い清める」「雪(そそ)ぐ」「すすぐ」という意味があり、「辱(はずかし)めを雪(そそ)ぐ」を意味する「雪辱」という言葉の構成は、雪の真っ白なイメージとも相まって、日本的な武士道やスポーツマンシップを連想させます。
…というところで、もう一問、クイズです。
【問題2】
「雪辱」を含む慣用句として正しいのは、以下のどちらでしょうか?
1:雪辱を晴らす
2:雪辱を果たす
こちらを間違えると、ちょっとShameですよ!…わかりますか?
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:文化庁「国語に関する世論調査」(平成22年)/(平成27年)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱