正解は… 頻(しき)り です。
「頻度」の「頻」で「頻(しき)り」、意味を考えると納得ですが、意外と読めなかった方も多いのでは?
漢字の読みには「正解を見れば思い出せるけど、盲点になって思い出せなかった」というパターンも多いですから、時々、こうして復習しておきましょうね。
さてこの「頻り」という表現、もとは「頻(しき)る」という動詞が先にあり、その連用形が「頻り」なのだとか。「仕切る」ならわかりますが、「頻る」ってどんな意味なの?と疑問ですよね?
しかし、使用例を探してみると、納得できました。
「雨が降り頻(しき)る」
…なるほど!ですよね。意味はもちろん「しきりに続く」です。
さて、頻度に関する日本語については、文化庁の調査でも、カン違いしやすい慣用句が取り上げられていました。そちらから2問目を出題します。
【問題2】
「ひっきりなしに続くさま」という意味の慣用句は、以下のどちら?
1:のべつくまなし
2:のべつひまなし
3:のべつまくなし
くま、ひま、まく…どれが正解でしょうか?
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:文化庁「国語に関する世論調査」(平成23年)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱