「心ぶれる」の読み方は? 意味は? 誤記に注意が必要な言葉です!

「心(こころ)がブレる」ではないのです。
「心(こころ)がブレる」ではないのです。

「心」とは、たった4画の漢字ですが、実に趣深い言葉です。

人の大切な内面を意味するとともに、「心臓」など、「中心部」を表現する言葉としても使用されます。こういう漢字は、難読表現もなかなか面白いのです。

今回は「心」という漢字にまつわる、難読語のトリビアをお送りします。かなりの難読と承知の上でも、「心」のついた言葉が読めないと、なぜかShame(残念な)女性になったような気がしてしまいませんか?「心」の難読を制覇して、心晴れやかに胸を張りましょう!

…というところで、まずは、小手調べの、ごく簡単な1問目から。

【問題1】

「心太」という日本語の読み方をお答えください。

難読漢字の例としてよく出る言葉ですので、ご存知の方も多そうですね。「○○○○○」と、読み仮名5文字です。
難読漢字の例としてよく出る言葉ですので、ご存知の方も多そうですね。「○○○○○」と、読み仮名5文字です。

※即答できない方は、スクロールしてヒントをご覧ください。

ヒント1:今の時期(11月)には、かなり季節外れの食べ物です。

ヒント2:ツルツルと透明な、海草を使った食べ物です。

さて、正解は?

 

 

 

 

 

 

正解は… 心太(ところてん) です。

なぜこの字で「ところてん」?
なぜこの字で「ところてん」?

この漢字を使用する由来は正確にはわかっていませんが、「太い海草を煮出して、冷やし凝(こご)る」という工程に関係している、という説が有力です。「凝(こご)る」がなまって「心」になったのではないか?という説です。

清涼感のある爽やかな印象の食べ物なのに、「心が太い」と書くのは不思議だな、と思っておりましたが、メンタルではなく物理的な製法からあてたと聞けば、ちょっと疑問が解消されますね。

…というところで、いきなり難易度が上がりますが、2問目です。

【問題2】

「心ぶれる」という日本語の読み方をお答えください。

※即答できない方は、スクロールしてヒントをご覧ください。

「心」の読み仮名は「○○」と2文字です。知らないと、意外な言葉だと思います!
「心」の読み仮名は「○○」と2文字です。知らないと、意外な言葉だと思います!

1:意味は「落ちぶれてみすぼらしくなる」「わびしく思う」などです。

2:使用例:「駅前はにぎやかなのに、一本脇道に入っただけで、こんなに心ぶれた雰囲気になるなんて…」

さて、正解は?

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小出 真朱