眠りに落ちる自分の「リズム」がわかる!新発想のグッズを発見
質のいい睡眠は、日中のパフォーマンスをあげるためにも大事なこと。快眠をサポートする寝具や、部屋の温度や湿度をコントロールする家電、スマホと連携して睡眠時の心拍数や呼吸数が測れるウェアラブルグッズなど、今年は特にさまざまな形の睡眠グッズが登場しています。
なかでも、今回ご紹介する2019年11月に日本へ本格上陸した、フランス発の革新的な睡眠アイテム「ドドー(Dodow)」は、2014年9月よりフランスで発売され、ヨーロッパ、そして米国へと広がり、今では全世界で50万台以上を売り上げています。
ドドーは、近年よく見かけるようになった睡眠アイテムとは一線を画す、ユニークなコンセプトと、開発の背景となった"少し泣ける話"も、注目のポイントなんです。
フランス発・革新的な睡眠アイテム「ドドー(Dodo)」は、自律神経のバランスを回復する「光のメトロノーム」
フランス語で「ドドー(Dodo)」とは、日本語でいうところの「ねんね」のように、赤ちゃんを寝付かせるときに使う、あやし言葉。そこへ、リズムを刻むメトロノームの記号イラストを合わせて「Dodow」というネーミングになったのだそう。一体どんなアイテムなのでしょうか? まずは動画でご確認ください。
開発のキッカケは「失恋の痛手を克服するため」だった…!?
ドドーを世に送り出すのは、若くして成功を収めたフランス人のビジネスマン3人。実はこの3人とも、自身の不眠症に悩んでいたという共通項があり、起業に至っているんです。しかも「彼女にフラれて落ち込んでいた友人同士を励まし合うため」という、なんとも人間味あふれる背景から立ち上がったプロジェクト。ちょっと応援したくなってしまいますよね。
巷にあふれる様々なセルフメディテーションのテクニックを試し、ヨガやフィットネスのメソッド、専門家や医師などのサポートも得ながら不眠症を克服した、ドドーの発案者・アレックス氏が、最もコアであると着目したのが「呼吸を意識すること」。
薬、寝具、テクノロジーなどの外的要因はもとより、まずは呼吸を整えることで、心拍リズムや体内ホルモンの分泌状態を改善し、自然な眠りへと導いてくれる「自律神経のバランス」を回復させることに努めたのだとか。
実際には、呼吸に意識を集中し続けることは簡単にはできず、正しい方法で呼吸ができるまで数か月は要したそうで、そんな経験から同じく不眠症に悩んでいた友人2名と共に、メディテーションのテクニックを使ってうまく眠れるようになる方法を探し始めたのが、ドドー誕生のキッカケ。
最適なプロダクトデザインや呼吸回数を見つけるために、約1年を費やしたといいます。
「私たちの目標は、睡眠という昔からある問題に対する"シンプル・自然・安価・効果的なソリューション"を、睡眠の問題に悩まされる何百万人もの人々に提供することです」(ドドー創業者・アレックス)
最先端の技術で叶える「きわめて原始的な方法」にこそ、根本的な解決策が隠されているのかもしれませんね!
ドドー(Dodo)の使い方を実際に試してみました
■1:充電不要!タッチしてON、自動でスイッチオフ
実際にPrecious.jp編集部メンバーもドドーを使ってみました。電池稼動で充電も不要!シンプルなインテリアとして、お部屋の景観を邪魔しないところもクールです。
本体を枕元に置いてスイッチをオンにすると、小さな青い光の輪が、徐々に大きく天井に映し出されてきます。輪が大きくなる時に息を吸って、輪が小さくなる時に息を吐く、というすごくシンプルな「エクササイズ」をスタート。
■2:「光のメトロノーム」の、子守唄のようなリズムに合わせて呼吸する
大きくなったり小さくなったりする「光のメトロノーム」のリズム間隔は、最初の1分間に11回、最終的に6回の呼吸になるように、また息を吸う時間よりも吐く時間を長くするように設計されています。このリズムに合わせて呼吸を続けると、血圧反射が刺激され、自律神経系のバランスを取り戻すことに役立ってくれるんだそう。
すると、覚醒ホルモンであるコルチゾールやノルアドレナリンの分泌が止まり、代わりに睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌が始まります。やがて覚醒状態ではなく、外部からの刺激にも反応しにくくなります。リラックスした休息状態に入りやすくなるんですね。
まるで子守唄のようなリズムの「光のメトロノーム」に合わせて、ゆっくり呼吸。エクササイズの時間数には、8分モードと20分モードがあるのですが、20分これを続けるのは案外大変。途中で諦めてしまうか、それこそ寝落ちしてしまう、という結果に。
天井で大きさが変わる「光の輪」に意識を向けることは、催眠効果がありそうです。脳を「一定のリズムで呼吸する」という作業に集中させるのが、意外に難しいというのも実感。
ただ、寝る直前まで部屋の灯りをつけっぱなし、スマホをいじりっぱなし、なんて方にとっては、入眠前に雑念を払ういい習慣作りになりそうだなと思いました!
豊富な研究論文や科学的分析データも!
ドドーは、専門医師による監修が行われています。監修を務めるのは、コヒーレンス法(心臓呼吸)の専門医として「L'institut deMédecine Intégrée(総合医学研究所)」に所属する医師、デイヴィッド・オヘア博士(Dr David O’Hare)。
睡眠の妨げや不眠症の根本的な理由となるストレスを、メディテーション(呼吸への意識)、ヨガ (ゆっくりとした呼吸と腹式呼吸への意識)、認知行動療法(逆説志向)を組み合わせることにより解消へと導き、
人間本来が持つ自然治癒力へアプローチするサポートグッズという位置づけですが、治癒を目的とした医療機器・治療機器ではないため、得られる効果に個人差はあります。
詳細は、科学的分析を行ったデータや、研究論文も豊富にそろえられている公式サイトにてご確認を。
ドドー(Dodo)の購入方法
日本国内での取り扱い店舗は、ロフト、イデアセブンスセンス、トラベルショップ ミレストなど。そのほか、公式サイト、各オンラインショップで入手可能となっています。
開発者3人の"なんだか泣ける"エピソードなども添えて、話題性あふれるカジュアルギフトにおススメしたいところ。気になる方は、製品の詳細や眠りのメカニズムなど情報たっぷりの公式サイトをチェックしてみて。
※掲載価格は、すべて税込です。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部