大人の女性はどんな財布を、どのように使っているのか?

令和で初めてのお正月を迎え、夏には東京五輪を控える2020年。めまぐるしい変容と祝福のムードに満ちた年だからこそ、お財布も新調して気分も機運もリフレッシュしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

そんな中、2020年1月7日(火)発売のラグジュアリーマガジン『Precious』2月号では、「プレシャスキャリアの『サクセス財布』2020」特集を展開中。今年買うべきベストウォレットを、7つのカテゴリーに分けてご紹介しています。

そこで、Precious.jpでは、雑誌『Precious』との連動企画として、キャリア女性たちがいったいどのようなお財布をどのように使っているのか? 各方面で活躍する方々を取材しました。

「Hair Orutane」オーナー・大谷猶子さんのお財布事情について3つのポイントから迫ります!

今回、ご紹介するのは、長財布&ミニウォレットの2つ持ち派のサロンオーナー・大谷猶子さん。メイン使いの長財布に加えて、流行のミニウォレットを購入し、その日に持つバッグやシーンに合わせて使い分けるという働く女性も少なくない今、大谷猶子さんがどのような使い分けをしているのかをお伝えします。

大谷 猶子さん
「Hair Orutane」オーナー、ヘアスタイリスト、毛髪診断士
(おおたに なおこ)都内の理容室、ヘアサロン勤務の後渡米。NYのヘアサロンで経験を積む。帰国後、完全予約制のヘアサロン「Hair Orutane」を経営。管理理容師免許、日本毛髪科学協会会員。

■1:「サロンでは、お釣りを新札にしているので長財布は必須です」

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大谷さんが使用しているミニウォレットと長財布。

完全予約制のヘアサロン「Hair Orutane」を経営する、ヘアスタイリストの大谷猶子さんは、長財布&ミニウォレットの2つ持ち派。セリーヌの「エッセンシャルズ」の長財布をメインで使用して、ミニウォレットをサブで使用されているそうです。

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お札を入れる部屋が分かれています。

長財布を使うのは、「サロンでのお釣りは、極力新札をお出ししたい」という、サロン経営者ならではの気遣いのため。新札を曲げないために長財布が必須なのです。二部屋に分かれたお札入れの片方を新札に、もう片方をそうでないお札入れにして、仕分けしているのだとか。

ミニ財布のほうは、雑誌や広告の仕事での撮影など、外での仕事の時、スマホと鍵、そしてミニウォレットをポケットに入れて、身軽な状態で出かけるときに必ず持ち歩いているそう。

■2:これまで愛用してきた財布もセリーヌの「エッセンシャルズ」

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上が現在使用されている、セリーヌ「エッセンシャルズ」のブラック。下がその前に使用していたグレー。

大谷さんが今使用されているは、セリーヌの「エッセンシャルズ」のブラック。その前に使用されていたお財布は、色違いのグレー。クリーンで飽きのこないデザインがお気に入りなんだとか。

セリーヌの前クリエイティブ・ディレクターのフィービー・ファイロの退任が発表されたタイミングで、今のこのデザインが好きなので、次もこれを使いたいという想いから、急いでブラックを購入されたそうです。

「気に入った、瞬間こそが買うべきタイミングです」(大谷さん)

そんな大谷さんは、「気に入った! ピンときた!と思った瞬間に購入します。その時の直感を大切にしています。買いたいと思った時に売り切れてしまっていたり、お財布で言うとデザイナーさんが変わってしまっていたり、その時に手に入れておかないと二度と巡り合えなくなって、後悔するのが嫌なので」と語ります。

大谷さんは、使い始める予定が決まる前に購入した、お気に入りのものを収蔵しておくストックルームをお持ちだそうで、まだ使用していなお皿や絵画がたくさん入っているのだそう。

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サロンにあるメゾン マルジェラの時計。

例えば、大谷さんのサロンにおいてあるこの時計もストックルームにあったもの。当時、まだ具体的なサロン開業の計画が決まっていない中でしたが、「いつかサロンを開いたら、必ずこの時計を置こう!」と、胸に誓って購入したのだそう。

「サロンのオープンの時、内装を決めるのにほとんど時間がかからなかったです。もう置くべきもはすでに決まっていて、あとは運び入れるだけでしたから(笑)」と、笑顔で語っていたのが印象的でした。自分の技術力を駆使して働く女性として、将来のビジョンが見えているから、集めるものにもブレがないのですね。

■3:大谷さんのお守りはお子さんからのプレゼント

大谷さんのお子さんのプレゼント。レゴブロックのキーホルダーとクマの形に模られたお手紙。

ミニウォレットについている銀色のキーホルダーが何かを伺ったところ、「これは息子からのプレゼントです。私の好きな色を選んでくれました。また、息子がまだ小さかったころに、お守りと言ってクマの形のお手紙をくれたので、それ以来ずっとお財布に入れています」(大谷さん)


サロン経営者としての視点、物を選ぶ時の流儀、母としての一面など、財布を通して多くのストーリーを垣間見ることができました。皆さまの財布選びの何かヒントになれば幸いに思います。

 

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