3月14日はホワイトデー。バレンタインデーにチョコレートを贈られたら、きちんとしたお返しをすることが、相手とのいい関係を築く一歩となるのではないでしょうか? そもそもホワイトデーというお返しに贈り物をする習慣は、なぜ日本で根付いたのでしょうか? ここではホワイトデーの意味、由来、贈るお菓子の意味について解説します。

■ホワイトデーの意味

ホワイトデーの意味
ホワイトデーの意味

ホワイトデーとは、バレンタインデーに女性からチョコレートを受け取った男性が、お返しの意味を込めて、キャンディーなどを贈る日として知られています。

ホワイトデーの由来

バレンタインデーは、兵士たちの恋愛結婚が禁止されていた3世紀のローマで、彼らの結婚式を秘密裏に行っていたキリスト教司祭・バレンタイン氏が処刑された2月14日に起因しているとされています。

ホワイトデーは、その1カ月後の3月14日に、バレンタインの殉職を悼み、男女が改めて永遠の愛を誓い合ったことに由来していると言われています。(しかし、そのような史実はない、という説もあるようです)。

また、3月14日をホワイトデーと呼んでいるのは、実は日本だけなのだそう。諸外国では、ホビーデー、フラワーデー、クッキーデー、マシュマロデーなどの呼び方が一般的なようです。

■ホワイトデーに贈るお菓子の意味

バレンタインデーのアンサーデーともいわれるホワイトデー。その日に贈るお菓子にも、バレンタインデー同様に意味があると言われています。

マカロンの意味

マカロンを贈る意味は「あなたは特別な人」。マカロンは、お菓子の中でも高級感があることから、特別な人という意味付けがされたようです。

キャラメルの意味

キャラメルを贈る意味は「一緒にいると安心する」。キャラメルは、口の中にまったりとした甘味が広がり、温かみが感じられる味から、食べると「安心する」というイメージから意味付けされたようです。

チョコレートの意味

チョコレートを贈る意味は「あなたの気持ちをそのままお返しします」。これは、ホワイトデーのお返しとして渡す場合のみの意味ですが、バレンタインデーにチョコレートをもらって、そのまま同じチョコレートをお返しするので、「気持ちを受け取れない」「これまでと同じ関係でいたい」という意思表示とされています。

バームクーヘンの意味

バームクーヘンを贈る意味は「幸せが長く続きますように」。ホワイトデーに贈ることに特に意味はないのですが、バームクーヘンは層がいくつも重なっているので、「幸せが重なっていくように」と言った意味が込められているのだそう。

金平糖(こんぺいとう)の意味

金平糖を贈る意味は「永遠の愛」。金平糖は口の中で溶けにくく長続きすること、保存期間も長いことから、好意を示すお菓子とされているそう。

クッキーの意味

クッキーを贈る意味は「友達のままでいよう」。クッキーのサクサクとした食感のように、ライトで、ウェットではない関係を表していると言われています。

ケーキの意味

ケーキを贈る意味は「特に意味はない」。スペシャルに思えるケーキでも、特に意味はないとのことです。チョコレートにも特別な意味がないので、チョコレートケーキの場合でも変わりません。

マシュマロの意味

マシュマロを贈る意味は「あなたのことが嫌い」。マシュマロは、食べるとすぐに溶けてなくなってしまうことから、その程度の関係を意味しているとされています。

キャンディーの意味

キャンディーを贈る意味は「あなたが好きです」。日本でホワイトデーを制定したとされる、全国飴菓子工業協同組合によると、「ホワイトデーはキャンディーを贈る日」とあるので、ホワイトデーの公式なお返しといえるかもしれません。

グミの意味

グミを贈る意味は「嫌い」とされ、マシュマロと同じといわれています。

グミのイメージから、チープで子供っぽい、という印象を受ける人が多く、好き嫌いが分かれやすいお菓子なので、「嫌い」という意味に繋がっているのかもしれません。

以上、ホワイトデーの意味や由来について解説しました。

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