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フレックスタイムやフリーアドレスなど、働く時間や場所の多様化、ヘルシー志向の深化、働き方改革などによって、昼食にお弁当を持って行く回数が増えた、という方も多いのではないでしょうか? そんなニーズに合わせて、お弁当箱の種類も増加中! 機能もどんどん進化する一方で、昔ながらのお弁当箱も見直されているようです。
そこで今回は、自分にぴったりの弁当箱を選べるように、「機能」「形」「素材」の3つのポイントに沿って、おすすめの弁当箱をご紹介します。お弁当を美味しくいただくためには、弁当箱選びがかなり重要です。しかし、いざ選ぼうとするとサイズも機能もバリエーションが豊富で、何を選んだらいいのか、迷ってしまいますよね。
失敗しない弁当箱選びは、自分のライフスタイルやこだわりに合わせることがポイントです。自分に合った弁当箱を見つけてみましょう。
◇機能で選ぶ、高級弁当箱の選び方9選
汁漏れしにくい、保温機能がある、調理ができるなど、最近はいろいろな機能が備わった弁当箱が増えています。あなたがお弁当箱に求める機能は何ですか?
1.コンパクトな高級弁当箱
弁当箱はもち運ぶことが前提なので、バッグの中でもかさばらない、コンパクトなサイズが望ましいでしょう。
上下の容器が入れ子になったものや、断熱ケースが付いたものなど、機能性にもデザインにも優れたシンプルなものを選びましょう。
2.汁もれしない高級弁当箱
気付かないうちにバッグの中で弁当箱が横になって、汁漏れが…。なんてことは、絶対に避けたいですよね。
楽しみにしていたランチタイムが台なしにならないように、パッキンやロックなど、汁漏れ防止の機能が付いたものを選ぶと安心です。
「フードマン 薄型弁当箱」
フタと一体型のパッキンなので、汚れが入りにくく、その都度外して洗う手間が省けるらくちん仕様。
本体の周囲と中仕切りのWシーリング構造で汁漏れを防止し、さらに4か所のロックでお弁当をしっかり固定します。その効果は、立ててかばんに入れても安心なほど。持ち運ぶ機能に特化した新発想の弁当箱です。
3.電子レンジで温め直しができる高級弁当箱
せっかく作ったお弁当も、冷えてご飯が固くなっていては、ランチの楽しみも半減してしまいます。いつでもでもホカホカのお弁当が食べたいなら、弁当箱は電子レンジ対応のものを選びましょう。
電子レンジ対応と明記されているものや、耐熱温度100℃以上のものなら、基本的に安心して使えます。
「シリコン折りたたみ容器 弁当用」
空気弁が付いているので、フタをしたまま電子レンジで温められる弁当箱です。軽くて耐久性もばっちり。
折りたたみ式で食べた後はコンパクトになるので、帰りはかばんの中でかさばらないのもうれしいポイントです。
弁当箱用にぴったりの性能ですが、料理の保存用としても活躍してくれます。
4.おにぎり専用の高級弁当箱
おにぎり用の弁当箱は、ボックス型から、おにぎり作りにも使えるケースタイプ、内側にアルミシートが張られた保冷タイプなど、種類もいろいろです。
大きすぎたり、小さすぎたりといったことを防ぐためにも、弁当箱は作るおにぎりの大きさや数に合わせて選ぶことがポイントです。
「三角おむすびかご」
結び紐付きのおしゃれなおむすび篭。天然の木製素材が湿度を調節して、ご飯の余分な水分を吸い取ってくれるので、時間が経って冷めてしまっても美味しくいただけます。
通気性がよく、夏場は中身が傷みにくいのもポイント。木製ならではの温かみを感じます。
5.サンドイッチ専用の高級弁当箱
サンドイッチの形を崩さずに持ち運ぶなら、専用のケースが便利。デザインやサイズなど種類も豊富です。
湿気がこもるとパンがしなっとしてしまうので、通気性のあるものを選ぶようにしましょう。また、使うパンの大きさに合っていることも大切です。
「サンドイッチケース 折りたたみ」
手軽で丈夫なポリプロピレン製で、中身が潰れる心配がなく、サンドイッチを詰めるのにぴったりです。汁漏れもしにくい構造なので、人気の具沢山サンドイッチも安心。
食べ終わった後はなんと約1cmの厚さに畳めるので、帰宅時にかさばらないのもメリット。広げると平らな一枚になり、洗って繰り返し使えます。
6.保温できる高級弁当箱
弁当箱の中でも非常に人気の高い、保温機能が付いた弁当箱。
人気とともに、サイズやバリエーションも増え、保温以外にも便利な機能が付いたものが多く見られます。お弁当は温かいのが1番、という方にぜひ!
「真空断熱弁当箱」
最長4〜5時間の保温・保冷効力があるステンレス製の真空断熱タイプの弁当箱です。お惣菜を6種類まで別々に詰めることができ、二重の汁漏れ防止機能や、食洗機対応など、あると嬉しい機能が詰まっています。
お弁当を持っていった先に冷蔵庫があるかを心配したり、社内ランチで電子レンジの加熱待ちをしたりするストレスもなくなりますね。
7.調理できる高級弁当箱
保温機能付きのお弁当箱がさらにパワーアップし、炊飯や調理までできてしまう弁当箱も増えています。
材料を入れておくだけで、お昼にはあったかいご飯が食べられるなんて…! 忙しいけど手作りランチに妥協したくない人の味方になってくれそうですね。
「サーモス ごはんが炊ける弁当箱」
米と水を入れて、お出かけ前に8分間レンジでチンするだけで、30分後には美味しいご飯が炊きあがる弁当箱。そのまま6時間保温が可能なので、ランチタイムにはあたたかいご飯をいただくことができます。
8.箸付きの高級弁当箱
お箸と弁当箱をコーディネートする楽しみ方もありますが、フタや容器の内部にお箸がセットされていれば、その分コンパクトになりますし、うっかり箸を忘れてしまった、なんてことも防げますね。
「スマホスタンドランチボックス」
フタにお箸と保冷剤が収納できるだけでなく、フタがミラースタンドやスマホスタンドにもなる弁当箱。内フタ付きで汁漏れしにくく、本体は電子レンジ可能と、あったらいいなという機能がそろっています。
お弁当を食べながら動画を見たり、食後にさっとメイクをチェックしたり、ランチタイムを楽しく充実した時間にしてくれます。
9.使い捨ての高級弁当箱
使い捨ての弁当箱は、いつものメニューもデリでテイクアウトしたような気分を味わえて、食べ終わった後はそのまま捨てられるため、洗い物の手間がはぶけて便利です。
ちょっと気分を変えてみたいときや、ピクニックなどにもおすすめです。
◇形で選ぶ、高級弁当箱の選び方3選
どのくらいの量を食べるのか、どんなメニューが多いのかで、選び方が変わってくるのが形です。お弁当の出来上がりがはっきりイメージできているほど、ぴったりのお弁当箱を選ぶことができます。
1.スリムな二段型の高級弁当箱
ご飯とおかずをしっかりと区別して盛り付けたい方は、2段式の弁当箱がおすすめです。スリムタイプなら、マチの狭いバッグでも水平に入れやすく、すっきり収まります。お弁当用のミニバッグをもたなくてもいいので便利です。
「スリム二段弁当 栓共木」
漆器の町、石川県加賀市の「山中温泉」で培てわれきた伝統と、思いを込めて作られた弁当箱。フタと本体の木目がピタリと合う共木で、素材選びから最終加工までこだわって作られています。
シンプルな黒一色の弁当箱は、ご飯をよりつややかに見せてくれ、彩りのきれいなおかずが引き立ちます。
2.ボウル・どんぶり型の高級弁当箱
どんぶり茶碗のような形をした弁当箱で、2層構造になっているものが多いようです。
上の段に詰めておいたおかずを、下の段のご飯に食べる直前にかけることができるので、ご飯がベチョベチョになることなく、丼メニューが楽しめます。
カレーやシチュー、麺類など、お弁当のバリエーションを広げてくれる弁当箱です。
「ナチュラルブランチ キャリーランチボウルフラット」
2層に分かれているほか、取り外し可能な仕切りやたれ容器が付いており、麺類の時は具材や薬味を分けて入れておくことができます。
保冷剤や中フタのゴムパッキン、持ち手の付いたフタなど、使いやすく工夫された弁当箱です。
3.ドーム型の高級弁当箱
フタに高さがあり、おかずをつぶさずにふんわり盛り付けることができるのが、ドーム型の弁当箱です。
材料や調理法を選ばないので、お弁当メニューのレパートリーも広がりそうですね。縦に盛れるので、コンパクトな見た目よりもたっぷり入ります。
◇素材で選ぶ、高級弁当箱の選び方6選
弁当箱の素材としてはプラスチックが定番ですが、最近ではちょっと懐かしい感じのするアルミやステンレス、日本の伝統が受け継がれているわっぱなど、素朴ながら存在感のある素材も人気を集めています。
1.わっぱ・曲げわっぱ(木製)の高級弁当箱
曲げわっぱ弁当箱の特徴は、なんといってもご飯が美味しいということ。余分な水分を吸収し、ほど良い水分を保ちながらご飯を蒸らしてくれるので、時間がたってもお米一粒一粒にツヤがあります。旨みが濃縮されたご飯を食べられるので、お米にこだわりがある方にもおすすめです。
また、夏はご飯が傷みにくく、冬はご飯が固まりにくいため、一年中使いたい弁当箱です。密閉性はあまりないため、持ち運びには注意が必要。また、基本的に電子レンジ使えません。
「曲げわっ弁当箱小判入子」
天然木の呼吸機能で、炊き立てのご飯よりも美味しくいただけると評判の「栗久」の曲げわっぱ弁当箱。使用しているのは秋田杉で、美しく均一な木目が特徴です。
フタを開けると天然杉の清々しい香りが広がり、食欲をそそられます。また、一部ウレタン塗装がされており、曲げわっぱの特製を活かしながら使いやすさにもこだわっています。
2.プラスチック製の高級弁当箱
デザインやカラーバリエーション、サイズが豊富で、価格も比較的リーズナブルなのが魅力。 電子レンジで加熱できたり、汁漏れしにくいパッキン付きのものも多く、自分の好みに合うものが選びやすいのが特徴です。
食べ物の色やニオイがやや残りやすく、弁当箱の素材の中では油汚れが落ちにくいので、気になる方は、ある程度のサイクルで買い替えてもいいですね。
「ブランシュクレ オーバルタイトランチ2段」
おしゃれなデザインと実用性の高さが人気の「サブヒロモリ」お弁当箱。ざらついた感触のマットな質感が特徴で、通常のつるつるしたプラスチックより汚れが落ちやすくなっているのもポイントです。
両サイドをカチッと止めるデザインや、見た目よりたっぷり入る構造、パッキンつきのふたなど、作るのも食べるのも楽しみになる弁当箱です。
3.ステンレス製の高級弁当箱
弁当箱を長く使いたいなら、ステンレス製がおすすめ。丈夫で壊れにくく、サビや傷の心配も少ないのが魅力です。ニオイ移りや色移りも少なく、汚れも落ちやすいので、お手入れも楽チンです。
電子レンジの使用はできないので、お弁当を温め直して食べたい方には不向きです。また、食洗機の使用をすすめていない弁当箱もあるので、事前に確認しましょう。
「工房アイザワ UTILE lunch-box 」
日本で初めてステンレス製の弁当箱を作ったと言われている「工房アイザワ」の弁当箱。飽きのこないシンプルなデザインにファンも多く、洗いやすさもバッチリ。
長く使えて、大きさやデザインのバリエーションも豊富なので、いくつか揃えておくと、メニューやシチュエーションに合わせて使い分けが楽しめそうです。
4.アルミ製の高級弁当箱
軽くて錆びにくく、汚れも落ちやすいため、使い勝手がいいアルミ製の弁当箱。詰めた食材が冷めやすいので、忙しい朝のお弁当作りの時短になります。
完全に密封することが難しいので、汁気の多いものを入れるときは注意しましょう。
「お弁箱アルミ製丸形」
昔ながらのシンプルなデザインで、ちょっぴり懐かしい佇まいですが、表面にはアルミの強度を上げるためにアルマイト加工が施されています。
また、内フタがついているので汁漏れの心配が少なく、保冷剤などを収納できるスペースがあるなど、機能もレベルアップしたアルミ製の弁当箱です。使い込むほどに良さが出てくるので、長く愛用したいですね。
5.ホーローの高級弁当箱
ホーローとは、金属素材にガラス質のうわ薬を塗って、高温で焼きつけたもの。金属の強度や耐久性と、ガラスの美しさを兼ね備えたホーローは、独特の魅力があります。
ニオイや色移りが少なく、油汚れも落ちやすく、直火にかけることもできます。しかし、扱い方が悪いと、サビが広がって内部の金属を劣化させてしまうこともあります。
「倉敷意匠計画室 楕円のほうろうお弁当箱」
「倉敷意匠」は、岡山・倉敷に全国の作家や職人を迎えて、数多くのアイテムを共同製作している生活雑貨メーカーです。
無駄な装飾のないオーバル型のシンプルな作りですが、そのやわらかいフォルムと、灰白、あさぎ鼠、灰桜などのやさしい色合いに、確かな存在感を感じる弁当箱です。
6.漆の高級弁当箱
漆には抗菌、吸湿作用があるとされ、菌の繁殖を防いでくれる働きが期待できます。また、木製の漆塗りの弁当箱はご飯の余分な水分を吸収してくれるので、ほくほく感が残ったご飯をおいしくいただけます。
電子レンジや食洗機は基本的にNGです。
以上、本記事では、こだわりの高級弁当箱を手に入れるための選び方をご紹介しました。
コンパクト、汁もれしない、電子レンジで温め直しができる、おにぎり専用、保温・調理できる、箸付き、使い捨てなど、機能で選ぶ高級弁当箱の選び方や、スリムな二段型、ボウル・どんぶり型、ドーム型など、形で選ぶ高級弁当箱の選び方、わっぱ・曲げわっぱ(木製)、プラスチック製、ステンレス製、アルミ製、ホーロー、漆など、素材で選ぶ高級弁当箱の選び方をまとめています。
弁当箱の機能や形が、自分のこだわりや作りたいメニュー、使うシチュエーションに合っていなければ、弁当箱本来のよさを実感することはできません。ぜひ、自分にぴったりの弁当箱を見つけてみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部