ひな祭りには、キレイで美味しい和菓子をいただいて、春の気分を盛り上げたいですよね。見た目にも美しいひな祭りの和菓子たちは、ギフトにも最適です。
今回は、通販やお取り寄せして贈りたい、ひな祭りの和菓子ギフトの選び方やおすすめ商品などをご紹介します。
■「ひな祭り」のお菓子といえば和菓子!
ひな祭りの伝統的なお菓子といえば「雛あられ」に「菱餅」、また和菓子には、桜餅やうぐいす餅、いちご大福などもあります。
各地方にも、独自のひな祭りのお菓子があるのをご存知でしょうか。
愛知のひな祭りの和菓子「おこしもの」
愛知のひな祭りのお菓子には「おこしもの」があります。別名「おこしもち」や「おこしもん」、「おしもん」などとも呼ばれるもので、鯛や扇などの木型に、こねた米粉を入れて型取り、蒸しあげたお菓子です。
ポイントは、ピンクや黄色、緑などの食紅で色づけされること。おめでたい形に、華やかな色が春を感じさせてくれる逸品です。
京都のひな祭りの和菓子「引千切」「あこや餅」
京都には、「引千切(ひちぎり)」があります。引千切は、よもぎ餅や求肥などの皮を、名前どおり引きちぎった形に成形。真ん中にくぼみを作って、そこにあんこやきんとんを乗せたものです。
特徴的な形が、アコヤ貝(真珠貝)に似ていることから「あこや餅」とも呼ばれ、「真珠のように大切な女の子」という意味があるといわれています。
長崎のひな祭りのお菓子「桃カステラ」
また、長崎では、桃のかたちをした「桃カステラ」も。これには、中国で、桃が不老不死の実と考えられていたことから、健康長寿を願い、桃の節句に食べられるようになったそうです。
■ひな祭りのギフトに贈る和菓子の選び方
季節を象った和菓子は、ひな祭りのギフトに最適です。贈る際の選び方を3つのポイントにしぼってご紹介しましょう。
ひな祭りをモチーフにした和菓子を
やはり、ひな祭りですので、ひな祭りにまつわる和菓子を選ぶとよいでしょう。たとえば、雛人形の形をした練り菓子や、パッケージにお内裏さまやお雛さまが描かれたものなど、ひな祭り限定の和菓子などもおすすめです。
また、ひな祭りは桃の節句とも呼ばれるので、桃が入ったものや、桃をモチーフにしたお菓子もいいでしょう。
春らしさが感じられるもの
ひな祭りは3月3日です。3月といえば、そろそろ春が感じたいこと。包みを開いたときに、「わぁー」っと歓声が上がるような春らしいものを贈ると喜ばれます。
3月の和菓子といえば、色、形、味わいから、春の訪れを伝えてくれる桜餅やうぐいす餅、いちご大福などが好まれます。
また、この時期の和菓子店には、春をイメージした練り菓子が、ショーケースを賑わせます。それらには、春の情景を切り取ったような美しさが。季節の練り菓子を手土産にしてみてはいかがでしょうか?
ひな祭りは女性が主役! 女性が喜ぶもの
ひな祭りは女の子のお祭りです。ですから、女性が喜ぶ和菓子を贈ることもポイントにしましょう。
たとえば、バッケージがおしゃれなもの、従来の和菓子の概念を覆すような斬新なもの、入手困難なレア和菓子などです。目新しさのある和菓子は、どんな女性にもきっと喜んでもらえるはずです。
■ひな祭りのギフトにおすすめ!市販の東京和菓子
東京の粋で繊細な和菓子は、ひな祭りの手土産に喜ばれること間違いなしです。ひな祭りのギフトにおすすめの東京の和菓子のおすすめをご紹介します。
「桜金鍔(さくらきんつば)」(榮太樓總本鋪)
文政元年(1818年)創業。日本橋に本店を構える江戸・菓子鋪「榮太樓總本鋪」。
同店の春薫る「桜金鍔」は、小豆潰し餡にバランス良く白餡をあわせ、よい甘さの餡に桜の葉を刻み入れ、絶妙な桜と小豆の風味を醸し出しています。
生地には淡い桜色を付け、トッピングの桜の花弁はに軽い塩味がアクセントになっています。
目上の方はもちろん、誰にでも喜ばれるひな祭りギフトになること請け合いです。
「日本橋どらやき 桜あん」(榮太樓總本鋪)
ふっくら生地とコクのある餡がおいしい、榮太樓總本鋪の銘菓「日本橋どらやき」。同商品は、その季節限定味「桜あん」です。
桜の風味をほどよく出すために桜葉の量にもこだわった、桜香る、春の日本橋どらやきに仕上がっています。
ひな祭りと春の雰囲気が存分に楽しめるどらやきを、この時期のお持たせにぜひ。
「天下鯛へい 桜餡」(日本橋屋長兵衛)
粋という江戸の人々の心に根付いた文化を現代風にアレンジし、和菓子と融合させ、少しの洒落を込めて発信している「日本橋屋長兵衛」。
同店の「天下鯛へい 桜餡」は、刻み桜葉を入れ、香り良く仕上げた桜餡をもっちりとした生地で包んで焼き上げた、縁起のいい桜色の鯛姿のお饅頭です。
見た目がかわいらしいので、子供にも大人にも喜んでもらえるひな祭りの手土産になることでしょう。
「桜かすてーら」(日本橋屋長兵衛)
穏やかな春の気配を二層の色目で現し、手亡かの子を散らしてしっとりと仕上げた桜風味の浮島(蒸し菓子)です。
ピンクとうぐいす色の組み合わせが、何とも春らしく、ひな祭りの気分を高めてくれるお持たせになりそう。
「花み桜」(日本橋屋長兵衛)
桜風味の錦玉羹に大納言かの子を入れ、羊羹で作った桜花があしらわれた「花み桜」。
江戸時代、女性にとって花見は社交の場であり、花見小袖と呼ばれる晴れ着を身にまとい、美しく着飾って桜の木の下を歩いていたそう。
そんな場面が思い出されるような風情ある和菓子は、女性へのひな祭りギフトにふさわしい逸品です。
「桜ぜりぃ」(宗家 源吉兆庵)
香り豊かでみずみずしい、季節ならではの創作和菓子を届ける「宗家 源吉兆庵」。同店の「桜ぜりぃ」は、ほのかに桜の香りが広がるゼリーに桜花を一輪浮かべた、ひな祭りにぴったりの創作和菓子です。
「桜衣(さくらごろも)」(宗家 源吉兆庵)
瑞々しい粒あん、やわらかな求肥、風味のいい桜葉をふんわり挟んだ桜色の艶袱紗(つやぶくさ)です。
食べやすいサイズなので、職場などへのひな祭りプレゼントにもおすすめです。
「花桜桃」(宗家 源吉兆庵)
さくらんぼをまるごとひとつ使用した果実菓子。
磨き抜かれたジュエリーのように美しいゼリーの中には、甘さすっきりと蜜漬けされたさくらんぼが。口にした瞬間広がる爽やかな甘酸っぱさと、ほんのり香る甘い香りが特徴です。
春を感じさせてくれるフレッシュなゼリーは、絶対に外さないひな祭りの手土産といえるでしょう。
「桜花しぐれ」(宗家 源吉兆庵)
ほどけるような黄味しぐれの口どけと重なる、桜葉の香りを練り込んだ桜あんの風味。ほんのり塩気のある桜花が味をさらに引き立ててくれる「桜花しぐれ」は、ひな祭りのプレゼントとして最適な和菓子となるはず。
■ひな祭りにお取り寄せしたい、市販の京都和菓子ギフトのおすすめ
ひな祭りというハレの日にふさわしい京都和菓子を、お取り寄せしてギフトにしてみませんか? ここでは、お取り寄せが可能な、ひな祭りにおすすめの京都和菓子をピックアップしました。
「鼓月 ひな祭り千寿せんべい」(鼓月)
1945年10月に京都にて創業した「鼓月」は、代表銘菓「千寿せんべい」や季節の和菓子など、こだわりの商品を豊富に取り揃え、文化や伝統と、時代のみずみずしい感性を融合させた老舗菓子店です。
ひな祭りの時期には、お内裏さまやお雛さまがデザインされた千寿せんべいが登場します。こんな和菓子なら、あんこなどが苦手な方にも喜んでもらえそう。
「三段雛たんす」(岩井製菓)
京都宇治で伝統の京飴を製造・販売する「岩井製菓」の「三段雛たんす」。
雛たんすの引き出しを開けると、なかには宝石のような飴玉が! フルーツ味の「風船玉」、ミルク味の「京の手まり」、彩り豊かな筋が美しい「錦玉」の3種類の飴玉が楽しめます。
見た目も彩り豊かで、華やぎのあるひな祭りのギフトとなりそうです。
「恋桜」(鶴屋光信)
昭和22年に、本家・鶴屋吉信より暖簾分けを受け創業した「鶴屋光信」は、平成7年「現代の名工」を授章。京都の和菓子、琥珀糖やひとくちサイズのかわいい羊羹などが人気です。
同商品は、京都の桜餅をイメージし、道明寺と桜葉風味の羊羹を合わせた、ひとくちサイズのお菓子です。桜色と鶯色の色合いが美しく、もちもちとした食感とともに春を感じさせる逸品。ひな祭りの手土産にもピッタリです。
「京都風 道明寺さくら餅」(京みずは)
和菓子の伝統的な作り方、基本的な考え方を大切にし、素材と製法のこだわりを当たり前のこととして、四季折々のお菓子作りを行っている「京みずは」。
同商品は、舌触りなめらかな自家製こしあんを、プチプチとした歯ざわりの道明寺粉でくるみ、桜葉で包んださくら餅。桜葉の香りが春の訪れを告げるようで、ひな祭りのお持たせとして申し分のない逸品です。
「京くず湯 野の泉」(笹屋昌園)
京都・龍安寺にある和菓子屋「笹屋昌園」。同店の本わらび餅「極み」は、楽天わらびもちランキングで1位を260回以上獲得したという人気店です。
京菓子職人の作る本格汁粉・くず湯「京くず湯 野の泉」は、お椀に入れて熱いお湯を注ぐだけで手軽で上品な風味を味わえます。
くず湯・抹茶・小豆の3種がセットになっており、日持ちもするため、ひな祭りのギフトとして誰からも喜ばれることでしょう。
「ひなまつり こなし」(笹屋昌園)
なんともかわいらしい、お内裏さまとお雛さまの上生菓子です。京都の職人が一つひとつ手作りし、色も京都らしくはんなり。希少な備中白小豆をふんだんに使った一品で、上品な味わいが楽しめます。
ひな祭りの特別な和菓子のプレゼントは、食べてしまうのがもったいなくなるほどかわいいですね!
「ひな宝箱」(京都祗園萩月)
京都祗園に店舗を構える、有名人御用達のおせんべい専門店「京都祗園萩月」。
「ひな宝箱」の和紙張りの八角箱に詰まっているのは、淡い春らしい色合いの「ひなあられ」。そのほか、お雛さまが描かれた「ふやきせんべい」、ひし餅を模した「ひなゼリー」、金平糖、ちょこあられも入っています。
ひな祭りの華やかさを表現した豪華なお菓子は、印象深いギフトとして相手の心に残るでしょう。
「豆富の雛菓子 お雛さま」(京都・豆富)
創業明治41年、京都で豆菓子一筋100年になる「京都・豆富」では、京都の代表銘菓「小町五色豆」を製造販売しています。その他、節分豆をはじめ、さまざまな豆菓子も人気です。
「豆富の雛菓子 お雛さま」は、玉あられなどの4種類の雛菓子が、にっこり笑ったお雛さまの顔がデザインされた箱に入っています。
パッケージのインパクトはもちろん、ひな菓子の懐かしく素朴な味わいは万人に喜ばれること間違いなし。パッケージはお内裏さまバージョンもあるので、男性にも女性にも、どちらにも喜ばれるひな祭りの手土産になりますね。
「桜抹茶大福」(辻利兵衛本店)
京都・宇治で、食材としての宇治抹茶の可能性を探求している、創業萬延元年の「辻利兵衛本店」。
春色あざやかな桜餡とクリームを、上品にやわらかな羽二重餅包み込んだ「桜抹茶大福」は、石臼挽き立て抹茶をふんだんにまぶして仕上げた香り高い逸品。まさにひな祭りのお持たせにピッタリの和菓子です。
「桜の落雁 あん桜」(京都お菓子の部屋)
「京都お菓子の部屋」を運営する「株式会社たにぐち」は、明治41年(1908年)創業。お菓子の製造業、卸売業、小売業を営む、お菓子のスペシャリストです。
あっさりとした甘さのこし餡を、見事に桜の花をかたどった落雁で包んだ「桜の落雁 あん桜」は、しっとりと上品な和菓子です。
一つひとつが大きめですが、甘さが控えめなので、お茶と一緒にいくつでも食べられます。はんなりとした桜の色合いも美しく、ひな祭りのお茶受けギフトとしていかがですか?
■ひな祭りにお雛様のお菓子を!市販の和菓子ギフトのおすすめ
ひな祭りですから、お雛様がモチーフになっているお菓子やパッケージのお菓子を贈りたいものです。そこでここでは、ギフトにぴったりのお雛様のお菓子を厳選して紹介しましょう。
「彩雲堂 雛あそび」(彩雲堂)
創業明治7年、松江の老舗お茶処・お菓子処として人気の、和菓子の「彩雲堂」。
「彩雲堂 雛あそび」は、桃の節句限定。男雛、女雛の特製生菓子と、菱餅に見立てた「弥生の宴」、桜の花びらを薄桃色の寒天に浮かべ、小倉餡と重ねた棹菓子「花の雲」などの詰合せです。
彩り豊かなひな菓子は、目でも舌でも楽しめるので、ご家族へのひな祭りのプレゼントとして最適です。
「ひな祭りのお祝い用ひな干菓子」(六本木 麻布青野総本舗)
創業安政3年、東京の老舗和菓子屋「六本木 麻布青野総本舗」。同店の「ひな祭りのお祝い用ひな干菓子」は、ころんとしたお内裏さまとお雛さま、菱餅などが象られた打菓子です。
讃岐産和三盆糖が使われているから、優しい口どけとほどよい甘みを堪能できます。贈る相手の年代を選ばない、ひな祭りの手土産となるでしょう。
「一ヶ重 ひなまつり和菓子セット」(山田平安堂)
漆器専門店の老舗「山田平安堂」。そのお重箱に、東京の老舗和菓子店「赤坂青野」の「赤坂もち」や「富久もなか」などの和菓子が詰まった、ひなまつり限定セット。
美味しく食べて、漆器も使える、1度で2度喜んでもらえる和菓子ギフトなので、特別な方へのひな祭りのお持たせとして活用してみては?
「出雲ひな祭りセット(ひな菓子・ひな餅 二段重)」(風流堂)
島根県松江市で和菓子の製造・販売を行なっている「風流堂」。日本三大名菓「山川」や元祖「朝汐」など、菓子職人の技が織りなすお菓子が有名です。
「出雲ひな祭りセット(ひな菓子・ひな餅 二段重)」は、おひなさまの楽しさ、美味しさを詰めた生菓子セット。米の粉の生地で餡を包み、赤や緑の色をさしたひな餅と、ひな菓子を二段重にしました。
豪華なひな祭りギフトとして、普段お世話になってる方へ贈るのがおすすめです。
ひな祭り限定和菓子で春の訪れを楽しみましょう
当記事では、「ひな祭りのお菓子といえば和菓子!」ということで、愛知、京都、長崎で食べるひな祭りの和菓子や、ひな祭りのギフトに贈る和菓子の選び方をご紹介しました。
また、あんみつ、金鍔(きんつば)、どら焼き、たい焼き、カステラ、ゼリーなど、桜を用いた、ひな祭りのギフトにおすすめの市販の東京和菓子をチェック!
さらに、さくら餅やくず湯、落雁、大福などの上生菓子など、ひな祭りにお取り寄せしたい市販の京都和菓子ギフトのおすすめと、お雛様の形をしたひな祭りにピッタリの市販の和菓子ギフトのおすすめもセレクトしてみました。
春らしさ、華やかさ、おいしさを兼ね備えた和菓子は、ひな祭りにぴったりです。
ご紹介したひなあられや練り切り、桜餅など、ひな祭り限定和菓子を、お祝いやギフトとして贈ってみてはいかがでしょうか。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部