【目次】
「ベージュ」【4選】
【1】モーヴベージュ

大人の女性のリップメイクの定番であるベージュ。ベーシックだけれど肌とのマッチングが難しいカラーでもあるので、気に入った1本を長年リピートしている、という方は多いですよね。過去の自分に似合ったベージュリップは潔く捨て、新しい自分になれるベージュリップを手に入れましょう。
黄味が強いと肌がくすんで見えてしまいますし、ピンクっぽいと若作り感が出てしまうことも。大人の女性が選ぶなら「モーヴベージュ」。ほのかな深みで気品と女性らしさをぐっと引き出してくれます。
■セルヴォーク「エンスロール グロス 04」

しぼみがちな大人の女性の唇を、ふっくら艶やかに仕立ててくれる濃密グロスルージュ。厚みのある膜で、直塗りでもしっかりと色づきます。
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【2】アプリコットベージュ

唇に溶け込むようになじむ、クリーミィで明るいアプリコット・ベージュ。色の上に光のフィルムを1枚かけたような透明感あふれる質感が、肌色を冴えた印象に、顔立ちを若々しく見せてくれる。
■シャネル「ルージュ ココ 402」

ナチュラルでいてエレガント。マニッシュな印象もありながらフェミニンが香り立つ。捉えがたい魅力をもったベージュは、マドモアゼル シャネルが愛する色のひとつであり、格別なこだわりをもってあらゆるクリエイションに取り入れた色でもあります。それゆえシャネルには心惹かれるベージュ口紅が多数存在し、だれもが似合う一本と必ずや出合えるはず。
それでも迷ってしまったなら、手に取りたいのは『ルージュ ココ』の402。肌色になじむトーン、なのにつけたとたんにハッと息を呑むほど生き生きした表情を生み出すのは、ベージュにひそんだアプリコット色の効果。光を溶かし込んだようなクリーミィな質感もベージュにフレッシュな印象を加えています。
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【3】ピーチベージュ

若いころに選んでいたヌーディなベージュリップは、血色感を奪い、肌をくすませてしまう原因に…。大人の肌をフレッシュに見せるために必要なのは血色感。ほんのり赤みの含んだピーチベージュを選べば、肌色を綺麗に見せながら、洗練された印象にシフトできますよ。
■THREE「デアリングリィデミュアリップスティック 05」

高い保湿効果と2種の球状パウダーが、唇の縦じわをカバーして立体的なセミツヤな仕上がりを叶える。ほんのり赤みを帯びたピーチベージュが大人の口元に抜け感と上品さを加味。
【4】ベージュブラウン

マットな質感の目元に合わせて、ベースメイクもチークもふんわりフォギーな印象に。リップも艶感を程よく抑えたベージュ系で目元を引き立てて。
■THREE「アライジングスピリットリップグロー 07」

目元を引き立てるため、リップは抑えめの発色にするのがコツ。自然な艶感のベージュ系を選び、直塗りをしていきます。その後、指で輪郭部分をぐるっと1周、ポンポンとなじませ、エッジをまろやかに整えておきましょう。唇にのせると体温でとろけ、内側から自然なみずみずしさが醸し出されるリップ。
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「赤」【4選】
【1】シアーレッド

目元の煌めき感を損なわないように、肌もパウダーレスで艶感を重視。シアーなアイメイクなので、リップは発色重視でバランスをとって。
■ゲラン「キスキス シャイン ブルーム 729」

口元には発色のよい赤系で、女性らしいエレガントな印象を演出。ほんのりと青みが入った透け感のある赤はまさに適役。唇全体に直塗りをし、軽くティッシュオフ。中央にのみ、再度重ねて艶と立体感をプラスして。
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【2】クリアレッド

赤リップと言っても質感や色味は様々。大人が選ぶなら、透け感のあるみずみずしいクリアレッドがおすすめです。
ツヤ感のある赤リップはリップクリームみたいにラフにつけがちですが、大人の女性らしい洗練感を演出するには、輪郭を綺麗に描くことがマストです。
上唇を2㎜ほどオーバーさせつつ、輪郭全体をしっかり描くように塗ったら、全体に直塗りを。赤の存在感と、透け感とみずみずしさも際立ち、満たされている感を演出できます。
■アディクション「ビューティ ザ リップスティック シアー 008」

みずみずしい透明感溢れる発色の赤リップ。なめらかな塗り心地で鮮やかに色づき、潤い感もあるから乾燥しがちな大人の唇にぴったりです。
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【3】ブラウンレッド

大人の女性が普段と同じフルメイクでメガネをかけると、老けて見えてしまうことも。メガネをかける日のメイクは、リップ以外は大胆に引く、が正解です。
洗練された抜け感をつくりつつ、メガネとリップの印象で顔の面積をぐっと縮小させることで小顔効果を狙います。リップの色は赤を選びがちですが、それだと古い印象になりやすいので、旬なブラウン系を取り入れると今っぽく洒落た表情が叶います。
■SUQQU「バイブラント リッチ リップスティック 09」

和紙の光沢のように、ほのかに光を宿した新しいマット感のリップ。マットながらするするとなめらかに塗れて、薄く密着。塗るだけで立体感や内からの潤い感が叶います。シックなムードが漂うブラウンレッドは、大人の女性をぐっと洗練させてくれます。
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【4】オレンジレッド

少しくすんだ赤みの強い色を選ぶと、若すぎず、老けても見えない絶妙な仕上がりに。
■イヴ・サンローラン・ボーテ「ルージュ ヴォリュプテ シャイン 16」

鮮やかでジューシーな発色が目を引く、オレンジレッドのリップ。血色感のある健康的な色味が若々しさを後押ししてくれます。
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「ピンク」【2選】
【1】ローズピンク

一見、派手な印象で敬遠されがちなローズピンクのリップですが、くすみが気になる大人女性の肌をクリアに見せてくれるので、ぜひチャレンジしてみてください。特に『クレ・ド・ポー ボーテ』のリキッドルージュは、色味が絶妙。唇にスッと溶け込むように馴染み、肌のくすみを飛ばしながら、唇と肌に血色感を与えてくれますよ。
■クレ・ド・ポー ボーテ「ルージュリキッドルミヌ ブリアン 6」

とろけるようなテクスチャーで唇を色づけ、肌と調和しながら透明感を引き出す処方に。
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【2】青みピンク

リップはひと塗りで、美しさや華やかさが増すだけでなく、「旬の顔」にチェンジすることができる唯一のアイテム。だからこそ洋服を着替えるように、気軽に取り入れたい。
注目カラーは青みピンク。とはいえ’80年代のバブル期のメイクを彷彿させてしまうからか、古くさくなりそうと敬遠する人がほとんどですが、近年の青みピンクは透明感が高く艶やかで、昔のものとは発色も質感もまったく違い、むしろ新鮮!
しかも、黄色の反対色である青みを含んだピンクは、肌の黄ばみを打ち消し、透明感を引き出すのに有効な若見えカラー。肌色老化が気になる大人こそ使ってほしい。
ドレスアップしたときよりも、カジュアルスタイルで、素肌っぽいナチュラルメイクに合わせて。特に下記の4本は美しい艶のあるタイプ。色浮き知らずのベストリップです。

■(1)カネボウ化粧品「センサイ ザ リップスティック N08」
超微粒子ラメが点在したクリーミーな青みピンク。なめらかにのび広がり、シルクのような艶が魅力です。保湿効果が高く唇の荒れを防ぎ、シワの目立たない唇に。
■(2)コスメデコルテ「ザ ルージュ ベルベット PK800」
シルバーパールをたっぷり含んだ青みピンク。しっとり&しなやかな感触で密着力が高くしっかりと発色します。美容成分入りで長時間、潤いキープ効果も高い。
■(3)シャネル「ルージュ ココ フラッシュ 112」
軽やかな青みピンク。輝くピグメントをたっぷりと含み、ベタづきしないシアーな質感。縦じわの多いしぼみ唇でもふっくらとしたボリューム唇に。
■(4)アンプリチュード「コンスピキュアス リップス 08」
落ち着きのある青みローズピンク。ワックス、オイル、パウダーのバランスが絶妙で、艶やかなのに落ちにくい。くすんだ唇の地色に影響されず美しい発色に。
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「ブラウン」【3選】
【1】ニュアンスブラウン

肌や唇のくすみ感が気になるからと言って、鮮やかな色や赤みが強い色のリップを塗ると、かえって古い印象になってしまうことも。あえてくすみニュアンスのカラーを選ぶことで、肌に自然になじんでこなれた印象にシフトできますよ。今なら断然ブラウンがおすすめ!
■ローラ メルシエ「ルージュ エッセンシャル シルキー クリーム リップスティック 05」(右)

ナーズのリップライナーは上質なマット発色で、するすると描きやすい。赤みがちょうど良く、唇を塗りつぶすように仕込むことで、リップを重ねたときに奥行が生まれます。
ローラ メルシエのブラウンリップは、今季イチオシ! 深みがあるのに顔色が沈まず、ダーク系のリップが苦手という方も使いやすいはず。
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【2】マットブラウン



「塗り方のコツは、リップラインをぼかさないこと。輪郭を際立たせるようにくっきりと大胆に塗れば、カジュアルな装いでも大人のクラス感をキープできます」(小田切さん)
■メイベリン「SPステイ マットインク 70」

「先端が細くてリップラインをくっきり塗りやすい優秀リップ。乾くと完璧にフィットし、塗りたての仕上がりが長時間持続。マスクの下に塗っても、よれたり落ちたりしにくいのも魅力です。これ一本でトレンドをわかっている大人の顔になれる、今シーズンのマストハブ」(小田切さん)
カジュアルなシルバーアクセをつける日は「茶みリップ」で大人のクラス感を演出
【3】ボルドーブラウン

マスクに色移りしにくいリップを選ぶのが当たり前になった、新しい日常。
「マスクへの色移りを気にするあまり、リップクリームや血色リップばかりで守りに入っていませんか? 季節が移ろいせっかく新色が出ているのに、マスクを外してもなんの意外性もないマンネリリップでお茶を濁すのはもったいない。
最近では、マスクをしても落ちにくい優秀なリップもたくさん出ています。シックなブラウンリップで、マスクを外した瞬間に惚れ惚れするようなギャップを仕込んでみませんか」(小田切さん)

「マスクを外した瞬間、ハッとするほどシックなブラウンのリップを塗っていたら、ギャップ萌えを超えてギャップ惚れを狙えるはず。ブラウンは締まって見えやすいので、少しだけオーバーリップに塗ると女っぷりが上がります」(小田切さん)
■アディクション「ザ マット リップ リキッド 013」

「大人の深みを引き立てるシックなボルドーブラウン。マットなリキッドタイプで、一度フィックスするとマスクの下でもよれたり崩れたりせずに、つけたての仕上がりがキープできます」(小田切さん)
マスクを外した瞬間主役になる。落ちない「ブラウンリップ」でギャップ惚れを狙う
「オレンジ」【2選】
【1】ヘルシーオレンジ

これまでの経験から「自分に似合うものはわかっている」と思っている方は多いでしょう。でも、そう決めつけてしまうことで、旬な美しさを失ってしまってはもったいないですよね。
でも、新しい色や質感にチャレンジしたくても、年齢を重ねた肌ならではのくすみが邪魔をして…なんてことも。
「肌や目元、口元などあらゆるパーツのくすみを一掃し、劇的に美しく見せてくれるカラーがあります。それは『オレンジ』。くすんだ肌になじみつつも、ヘルシーな洒落感をもたらしてくれる、唯一のカラーです。
ブラウンの延長線の感覚で使えますし、色をしっかり感じさせるくらい大胆にのせてもやり過ぎ感が出ず、むしろそのほうが今っぽい。大人の女性にぜひおすすめです!

リップクリームでしっかりと保湿した後に、指でラフにのせましょう」(小田切さん)
■エトヴォス「ミネラルマルチパウダー ヘルシーオレンジ」

「アイカラーやチーク、リップなどマルチに使えて、これひとつで旬なメイクが完成。ほのかにくすみ感のあるオレンジで、指でなじませるだけで陰影とニュアンスが生まれ、透明感と抜け感のある表情を叶えてくれます」(小田切さん)
大人のくすみ肌を美しく魅せる魔法の1色!「オレンジ」でつくる最旬メイク
【2】ブライトオレンジ

今季トレンドの『オレンジリップ』は色そのものに新鮮さがありつつ、大人のくすみ肌に明るさと透明感をもたらしてくれるので、表情も装いも一気にフレッシュに見せてくれます。特に、ベージュやブラウンなど肌のくすみ感を強調する色味が多いトレンチコートを着る日には、こんなブライトオレンジのリップがぴったりです。
■SHISEIDO「モダンマット パウダーリップスティック 528」

独特のパウダークリーミーなテクスチャーが、唇の上でとろけてマットな質感に。見たままにしっかり色づいて、リップライナーいらず。
毎年同じなんてつまらない! 2020年春版「トレンチコート」を着る日のメイク
※商品の価格はすべて税込です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部