【目次】
- 「ワイドパンツに合うアウターの丈」は?
- 「春夏/秋冬ごとのポイント」は?
- 「ショート丈」なら楽々バランスアップが叶う
- 「ミドル丈」は引き締めポイントをつくるのがコツ
- 「ロング丈」でIラインを強調しすらっと見せて
「ワイドパンツに合うアウターの丈」は?

ワイドパンツはどんな丈のアウターとも合わせることができます。
比較的バランスの取りやすいのが「ショート」と「ロング」丈。ショート丈ならワイドパンツがかさばる心配がなく、ロング丈はIライン効果が高まりスタイルアップに繋がります。ミドル丈は、どこかに引き締めポイントをつくるとシルエットがぼんやりするのを防ぐことができます。
「春夏/秋冬ごとのポイント」は?

季節ごとのワイドパンツ×アウターのポイントを押さえ、着映えを実現しましょう。
「春夏」はクリーンさと軽快さが着映えの鍵になる
軽アウターや半袖ジャケットなどを用いた「春夏」の着こなしに、優雅に広がるワイドパンツを合わせ軽快さを実現。さらに配色でクリーンさを演出すると季節感がアップします。
「秋冬」は重厚感を意識してリッチな見た目に整える
厚手のアウターを使う「秋冬」シーズン。ワイドパンツで迫力を加算すると重厚感が宿り、リッチな見た目に整います。
「ショート丈」なら楽々バランスアップが叶う
ワイドパンツ合わせでもバランスを取りやすいのが「ショート丈」のアウター。上半身がコンパクトにまとまるので、スタイルアップに繋がります。ワイドパンツに合わせるアウターに悩んだときは、まずショート丈から試してみて。
ゆったりシルエットでリラックス

白カットソーとワイドブルーデニムパンツのカジュアルワンツーには、軽やかなシャカシャカブルゾンがお似合い。ショート丈ならおのずとバランスアップが叶います。グレージュのレザーハンドバッグで上品さを、メタリックシルバーのスニーカーでキレの良さをプラスすれば、けっしてルーズな印象に陥りません。
ショートアウターで視線を上に誘導する

ベージュのジャケットと白ワイドデニムパンツを合わせたニュアンスカラーコーディネート。膨張して見えがちな淡色も、ショート丈のアウターを選ぶと視線が上に集まり、スタイルアップに繋がります。共布ベルトでウエストマークし、くびれを作ったこともメリハリに貢献。
黒ならかりっと引き締まる

引き締め力のある黒のパファージャケットに、真っ白なワイドパンツを合わせ、明確なカラーコントラストを授け立体感を手に入れたオリヴィア・パレルモ。きりっと力強い配色なので、ベージュのリブニットとヴァニティバッグを添えてフェミニン気分をミックス。
光沢感のある素材を迎えて地味にさせない

ショート丈のブラウンブルゾンに、ローライズの黒ワイドパンツを合わせ、お腹周りを覗かせ意図的な脱力感を宿すとこなれ見え。ブルゾン、編み込みレザーバッグとグローブにツヤがあるので、穏やかな色合わせでも地味になりません。
ダークトーンでまとめすっきり見せる

ボリュームのあるムートンコートとワイドパンツの組み合わせは、ショート丈のコートを選びつつ、ダークトーンで統一するとすっきり見え。仕上げにロングマフラーをラフに垂らし、Iライン効果を生み出して。
ゆったりシルエットが今の気分にマッチ

引き締め力がありながら、エフォートレスなムードを醸してくれる黒のワイドデニムパンツを活用。そこにグレージュのファージャケットを重ね、華やかさを獲得。難しそうなファーコートも、ショート丈なら扱いやすく身近な存在に。全体にゆったりしたシルエットを意識し、今っぽさをアピール。
刺繍ジャケットを重ねて絵になる

白のレースブラウスに、ライトブルーのワイドデニムパンツ、ブルーパンプスを合わせクリーンさを演出。そこに黒地に白の刺繍が施されたジャケットを重ね、着映え力をアップ。デザイン性のあるジャケットが視線を上に集めてくれるので、ワイドパンツもバランスアップできます。
コンパクトなブルゾンでメリハリラインを形成

ブルゾンとワイドパンツのアクティブな組み合わせは、ブラウンとグレーの配色にすると落ち着いた印象になり、大人らしく整います。パンツに幅があるので、ブルゾンはコンパクトな形を選んでメリハリラインを形成。
柔らかなワントーンなら上品さを両立できる

セージグリーンのショート丈ブルゾンに、ベージュのワイドパンツを合わせて優しげなワントーンコーディネートをメイク。柔らかな色調とゆったりシルエットが共鳴し、しなやかにまとまっています。部分的に白が効いているので、間延びする心配もなし。
「ミドル丈」は引き締めポイントをつくるのがコツ
ヒップを覆うくらいから、膝くらいの「ミドル丈」アウター。裾がボトムに半端に被り、バランスが取りづらい… と、お悩みの方も多いはず。ぼんやりして見えないよう、ダークカラーを取り入れたり、シルエットにメリハリを作ったりと、どこかに引き締めポイントをつくるとうまくいきます。
フレッシュな差し色があればぼんやりしない

ごく淡いピンクのミドルコート、朱色のニットプルオーバー、白ワイドパンツを合わせフレッシュなオーラを放っていたオリヴィア・パレルモ。バランスが取りづらいミドルコートとワイドパンツの組み合わせも、鮮やかなニットトップスがあれば引き締め効果が備わり美バランス。
あえてずるっと着こなしこなれ感を演出

ヒップをすっぽり覆う丈感のオーバーサイズジャケットに、ゆったりシルエットのカーゴパンツを合わせ、あえて全体をゆるっとさせるとこなれ感が漂います。カーキと黒のシックな配色と、緊張感のある華奢ストラップサンダルがあればラフになりません。
奥行きをつけた白に黒を添えて

真っ白なプレーンTシャツに、クリームホワイトのミドル丈半袖ジャケットを重ね、奥行きを宿すと立体感がアップ。そこに黒のワイドパンツを合わせ、色のメリハリを意識。ゆったりした着こなしなので、足元にはリラックスなサンダルを迎え調和を取って。
ウエストの位置を明確にしてスタイルアップ

膨張問題が気になる、ミドル丈ジャケットとワイドパンツを合わせたオールホワイトコーディネート。シャープさが漂う真っ白で構成しつつ、ゴールドのチェーンベルトでウエストの位置を明確にすると、着膨れせずにスタイルアップできます。
締め色をバランスよく配置

レザージャケットと真っ白パンツの辛口コンビは、ゆとりを持たせると気張って見えません。ビターブラウンのジャケット、黒のベルトとシューズのように、締め色をバランスよく配置して全体を引き締め。ベルトのスタッズ、メッシュパンプス、編み込みバッグのこだわり小物なら立体感が倍増。
重心を上に置きつつまとめ髪ですっきり見せる

ネイビーのミドルコートを迎えることで、白ワイドパンツの軽快さとクリーンさを底上げ。さらにヘアをコンパクトにまとめ、顔周りをすっきり見せるとバランスアップが叶います。
グレーと黒のかっこいい配色に任せて

グレーと黒のかっこいい配色に任せれば、オーバーサイズのミドルジャケットとワイドパンツの組み合わせも引き締まって見えます。さらにベルトマークで腰高に見せて。仕上げにジャケットより薄いグレーのニットプルオーバーをさっと引っ掛け、洒落感をアップ。
華奢なポイントをつくって間延びを解消

爽やかなブルーストライプシャツに、ベージュのミドルコートとワイドパンツを合わせたきれいめスタイルは、シャツの裾をアウトにしたり、コートを肩掛けすることでこなれ感を演出。デコルテを覗かせつつ、ポインテッドトゥパンプスで華奢な部分をつくるとぼんやりしません。
辛口な配色と柄で緊張感をもたせる

黒とレオパード柄の辛口な着こなしなら、ゆったりミドルジャケットとワイドパンツの組み合わせに緊張感が宿りスタイリッシュ。シャープなポイテッドトゥパンプスを投入し、メリハリを授けると好バランスに着地。
「ロング丈」でIラインを強調しすらっと見せて
「ロング丈」のアウターを重ねてワイドパンツを縦長に見せれば、簡単に美バランスにまとまります。長いコートと広がるワイドパンツで迫力を生み出し、モダンな着こなしを堪能。
スポーツミックスなら軽やかさを両立できる

ロングコートとワイドデニムパンツの組み合わせは、グレーとブルーのクールな配色でスタイリッシュさをアピール。トップスはシャカシャカとしたトラックジャケットを選ぶとスポーティさが加わり、エイジレスインフルエンサーのグレース・ガネムもデニムパンツに軽快さを上乗せすることに成功。
色と素材に変化をつけてメリハリを宿す

落ち感と重厚感のある黒レザーロングコートに、エアリーな白のワイドカーゴパンツを合わせ、色と素材に変化をつければ定番モノトーンもあか抜けた印象に。プレーンな白カットソーをまとめ役として忍ばせると好バランス。キャップとメガネの合わせ技も洒落感に直結。
肌見せして軽やかさをプラス

ベージュのAラインロングコートに、スーパーワイドなライトブルーデニムパンツを合わせグラマラスに。黒のバンドゥトップスでお腹周りを見せ、軽快さに繋げて。さらにチェック柄のショートジャケットを仕込むと奥行きが生まれて絵になります。
ゆったりリネンパンツならエフォートレスな仕上がりに

シャツ、ロングトレンチコート、白パンツ、優雅なブラウン小物を合わせた正統派スタイルも、かさっとした風合いのリネンワイドパンツを迎えればエフォートレスな空気感が漂います。パンツの色を拾ったニットを引っ掛け、小気味よく仕上げて。
アンクル丈のパンツでのっぺりさせない

すとんと落ちるモカブラウンのウールロングコートに、黒のワイドレザーパンツを合わせ重厚感を出すとシックな印象に。パンツはアンクル丈を選ぶと華奢な足首が強調され、バランスアップに繋がります。サングラスのフレームとパンプスのヒールをゴールドでリンクし、ツヤを宿して。
クロップドトップスでお腹周りを覗かせる

ロングコートとスーパーワイドパンツのオールホワイトコーディネートが着膨れしないのは、クロップド丈のトップスを指名してお腹周りをちらりと覗かせ、キレよく整えているから。さらにケーブルニットなら立体感も叶います。ヘアはすっきりとアップにして、小顔効果を獲得。
ゴージャスなコートを気負いなく

ボリューミィなベージュのロングファーコートだけが浮いてしまわないよう、ボトムは穏やかなインパクトを備えた濃紺ワイドパンツを採用しバランスを取って。デニム素材なら親しみやすさもクリアできて好都合。
ベージュとブラウンを合わせしなやかに

ワイドパンツがかさばらないよう、ロングコートは裾が広がるAラインをチョイス。起毛感のあるベージュとブラウンの配色で、しなやかさと温もりを感じさせて。エレガントなシルエットだからこそ、ほっこりせずに都会的。
ロングジレを重ねてスタイリッシュに誘導

白タンクトップ、黒ワイドパンツ、スニーカー、キャップのカジュアルスタイルも、黒のロングジレを重ねればスタイリッシュムードが備わり、単調さも回避することができます。キルティングレザーバッグを携え、黒のなかにツヤを宿せばパーフェクト。
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香