マスクやアルコール除菌などの製品が、流通しているというニュースを耳にする一方で、実際には手に入らないという声も聞こえてきます。店舗に出向くタイミングにもよるのでしょうが、仕事などがあると並んで購入するのも難しい場合もあります。
そんな時、マスク同様、手の除菌にも効果が期待できるハンドリフレッシャーを、手作りしてしまうのもおすすめです。国内唯一のオーガニック認証を取得している「ファーメンステーション」のライスエタノール(アルコール)を使った、高濃度アルコールスプレーの作り方をご紹介します。
ファーメンステーションのライスエタノールとは
ファーメンステーションでは、岩手県奥州市で余剰水田などを活用し、栽培されたオーガニック米を、奥州市内の自社工場で発酵・蒸留してエタノールを作っています。
原料のお米がオーガニックというだけでなく、サステナビリティやトレーサビリティへの配慮を徹底的に行い、国内で唯一、USDA認証やコスモス認証も取得したライスエタノールを製造・販売しています。
製造工程で一切ごみを排出せず、蒸留粕の一部は、良質な飼料として養鶏や畜産農家で活用され、サステナブルな地域循環システムを構築し、ものづくりが行われています。
環境にやさしく育てられたお米が原料だからか、オーガニックで作り上げられるからなのか、エタノールと聞いて想像する薬品のような香りではなく、まるで日本酒のような優しい香りがします。
お米が原料なので当たり前かもしれませんが、アロマ製品の原料として使われるエタノールなので、それ自体の香りがいいのです。
ライスエタノールを使った、ハンドリフレッシャーの作り方
ファーメンステーションのライスエタノールは、市販の化粧品や手作りコスメの原料として販売されているアルコールです。そのため、こちらを使って手指をリフレッシュする高濃度アルコールスプレーも作ることができます。
今回は、ハンドリフレッシャーとして使えるアルコールスプレーの作り方をご紹介します。
【ハンドリフレッシャーの作り方】
ライスエタノール100mLに対し、精製水大さじ約2.5杯(約38mL)を入れる。
【応用編】
好きな香りの精油をプラスすると、お気に入りのアロマスプレーのでき上がりです。このとき、エタノールと精製水を混ぜた後に精油を入れると分離してしまうので、まず、エタノールに精油を入れ、よく混ぜてから精製水を注ぐのがポイントです。
※ライスエタノールは、アルコール度数95度なので、必ず薄めて使いましょう。また、軽量が難しい場合は、70%がアルコールで30%が精製水でもOKとのこと。水道水でも可能ですが、その場合は、早めに使い切ってください。
アウトドアスプレーを応用してもOK
自分で好みの香りをプラスすることもできるハンドリフレッシャーも作れるのですが、ファーメンステーションでは、アウトドアスプレーとピロースプレーが販売されています。
どちらもアルコールが高濃度に含まれていて、ボディスプレーとしてだけでなく、ルームスプレーとしてや、マスクスプレーとしても使用可能です。
マスクにつける場合は、マスクにシューっとスプレーしてからアルコールを飛ばして使用するのがポイントです。すぐにマスクをしてしまうとむせてしまうので、注意です。
「空間にもリネンにも、手につけても、問題ありません。もともと化粧品ですので。」と、代表の酒井里奈さん。3種類の香りがあるので、お気に入りを選んでみるのもいいですね。
筆者は、ローズの精油をプラスしてオリジナルを作ってみましたが、スプレーボトルが売り切れのお店が多かったので、まずは、既存の3種類から選んでみるのもいいかもしれません。アウトドアスプレーは、詰め替え用も販売されていて、気に入ったらリピートするときに環境にやさしいのもうれしいポイントです。
※掲載した商品は、すべて税抜です。
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- WRITING :
- 林 ゆり