新型コロナウイルス対策として外出自粛が続く昨今。慣れないテレワークなどで、ストレスや運動不足、むくみなど体の不調を感じている人も多いのではないでしょうか。
そんなライフスタイルにおいて、おうちでできるエクササイズや入浴、そして毎日の食事がとても大切に。そこで、フードコーディネーター・菅野尚子さんが提案する、健康と美に効く食材とレシピをまとめました。
前回は「腸活」におすすめの食材とレシピをお届けしましたが、今回は、テレワーク続きでむくみに悩む人が多くみられるので、むくみ解消におすすめの食材とレシピをピックアップ。
むくみ解消におすすめの食材と簡単レシピ2選
■1:むくみを解消し、ダイエット効果も期待できる「ビーツ」
ビーツは「食べる輸血」と呼ばれるほど、栄養豊富で知られています。カリウムを豊富に含むビーツは、むくみ解消にもおすすめ。ビーツを摂取することでNO(一酸化窒素)が体内で産生し、血行が改善。これにより持久力アップや疲労回復にも効果を発揮します。基礎代謝のアップにもつながるので、ダイエット効果も期待できる、注目の野菜です。
\ビーツを使ったおすすめレシピは「エゴマスタードとビーツのポテトサラダ」/
エゴマスタードとビーツのポテトサラダ(4人分)
【用意するもの】
エゴマスタード・・大さじ4
じゃがいも・・400g
ビーツ・・100g
紫たまねぎ・・50g
くるみ・・60g
酢・・大さじ2
塩・・小さじ1/2
オリーブオイル・・大さじ2
マヨネーズ・・大さじ2
ハーブ(ディル)・・適量
*今回「マスタード」は、「エゴマスタード」:浅沼醤油店を使用しています。
【作り方】
じゃがいもとビーツは、茹でて2cm角にカット。紫たまねぎは、みじん切りにして水にさらし、水気を取ります。
大きめのボウルに酢・塩・オリーブオイル・マヨネーズの順に入れましょう。その都度、混ぜる合わせるのがポイントです!
混ぜたものに、茹でたじゃがいもをプラス。この時、じゃがいもが熱いうちに絡めると素材に味が染みやすくなり、酢の酸味も飛ぶので味がまろやかになります!さらに、ビーツ・紫たまねぎも加えて和えます。
器に盛り、エゴマスタードを添え、くるみ、ハーブを散らせば出来上がり!エゴマスタードは、味も栄養価もアップするので、加熱しないで使用するのがおすすめです。
■食材2:脂肪の分解を促進させ、むくみを解消する「抹茶」
日本のスーパーフードとして、世界的に人気の抹茶。抹茶に含まれるカテキンは、糖質や脂肪の吸収を抑える効果も。また、同じく抹茶の成分であるカフェインは、脂肪の分解を促進する酵素を活性化させ、むくみを解消してくれます。
さらに、抹茶と聞いて忘れてはならない美容ポイントは、豊富に含まれるビタミンC。本来、ビタミンCは水に溶けやすく熱に弱い性質がありますが、抹茶のビタミンCは熱に強く80度でも壊れないほど。シミやそばかすの原因になるメラニン色素の生成を抑え、美肌効果が期待できます。コラーゲンの生成にもビタミンCが必要なので、美肌には欠かせない成分のひとつです。
\抹茶を使ったおすすめレシピは「抹茶そうめんとトマトのカッペリーニ風」/
抹茶そうめんとトマトのカッペリーニ風(4人分)
【用意するもの】
抹茶そうめん(または抹茶そば)・・200g
ミニトマト赤・黄・・20個
しょうゆ・・大さじ2
オリーブオイル・・大さじ4
レモン汁・・大さじ1
白ごま・・適量
大葉(またはバジル)・・4枚
輪切りレモン・・4枚
*今回「そうめん」は、「抹茶そうめん」:デリカ オーバンマリーを使用しています。
【作り方】
鍋にたっぷりのお湯(3Lが目安)を沸かし、沸騰したら、そうめんをほぐしながら入れます。軽く混ぜながら、再度沸騰したら弱火に。90秒ほど茹でた後、手早くザルにとって冷水で揉み洗いして水気を切りましょう。
水気を切ったそうめんは器に盛り付け、湯むきしたミニトマトをプラス。白ごまを散らして、大葉・レモンを添えます。
最後に、しょうゆ・オリーブオイル・レモン汁を混ぜたものを、抹茶そうめんにかければ出来上がり!お好みで、小ねぎをのせてお召し上がりください。
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「むくみ解消」におすすめの食材とレシピ、いかがでしたでしょうか? まだまだ続く外出自粛生活、体の不調やストレスなどを軽減するおうちごはん、ぜひトライしてみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 熊坂 勉