東北地方最大の都市でありながら、豊かな自然があることから「杜の都」と呼ばれる宮城県仙台。三陸海岸の海の幸のほか、仙台牛や広大な平野部で収穫される農産物など、県内の豊富な食材はもちろん、東北中のおいしいものが集まっています。

ここでは、店主のセンスが光る一品を、コースで楽しむことのできる名店から、お酒メインの2軒目にもぴったりなアラカルトできる味わえるカジュアルなお店まで、6つのレストランや居酒屋をご紹介します。いずれも「旨い店」であることはもちろん、空間にまでこだわりを感じる「大人が通いたいお店」。仙台で過ごす夜を、より思い出深いものにしてくれるはずです。

■1:料理と器が織りなすアートのような一皿。レストラン「ナクレ」

旬の野菜やフルーツを使った目にも鮮やかな前菜

パリのミシュラン3つ星レストラン「アストランス」などで修業を積んだ、緒方稔シェフが2012年にオープンした「ナクレ」。素材がもつ美味しさを最大限に引き出した、“ヌーヴェル・キュイジーヌ”を楽しめるフレンチレストランです。2015年に移転オープンした現在のお店は、JR仙台駅から徒歩5分ほど。飲食店が入るビルの4階には、エレベーターを降りた途端に、外観からは想像がつかないような、エレガントで洗練された空間が広がります。

やわらかな光が差す、隈 研吾氏デザインの空間

「光と花の杜」をテーマにした空間は、なんと隈 研吾氏がデザイン。シェフが、そのクリエイションや考えに惚れこみ、直接事務所に連絡をしたことから、このコラボレーションが実現しました。店内に配置された約1000本の透明な筒のオブジェは、店内に差し込む光をやわらかに変化させ、さりげなくフロアを区切る役割も。フロア全体の一体感は保ちつつ、心地のよいプライベートな空間をつくり出しています。

やわらかな光が差し込む半個室席
エレガントなかわいらしさを楽しめる空間

素材の味を引き出した、目にもおいしい料理

店内の至るところに飾られている草花のオブジェのように、提供される料理もアートのような美しさ。シェフが得意とする食材のひとつ、生のエビを使った前菜は、旬のトマト、フロマージュが口の中で絶妙なバランスを生んでいます。それに続くのは、バター分の多いブリオッシュのパン粉が、イチジクやアスパラの甘みを引き立ててくれる一皿。肉の旨みを凝縮したソースと、サマートリュフの香りが食欲をそそるタマネギのソテーなど、メインやデザートを含めて、ディナーでは楽しめるのは13~14品。器やその余白まで堪能できるコースは、素材の美味しさを引き出すために、あえて手を加えすぎない最小限で最大限のテクニックが光ります。その腕前は、JAL国内線のファーストクラスで提供されたこともあるほど。

エビとトマト、マスカルポーネを重ねた一皿は、シンプルながら技の光る相性のよさ
玉ねぎの甘みに、肉の旨みが詰まったソースとトリュフの香りが広がる一皿

仙台の人気店として、その地位を確立しつつある「ナクレ」ですが、緒方シェフ自身は、実は茨城県出身。料理の腕を磨いたイタリアやフランスなど、「生活していた北半球と同じような気候や環境で料理が作れる土地を探していました。東京よりも西は蒸し暑すぎるし、北海道だと寒すぎる。必然的な理由で、東北最大の都市である仙台になりました」とシェフ。

「料理はつくれるだけでは伝わらない」という信念を注ぎ込んだ料理には、運ばれてくるたび直感的に「かわいい!」と思える、驚きが満載。セミフォーマルな装いで訪れたいお店では、どんな女性であっても、内に秘めた乙女心をくすぐられる繊細な料理を味わえます。記念日やデートなど、特別な日にぜひ訪れてほしいお店です。

問い合わせ先

  • nacrée TEL:022-748-7115
  • 営業時間/12:00~12:30 LO、18:30~19:30 LO
  • 定休日/月(祝日の場合は火曜) 
  • メニュー/ランチコース¥4,000、ワイン付きランチコース¥6.100、ディナーコース¥10,800、ワイン付きディナーコース¥15,900(税・サ込)
  • 席数/30席
  • 住所/仙台市青葉区中央2-2-38 フォーシーズンビル4F
  • 最寄り駅/JRあおば通駅
  • 価格帯/ランチ \4,000~6,000、ディナー \10,000~\16,000
    予約可否/完全予約制
    使用するシーン/デート、記念日、女子会
    雰囲気/ラグジュアリー

■2:日本料理に加えるフレンチのエッセンス。和食「イーピリオド」

ジュンサイと水ナス、はつか大根の酢の物、ナスの田楽などを盛りつけた、夏らしい八寸

日本料理をベースに、フレンチの経験を活かした料理を楽しめる「イーピリオド」。店主の千葉宏嘉さんは、西麻布の名店「分けとく山」などで修業を積んだ腕の持ち主です。

店を構えるのは、仙台駅から少し離れた青葉区片平の閑静な住宅街。明治32年に建てられた茶室「緑水庵」がある庭園の隣に、南仏のような雰囲気を感じる白壁のモダンな建物があります。最寄りの大町西公園駅からは、徒歩約10分。近くには、自然豊かな広瀬川や宮城県美術館などもあり、この時期は仙台の夏を感じながら周辺を散策し、お店に足を運ぶのもおすすめです。

ナイフとフォークで食べる焼き物

メニューは、昼夜ともにおまかせコースのみ。月替わりのため、訪れるたびに料理や盛り付けから、繊細な季節の変化を楽しむことができます。

懐石料理の順で提供される料理は、コースが進むにつれてよりフレンチのエッセンスを感じる内容に。すだちの香りが爽やかな牡丹ハモのお吸い物は、正統な和の趣。ほおずきや青紅葉の飾りが涼やかな八寸には、お店でも評判が高いという、青のり餡をかけたフォアグラの茶わん蒸しをはじめ、水ダコとイチジクの黄身酢あえなど、夏らしい料理が並びます。肉の火入れを学ぶために、フレンチレストランでも修業をしたという店主がつくる焼き物は、仙台牛を使ったローストビーフのような一品。赤身のおいしい仙台牛に、和風の味付けがよく合う一皿となっています。どの席にも、お奢とともに、ナイフとフォークがセットされているのも印象的。

お椀を開くと出汁とすだちの香りが爽やかに広がる
醤油やみりんで味付けした和風ローストビーフ

洗練された和モダンな空間

カウンター7席、テーブル12席の店内は、無駄をそぎ落としたモダンな雰囲気。カウンターで店主の仕事ぶりを楽しむのはもちろん、お昼の時間帯は、テーブル席の窓から覗く庭園の新緑や木漏れ日がとても心地よいです。

新緑を額縁のように切り取る窓が印象的
店主の千葉宏嘉さん

新鮮な秋保の野菜など、地場のものを取り入れた色鮮やかな料理には、女性ファンが多いのも納得。日本料理の枠にはまりすぎないアイディアからは、「芯は和食。そこに遊びをプラスしたい」という店主の想いを感じ取ることができます。すこしオシャレをして足を運びたい空間は、中心街からやや離れているので、隠れ家的な店が好きな人でもきっと素敵な時間を過ごすことができます。

お店の外観

問い合わせ先

  • 日本料理e. TEL:022-797-7668
  • 営業時間/12:00~13:30 LO、18:00~19:30LO ※要予約
  • 定休日/月(祝日の場合は火曜) 
  • メニュー/昼の部コース¥4,860、夜の部コース¥11,340(税・サ込)
  • 席数/19席
  • 住所/仙台市青葉区片平1-1-18
  • 最寄り駅/大町西公園駅
  • 価格帯/昼 \5,000~\6,000、夜 \11,000~\15,000
    予約可否/完全予約制
    使用するシーン/デート、記念日、会食
    雰囲気/ラグジュアリー

  • ■3:四季と風情を感じる一軒家割烹。「割烹 天ぷら 三太郎」

  • 前肢まで美しく揚がったエビ天

    今では仙台に数軒のみとなった、趣のある一軒屋割烹の「三太郎」。晩翠通りと広瀬通りの交差点から徒歩5分の裏道にある店の周りには、かつて一軒家の割烹が軒を連ねていたといいます。

    もともと旅館だった家屋を改装し、1974年に創業した店は、部屋ごとに設えの異なる空間が魅力。おいしい食事はもちろん、プライベートな空間も大切にしたい接待や会食など、さまざまなオケージョンに細やかに対応してくれます。

    素材を活かした薄衣の天ぷら

    店で味わえるのは、会席料理や下関直送のとらふぐのコース、仙台牛のすき焼きなど、地場の食材を使用した贅沢な料理の数々。なかでも天ぷらコースは、昼夜どちらも味わうことができる人気メニューです。店内に3カ所ある専用カウンターから、揚げたてを皿にのせてくれる臨場感まで楽しめる天ぷらは、素材の色がうっすらと透ける薄衣がなんとも上品です。

  • 無駄のない動きに関心しながら、揚げたてができあがるのを待つ

    コースの始めに出される、生きたエビを使った天ぷらは、「三太郎」の名物。活きが悪いと折れてしまうという前肢の美しい揚がり具合は、素材の新鮮さと熟練の職人技を証明しています。さらに、ほかでは滅多に味わえないのが、フカヒレの天ぷら! 和風の下味を付けた気仙沼のフカヒレは、揚げることで「サクップリッ」とした、コントラストのある食感が心地よい贅沢な一品です。さらに、旬の野菜の天ぷらや、小鉢などがつき、コースは昼夜ともに各3種。お昼は、リーズナブルに食べられる天丼も人気で、それを目当てに周辺で働く方々も足を運びます。

  • フカヒレの天ぷらは、口の中でほろほろと解ける初めての食感
    薄衣で鮮やかな深緑が透ける旬のアスパラ
  • この季節のコースでは、涼し気な小鉢なども楽しめる

    日本の「おもてなし」を感じる大小さまざまな空間

  • 美しい中庭を眺められる天ぷらカウンターやテーブル席、2階の個室など、部屋ごとにさまざまな表情を持った日本家屋も店の魅力のひとつ。海外からのゲストも多く、着物を着た仲居さんや、仙台在住のフラワーデザイナー、今野カズオさんによる生け花、美術品など、店内の至るところから日本文化に触れることができます。

  • 美しい中庭が見える天ぷらカウンター
  • 些細なことですが、2階の完全個室は、部屋ごとにお手洗いが分かれており、大切なゲスト同士が鉢合わせないようにとのうれしい配慮も。正統派な割烹の雰囲気は、地方での重要な接待などでも、ゲストを安心して招くことのできる心遣いや、細やかなおもてなしが、仙台での時間をより特別なものにしてくれます。

    風情のある店の入り口

    問い合わせ先

  • 割烹 天ぷら 三太郎 TEL:022-224-1671
  • 営業時間/11:30~13:30 LO(コースは13:00LO)、17:00~21:10 LO
  • 定休日/月、月1回日曜 
  • 人気メニュー/昼の部天ぷらコース¥3,200~、ランチ天丼¥950~(税込)
  • 夜の部天ぷらコース¥7,000~(税込・サ別)
  • ※夜のみ1階は奉仕料10%、2階は奉仕料15%に別途室料
  • 席数/最大110席
  • 住所/仙台市青葉区立町1-20
  • 最寄り駅/大町西公園駅
  • 価格帯/昼¥1,000~\2,000、夜¥10,000~\15,000
    予約可否/可
    使用するシーン/会食、接待、記念日、デート
    雰囲気/ラグジュアリー

  • ■4:きちんと旨い食事とお酒を深夜まで。「酒肴ノ食卓 氏ノ木」

  • 名物「究極のアジフライ」
  • 仙台に訪れると意外に困るのが、遅い時間からきちんとおいしいものを食べて呑める、お店探し。青葉区一番町駅から徒歩5分。ビルが並ぶ小道を数秒歩くと、迫力のある大きな暖簾が突然現れます。

  • オープン2年目となる「氏ノ木」は、割烹のような雰囲気を併せ持つ大人の居酒屋。人気のポテトサラダやアジフライ、カニクリームコロッケなどの定番料理は、店主、小林弘幸さんのひと手間が加わることで、どれも想像以上のおいしさに。鶏レバームースやアサリの紹興酒蒸しなど、ジャンルにこだわらない気の効いた創作料理とお酒を、深夜1時まで味わうことができます。

    名物は「究極のアジフライ」!

    「氏ノ木」の名物は、地物を使った「究極のアジフライ」。刺身でもおいしくいただけるアジを高温でサッと揚げて、やや赤身が残るくらいの状態に仕上げています。自家製のタルタルソースがよく絡む一品は、サクサクとした歯触りの後に、凝縮されたアジの旨みが病みつきになる一品。とろけるような食感の生ウニの天ぷらは、大葉の香りがアクセントとなり、ほんの少しの塩がさらにウニの甘みを引き立てます。

  • 生ウニの天ぷらは、トロッとしたウニの食感が絶品
  • 夏野菜を使ったサラダ

    また、サラダなどのメニューは、人数分の皿に取り分けてから提供してくれるので、カジュアルな会食やデートで「取り分け役が出ない」ことや「最後の一切れだけ残る」なんて事態にならないのもうれしいポイントです。

    「味・空間・価格」使い勝手のいいバランス

    「味わいだけを求めるのなら、ここ以外にもいいお店はあります。ただ、盛り付けに凝りすぎるなら、一秒でも出来立てを提供したり、店の雰囲気やスタッフの対応が良かったりなど、トータルのバランスを大切にしています」と店主。

  • 店主の小林弘幸さん
  • 仙台で夜遅くまでビオワインを飲める店はまだ少ない
  • モダンな店の雰囲気と比べて、センスのいい器とともに出される料理は大半が1000円以下と、どれもリーズナブル。薄張りグラスで出してくれるレモンサワーから日本酒、ビオワインまで、その日の気分に合わせて呑むことができます。さらに、日替わりのお品書きには「食べたいお料理、つくれるものはつくります」と心意気を感じる一文が。1軒目はもちろん、食べたい派と呑みたい派が分かれたときの2軒目としても、きっと全員が満足できる時間を提供してくれます。

    お店の外観
  • 問い合わせ先

  • 酒肴ノ食卓 氏ノ木 TEL:022-397-7224
  • 営業時間/17:30~1:00
  • 定休日/月、第2火曜
  • 人気メニュー/アジフライ¥780、ポテサラ¥680、濃厚カニクリームコロッケ¥980、生ウニの天ぷら¥1900(税込)
  • 席数/27席
  • 住所/仙台市青葉区一番町1-6-19
  • 最寄り駅/青葉通一番町駅
  • 価格帯/¥4,000~¥5,000
  • 予約可否/可
    使用するシーン/デート、友人、カジュアルな会食
    雰囲気/カジュアル

  • ■5:魚を食べ慣れた地元民も集う人気店。「夜ノ焼魚ちょーちょむすび

  • カウンター越しにじっくり焼けるのを見ることができる炉端
  • 「予約が取れない人気店」として有名な居酒屋「ちょーちょ」の2号店として、今年1月にオープンした「ちょーちょむすび」。県外からの観光や出張に合わせて予約が埋まる1号店は、地元の人が、思い立ったときに入ることが難しくなったことから、満を持しての2号店出店となりました。

    勾当台公園駅を降りて徒歩5分、区役所裏にあるお店は、「女性や子どもに優しい店」を裏テーマに、仙台の居酒屋では珍しい全席禁煙。予約は必須ですが、普段から新鮮な魚介を食べ慣れているであろう、地元の人たちを中心に平日からにぎわっています。

    炉端でじっくり旨みを引き出す焼き魚

    店の名物は、店名にもなっている、炉端でじっくりと焼き上げた魚。毎朝仕入れる新鮮な魚は、季節や仕入れ状況に合わせて、その日本当に食べてほしいものを丁寧におすすめしてくれます。焼き時間は、長いもので約1時間。店主の長尾一寿さん曰く「かぶりついて食べてほしい」という魚は、遠赤外線の強火と遠火の効果で、皮はパリッ、中はふっくら。オリジナルでブレンドするモンゴルと沖縄、宮城の天然炭塩が、魚の旨みを引き出します。

  • 魚との相性抜群の土鍋で炊いた銀シャリ

    それと合わせて食べてほしいという「炊き立て土鍋ごはん」と味噌汁、無添加の漬物のおいしさは、「日本人でよかった」と思える、身体に染みる味わい。炊き上がりに30分ほどかかる、ツヤツヤの銀シャリは、宮城県産ひとめぼれともち米の香り米をブレンドし、鯛めしとしても楽しむことができます。

  • サービスで5点盛りにしてくれる新鮮なお刺身
  • 新鮮なお刺身は、3点盛りで1280円。おまけとして、さらに2点を足してくれるサービスも。常時30種類がそろう日本酒が、ついつい進みます。

  • 臨場感のある大きなコの字型カウンター

  •  
  • 全62席ある店の中央で目を引くのが、大きなコの字型のカウンター。多くの席からカウンターならではの臨場感を味わうことができます。店主を筆頭に、気さくなスタッフの対応が心地のよい店では、気の利いたサービスやちょっとしたサプライズが散りばめられているのも魅力。地元のサラリーマンやOLなどでにぎわう店内では、気心の知れた人たちとおいしい料理やお酒を楽しみながら、仙台の人々の活気まで肌で感じることができます。

  • 店内カウンター
    お店の外観

    問い合わせ先

  • 夜ノ焼魚 ちょーちょむすび TEL:022-796-8193
  • 営業時間/17:00~1:00
  • 定休日/平日17:00~24:00、金・土・日・祝前日17:00~25:00 
  • 人気メニュー/焼き魚 ¥600~、刺し盛り¥1280、土鍋ごはん銀シャリ1号¥750~(税込)
  • 席数/62席
  • 住所/宮城県仙台市青葉区上杉1-7-32
  • 最寄り駅/勾当台公園駅
  • 価格帯/¥4,000~¥5,000
    予約可否/可
    使用するシーン/友人、会社仲間、デート
    雰囲気/カジュアル

  • ■6:横丁の一角で異彩を放つ日本酒の店。居酒屋「酒趣」

  • 七ヶ浜産の穴子の白焼き
  • ラストに紹介するのは、仙台でぜひ訪れてほしい日本酒の店。歴史のある飲み屋街「文化横丁」に軒を連ねるレトロでディープな店のなかで、無垢の外観がひと際目を引くモダンな店があります。フレンチ出身の店主、大石航平さんの日本酒好きからオープンした「酒趣」は、カウンターで楽しむ日本酒とおいしいアテが自慢の店。

    仙台の夜といえば横丁巡りが醍醐味のひとつですが、初見では店内の様子がよく見えず、結局どこに入ろうか迷ってしまうこともしばしば。一周してピンとくる店がなければ、迷わずここへ。少人数で語らったり、一人でしっぽり呑んだりしたいときに最適な、洗練された大人の空間が、そこには広がっています。

    常時100本がそろう圧巻の銘柄

    店に入ってまず目を奪われるのが、カウンターにずらりと並ぶ日本酒の数。燗や常温でおすすめしている銘柄をメインに、この時期は、冷で呑む夏酒も25種類ほど楽しめます。全国から厳選された日本酒は、「気に入った銘柄があれば、年に数回その蔵元を訪ねて、作り手さんから直接話を聞いています」というこだわり。

  • 店主の大石航平さん。店に入るとカウンターに日本酒がずらり
    愛媛の蔵元がつくる「奧」スッキリとジューシーな夏酒は女性にもおすすめ
  • さらに「素敵な空間にいると、素敵な発想が生まれます。この店もそんな場所になれば」という店主の考えは、日本酒や料理とともに出される器選びにも。京都の酒器専門店「今宵堂」など、極力作家のものを使用するという器を眺めながらお酒を味わうのも、この店の楽しみ方のひとつです。

    日本酒に合うものしかない旨いアテ

  • 日本酒と相性抜群のアテは、すだちをかけていただくサワラの塩タタキや、上品な脂がのった七ヶ浜産のアナゴの塩やき、ナスの冷やし煮など、いいものを少しずつ。季節を感じさせてくれる、ハイレベルな一品が味わえます。

  • 旬のサワラは塩とすだちで
  • 出汁もおいしい冷やし煮ナス
  • お品書きに載っていない銘柄も多いので、料理と相性の良いお酒を店主に聞くのもおすすめ。やりとりを楽しみながら、味わいだけでなく、蔵元や作り手などの背景を知ることができます。日本酒に浸るなら、仙台一といっても過言ではない「酒趣」。厳選された日本酒とこだわりのアテで、仙台の旅を締めくくってはいかがでしょう。

  • お店の外観

    問い合わせ先

  • 酒趣 TEL:022-211-8868
  • 営業時間/17:00~2:00
  • 人気メニュー(夏季)/冷やし煮ナス ¥460、サワラの塩タタキ¥950、七ヶ浜産穴子の白焼き¥1200、日本酒一合¥700~(税抜)
  • 席数/10席
  • 住所/宮城県仙台市青葉区一番町2-3-38
  • 最寄り駅/青葉通一番町駅
  • 価格帯/¥4,000~¥5,000
  • 予約可否/可
    使用するシーン/デート、友人、おひとりさま
    雰囲気/カジュアル
この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
EDIT&WRITING :
村上杏理