探偵は見た!実際にあった「親からの子どもに関する調査」依頼、その仰天の調査内容とは?

子を持つ親として、子どもの普段の行動が気になり出すと、気になって仕方がなく、きりがないものです。特に中学生から高校生にかけての反抗期には、親の想定外の行動を起こしていることも…。

そこで今回は、浮気調査や家出所在調査での信頼度が高い探偵界のパイオニアであり、45年の調査実績と全国主要都市に18拠点を持つ原一探偵事務所に、親が子どもに関する調査依頼をした事例を伺いました。そしてその中から驚きの事実が発覚したエピソードを3つ、ご紹介します。

■事例1:変わってしまった息子が、知らぬ間に犯罪組織に…!?

なぜ息子が高価なアクセサリーを…? ※画像はイメージです
なぜ息子が高価なアクセサリーを…? ※画像はイメージです

高校生の息子を持つ50代の夫婦からの相談

ある50代夫婦の高校生の息子は、都内の高校に入学後バスケットボール部に所属し、部活に専念するまじめな学生生活を送っていました。しかし、怪我がきっかけで部活に行かなくなり、そのまま退部。その頃から親子関係もギクシャクしはじめ、息子はだんだんと帰りが遅くなり、友人宅に泊まって帰ってこないことも多くなりました。

息子にどこにいるのかを聞いても、帰ってくるのは「うるさい!」「関係ないだろ!」と反抗的な答えのみで、親子の会話はほぼできない状況に。

ある日、母親が息子の部屋の掃除をしていると、高価なアクセサリーをいくつか発見…。息子はアルバイトをしている様子もなく、どうして高価なアクセサリーを持っているのかと不安になった両親は、息子の行動調査を原一探偵事務所に依頼しました。

1週間の調査で判明したのは、犯罪組織に関わる息子の姿

原一探偵事務所の調査員は、息子が学校から帰宅するところを1週間、見守ることになりました。調査の結果、いつも一緒に行動しているガラの悪い複数人の友人を確認。息子は繁華街で遊んで、タバコも吸っていました。調査5日目には、ATMでお金を下ろして成人男性に渡している様子も確認。後から「振り込め詐欺」の“出し子”と言われるアルバイトをしていることが判明しました。

これ以上、犯罪組織に深入りし、大きな犯罪に巻き込まれないためにも、両親は証拠を元に息子と話し合いをして、『どんな危険があるのか』をしっかり話したそうです。そして警察と学校に介入してもらい、息子を更生させる方向で動くことになりました。

「早い段階で事実を知り、対処できたために、息子を守ることができた典型的なケースの調査だと感じた」と原一探偵事務所は述べています。

■事例2:自立した子どもに育てていたはずが、コミュニケーション不全が浮き彫りに

娘は家出を繰り返し、何をしていたのか? ※画像はイメージです
娘は家出を繰り返し、何をしていたのか? ※画像はイメージです

40代の母親からの相談事例

ある40代の母親からの子についての相談事例です。

「自分のことは自分で」という教育方針を持つ両親は、責任感を持たせるために、ある程度は子どもの意思に任せて育ててきました。子どもたち3人兄妹のうち、真ん中の中学生の娘は、小さなころから一人遊びが好きな子どもでした。

娘は、中学生に入学したくらいから学校に行かなくなり、SNSで知り合った「ネッ友」としかやり取りをしなくなりました。最初は学生限定のSNSを通じて知り合った人たちと会っていましたが、Twitterでも同じ境遇の人を探すようになっていきました。

そして家出願望が強くなり、プチ家出を繰り返すように。Twitterで「神待ち(※)」をしたり、「パパ活」も繰り返している様子。しかし、それでも娘としっかり話すことはできませんでした。

※家出した女性が、自分を泊めてくれる男性をネット上などで探すことを意味する表現。

娘の家出の頻度が増えたこともあり、母親は原一探偵事務所に、娘の行動調査と所在調査を依頼。

調査の結果、「パパ活」で得たお金で、他県の相手を求めて「神待ち」していることが判明しました。母親は娘とも話し合いましたが、「高校へは行かない。ネットで知り合った県外の人のところで生活する」と言い出しているそうです。

調査で事実がはっきりとわかってよかったものの、娘とのコミュニケーションがうまくいかない母子関係が浮き彫りに。調査結果がきっかけとなり、より母子の話し合いと理解が進むのを願うばかりです。

■事例3:行方不明になった息子がいたのは、驚きの遠方地

小学生の息子たちはいったいどこへ…? ※画像はイメージです
小学生の息子たちはいったいどこへ…? ※画像はイメージです

40代の両親からの相談事例

ある40代の両親からの息子に関する相談事例です。

息子は小学校5年生になった頃から、自転車で友人とつるんで遊ぶようになり、毎日帰りも遅くなりました。親が帰りの時間について怒ると、息子は「うるさい」と反抗的な態度をとり、部屋にすぐに入ってしまっていましたが、親は「反抗期の息子はそんなものだろう」と、深追いせずにいました。

夏休み、学童へ行ったはずの息子が帰ってこないので、親が学童に連絡してみると「今日は、休むと連絡をもらった」とのこと。夜まで帰りを待ちましたが、帰ってこなかったので、警察に届け出をして、夜通し心当たりの場所を探しました。

次の日、学校から連絡があり「息子と仲が良いクラスの男子数名が、家に帰らず連絡もつかない」と言われたので、息子も帰って来ていないことを伝えました。そして学校で他の保護者と話し合い、原一探偵事務所に子どもたちの家出調査を依頼することに。

原一探偵事務所の調査員が情報収集した結果、息子たちは「自転車で北海道へ行く」とクラスメイトに話していたことがわかり、捜索を開始。すぐに発見につながりました。

息子たちは「夏休みのチャレンジ課題」をしていたと、悪びれた様子もありませんでした。

両親は「もっときちんと息子と話をするように心がけたい」と、息子とのコミュニケーションの取り方について、考えていきたいと言っていたそうです。

※相談内容は、プライバシー保護のために、一部内容を変更してあります。


いずれも、親と子の日頃からのすれ違いが生んだ事例といえます。子どもを持つ親としては、大人へ向かう反抗期という難しい時期のコミュニケーションについて、考えらせられる事例ばかりでしたね。

原一探偵事務所
1975年に創業、生活全域サポーターとして、浮気調査から子どもや高齢者の見守り調査まで幅広い調査を行っている。「ココロによりそう」をモットーに、すべての悩みごと解決のために信頼される探偵社として、調査力を磨き続けている。ホームページ

問い合わせ先

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
石原亜香利
EDIT :
安念美和子
TAGS: