緊急事態宣言後、外食の自粛要請があり気軽で外で食を楽しめなくなっている反面、手料理で1日3食をまかないきれない人たちから需要が高まっているのがテイクアウトやデリバリーサービスです。
日本最大級の実名制口コミグルメサービス「Retty」が、緊急事態宣言を受けて、2020年4月21日(火)~4月24日(金)、店内飲食を前提とした飲食店(ファーストフード含む)についてのテイクアウトに関する調査を行いました。
消費者のテイクアウト事情はどのように変化しているのか、お店に求めていること、情報を知った理由など、アンケート調査の結果を詳しくご紹介します。
「消費アンケートから見る緊急事態宣言後のテイクアウト事情」(レッティ調べ)調査結果を発表!
■1:回答者の約57%が緊急事態宣言前は「週に1回以上外食生活」
今回の調査対象者が、緊急事態宣言前には外食をどれくらいしていたか聞いたところ、全体のおよそ57%が週1回以上、外食をしていたという結果に。多くの人が外食習慣をもっていることがわかりました。
では、緊急事態宣言後のテイクアウト状況を見てみましょう。
緊急事態宣言後にテイクアウトを利用したかという問いに、約57%が「はい」と回答していました。外食を週1回以上していた人たちの比率とほぼ同じ結果です。
■2:70%以上が「美味しいものを食べたい」「飲食店を応援したい」という気持ちで利用
テイクアウトを利用する理由としては「美味しいものを食べたい」「飲食店を応援したい」が70%を超える結果に。自炊が大変という回答を大きく離しています。
どんなお店でテイクアウトを利用しているかという問いには、店内利用経験がある人が多数。食べたことがある食事をテイクアウトでも利用している人が多いようです。
■3:お店の場所は多少遠くてもOK!でも待ち時間は10分以内が希望
徒歩5分程度のお店でテイクアウトを利用している人が多いのかと思いきや、約6割の人が「徒歩10分以上」でもが許容すると回答していました。多少距離があっても、おいしいお店に行くことは苦ではないようです。
おこもり生活が続くと運動不足になりがちなので、散歩も兼ねてあえて遠い店まで歩いていく人も多いのかもしれません。
しかし、お店に着いてからの待ち時間は10分以内が最多です。15分以上待ってもいいという人は2割弱にとどまりました。
■3:情報はSNS経由が4割。お店前の看板でテイクアウトを知る人も
テイクアウト情報について、SNS経由で知った人が約4割と最多に。また、お店前の看板で知ったという回答も約37%おり、散歩や買い物などの途中で出会う人も一定数いることがうかがえました。
テイクアウトを利用するお店に求めていることは、料理の質が5割程度。次いで、多かったのは衛生面の安全性を求める声でした。
自由回答でも「感染リスクや安全対策をどこまでしているのか」「店舗がどのくらい感染対策に努めているのかわからない」といった不安の声があり、今後は感染症対策も利用のバロメーターになりそうです。
お店の中に入ったことがなくても、テイクアウトをきっかけにおいしいご飯に出合えるかもしれません。お店にとっては辛い状況が続きますが、食べることも応援のひとつ。食事も楽しみながら、自粛生活を一緒に乗り切っていきましょう。
■調査概要
調査方法/Webアンケート
※今回のアンケートにおける「テイクアウト」の定義については、イタリアン・中華・定食屋などの店内飲食を前提とした飲食店(ファーストフード含む)のテイクアウトのみを対象としており、デリバリー・コンビニ・スーパー・弁当屋のテイクアウトは含みません。
実施期間/2020年4月21日(火)18:30~2020年4月24日(金)12:00
調査回答者/「Retty」アプリユーザーにアンケート配信、回答いただいた中から緊急事態宣言・特定警戒都道府県に指定されている13都道府県に居住する会社員・会社役員・自営業・パート・アルバイト・主婦・学生・その他 (計615名)
※調査結果はすべて上記調査対象者の回答から得られた結果です。
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- Precious.jp編集部