外出自粛、リモートワークが続き、増えていく自炊時間。自分好みの食事をつくれるとはいえ、どうしてもマンネリになりませんか? そんな方に朗報。自炊メニューをワンランクアップさせるレシピを、ホテルニューオータニ大阪が公開しています。題して、「門外不出のホテルレシピ」!
簡単にできるお手軽なレシピから本格的なお料理、パティシエが厳選したスイーツレシピまで、さまざまなレシピが公開されており、あまりのクオリティの高さに連日、さまざまなテレビ番組でも取り上げられています。ホテルのシェフやパティシエが使うちょっとしたテクニックで、お手軽料理でも簡単にランクアップさせることができてしまうとあっては、真似したくなるのもうなづけますよね。
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そこで本記事では、公開されているレシピの中から、「パン・ペルデュ」と「ブライヤード風オムレツ」に実際に挑戦してみました。
ホテルニューオータニ大阪の絶品レシピ2選
■1:賞味期限間近のパンがよみがえる「パン・ペルデュ」
トーストやバケットなどのパンでつくるフレンチトーストは、今やパンケーキのようにスイーツとして注目されています。フランス語では“失われたパン”の意味で「パン・ペルデュ」と呼ばれているのだとか。賞味期限が近いパンでも、絶品メニューによみがえります。
【材料(1人分)】
・耳を落としたパン(4枚切り) 1枚
・砂糖(A) 15g
・生クリーム 50㏄
・牛乳 50㏄
・卵 1個
・ヴァニラ 少々
・バター 15g
・砂糖(B) 15g
今回はヴァニラを手に入れることができなかったため、省略しています。
【つくり方】
1.ボウルに砂糖(A)、牛乳を入れ、よく混ぜ、そこに生クリーム、卵、ヴァニラを加え、さらに混ぜ卵液をつくります。耳を落としたパンを約15分漬け込みます。
2.フライパンに砂糖を敷いて温め、漬け込んだパンを入れ、バターを加え、中火で焼き色が付くまで焼きます。
3.パンの片面に焼き色が付いたら、フライパンにさらに砂糖を加えます。フライパンに蓋をし、じっくり焼き上げます。
4.焼き上がるころに、蓋を取り、表面がカリッとなるように焼いたら完成です。
普通につくってもおいしいフレンチトーストなのですが、こちらはちょっと格が違いました。カリッとなった砂糖と、ふわりとしているパンとの相性が抜群で、4枚切り食パンがあっという間になくなってしまいました。
また、朝食だけでなく、おやつや食後のデザートにもよさそう! 生クリームやジャム、アイスクリームなどを添えれば、ホテルのカフェのようなティータイムを過ごすことができちゃいますよ。
■2:華やかな「ブライヤード風オムレツ」
朝食の定番であるオムレツ。簡単ではありますが、奥深い料理です。「ブライヤード風オムレツ」は鮮やかなオーブンオムレツ。冷蔵庫にある食材を使って、簡単にできますよ。
こちらのレシピはオーブン加熱ができるフライパンが必要になります。
【材料(2人分)】
・卵 4個
・生クリーム 50g
・バター 30g
・塩・コショウ 適量
<具材> ※具材はすべてお好みのものをお好みの量で!
・パプリカ
・茸類(お好みのものでOK。今回はしめじを使用)
・ハム、ベーコン、ソーセージなど
・チーズ
・マッシュポテト(冷凍食品でOK。今回は冷凍フライドポテトを使用)
・プチトマト
・ブロッコリー(今回は冷凍食品を利用)
【つくり方】
1.ボウルに卵を割り、生クリーム、塩・コショウを入れ、卵をときます。正方形に切ったハム、パプリカを入れます。
2.バターを加えて熱したフライパンに、1.を入れ、フライパンを回しながら、スクランブルエッグ状になるまで、菜箸などでよく混ぜます。
3.フライパンを火から外し、ひと口サイズに切った茸類、トマト、ポテト、チーズ、ベーコン、ブロッコリーをのせます。
4.予熱した200度のオーブンにフライパンごと入れ、3分焼きます(オーブントースターの上火、魚のグリルで代用可能)。チーズが柔らかく、とろけるようになったら完成です。
簡単な上に、ボリュームもあり、栄養的にも満足な一品が完成しました。これとパン、コーヒーがあったら、朝食としては十分! 冷蔵庫のちょっとした残り物を乗せても、映えるのが発見でした。
ちょっとしたテクニックや組み合わせで驚くほどおいしくなったホテルニューオータニ大阪の「門外不出のホテルレシピ」。これ以外にも、コンフィやフォンダンショコラなど気になるレシピが公開されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
- TEXT :
- 田中いつきさん フリーランスライター
- EDIT :
- 小林麻美