ジャンクなスナックだからこそ、高級を求めたい…。一度食べたら病みつきになるという高級ポテトチップが人気を集めています。当記事では、高級ポテトチップスの選び方から、おすすめの高級ポテチまでをご紹介します。
■高級ポテトチップスの選び方

ポテトチップスにはつい手が止まらなくなる美味しさがありますが、高級なポテトチップスともなると味わいもワンランク違います。そんな高級ポテトチップスを選ぶときは、どんなところに注目するといいのでしょうか?
ジャガイモ
ポテトチップスの主役はなんといってもジャガイモ。国産なら北海道産のジャガイモが有名ですが、季節に合わせた最良の産地と品種のジャガイモを選りすぐり、様々な高級ポテトチップスが作られています。
日本のポテトチップスに使用されるジャガイモの中には、今から20年ほど前、国内の菓子メーカーがポテトチップスを製造するためだけにアメリカから輸入した「スノーデン」という品種があるのだそう。
今では、スノーデンは北海道などでも育てられており、スーパーでも見かけることがありますね。ポテチ用に輸入されただけあって、ポテトチップスはフライドポテトなど油をたっぷり使ったジャガイモ料理にピッタリです。
塩・フレーバー
ポテトチップスの定番の味は塩味。しかし、使用する塩に海外産の岩塩を選ぶなど、こだわりのある塩味ポテトチップスもたくさんあります。さらにトリュフ塩やガーリックフレーバーの高級ポテトチップスも人気です。
同じ塩味だとしても、甘みがあるものやしょっぱさが強いものなど、使用する塩によって味も変わってきます。塩自体に旨みがあるほど、塩以外の調味料を使用せずに済みますが、自然の塩よりも化学調味料のほうが安価なため、「調味料は塩のみ」というポテトチップスは高級なのです。
しかし、ときには「ポテチをジャンクフードとして楽しみたい!」と思うこともありますね。塩味だけではなく、いろんなフレーバーのポテトチップスを上手に味わってみてはいかがでしょうか?
油・オイル
ポテトチップスの仕上がりに影響するのが、揚げるときの油。高級なポテトチップスは海外産の上質なひまわり油などを使用して揚げているものもあります。また、独自のノンフライ製法でヘルシーに仕上げた高級ポテトチップスや、ジャガイモを焼いてチップスにしたベイクドポテチなどは、ギルトフリースナックとして健康志向の方にも親しまれています。
形
ギザギザタイプからスティックタイプなど、形も厚みもさまざまなポテトチップス。それぞれによって食感が異なり、生産者がこだわっている部分もあります。薄切り・厚切りタイプは、ジャガイモそのものの味わいが楽しめるよう配慮されたものが多いようです。パリパリ感を楽しむ薄切り派か、噛み応えを期待したい厚切り派かは、好みが別れるところでしょう。
また、ギザギザタイプは塩やフレーバーがよりしっかりとまぶされるため、パンチのある風味がお好みの方にはピッタリ。スティックタイプや形が均一に整っている丸いポテトチップスはジャガイモ粉を成形したもので、食べやすく味わいもソフトに。筒状のパッケージに入っているため、ポテトチップスが割れたりせずに持ち運べるのも便利です。
海外・国産・ご当地
海外の高級ポテトチップスは、袋も大きく、フレーバーも国ごとの個性が際立ちます。サワークリームやバーベキュー味は海外のポテトチップスの定番フレーバーですが、プルコギ味やチリコンカン味など、各国の代表的料理の風味がするポテトチップスも楽しいですね。
また、日本国内の観光地に必ずといっていいほど販売されている、ご当地ポテトチップスも見逃せません。その地域の特産品を使ったりなど、意外性のある斬新なフレーバーの高級品ポテトチップスは、お土産にはピッタリのスナックではないでしょうか。
■高級ポテトチップスといえば「菊水堂(キクスイドー)」

高級ポテトチップスとして知られているのが「菊水堂(キクスイドー)」。テレビ番組『マツコの知らない世界』(TBSテレビ)で紹介されて以来、最高級だけれど一度は食べてみたいポテトチップスとして、名前がよく知られるようになりました。
菊水堂のポテトチップスは、国産のジャガイモを季節に合わせて使い分けたうえ、米油とパーム油を混合した油で揚げて、約0.7%の塩分でうす味に仕上げます。オンラインで注文をした場合、早いときは翌日にできたてのポテトチップスが届くシステムになっているようです。
菊水堂の「できたてポテトチップ」が美味しい理由とは?ネーミングの理由、こだわり、おすすめの食べ方>>
菊水堂の高級ポテトチップスが高速道路のSA(サービスエリア)で手に入る!?
菊水堂のポテトチップスはオンラインでの注文がメインですが、全国のナチュラルローソンや成城石井など、いくつかの提携ショップでも購入できます。また、東名高速道路鮎沢PA(パーキングエリア)や、埼玉県のSA(サービスエリア)で手に入れた、という人もいらっしゃるようです。
「できたてポテトチップ」(菊水堂)

菊水堂のポテトチップスの中でも特に人気の看板商品が、できたてのポテトチップスを即日発送してくれる「できたてポテトチップ」。スーパーで販売されているポテトチップスは、製造から2週間ほど時間がたったものが一般的ですが、それらと比べるとできたての味わいは格別です。
京都一の傳監修「西京漬仕立て ポテトチップス」
菊水堂では「西京漬仕立て ポテトチップス」も販売しています。これは京都の伝統料理である西京漬けの味わいをポテトチップスにまとわせた商品。京都で西京漬けの老舗として知られる「京都一の傳」が監修しています。
■カルビーの最高級ポテトチップス「グランカルビー」

ポテトチップスの大手メーカーであるカルビーが手がける高級ポテトチップスもあります。それが、カルビー史上最も分厚い「グランカルビー」です。時間をかけてじっくり揚げて作られたグランカルビーは、揚げた後に炙る工程もプラスされ、噛むたびにジャガイモの旨味が口いっぱいに広がります。
「グランカルビー」はまずい?いいえ、そんなことはありません!
一部には「グランカルビーはまずい」なんて声があるようですが、それはグランカルビーの多彩なフレーバーが関係しているのかもしれません。グランカルビーはアンチョビ&ガーリック味、3種のチーズ味、クラムチャウダー味などさまざまな味が揃っているため、たまたま食べたフレーバーが「好みにはいまいち合わない…」というケースもあるのかも。
中には、定番のしお味や北海道バター味もあるので、ベーシックな味やクラシックな風味がお好みの方は、定番フレーバーを試してみては?
「カルビープラス」とは?
揚げたてのポテトチップスを味わうのなら、全国各地にあるカルビーのアンテナショップ「カルビープラス」へ。ここではできたてのポテトチップスを楽しむことができるうえ、「じゃがりこ地域の味」「無限ポテトチップス鶏しお味」など、レアな商品も販売されています。
「グランカルビー 炙りクリスプ 全6種類セット」

オンラインでグランカルビーを購入するなら、こちらをどうぞ。6種類のフレーバーの詰め合わせで、ギフトタイプの仕様になっています。
■一度は行きたい!高級ポテチ専門店のおすすめ
またポテトチップスだけにこだわり抜いた専門店もあります。ここでは高級ポテトチップスを楽しめる専門店を3つご紹介します。
「麻布十番 杵屋」(麻布十番)
東京・麻布十番の大人のおつまみ菓子専門店「麻布十番 杵屋」。 「素材の味を大切に」をコンセプトに、スタイリッシュな店内には数十種類のアイテムが並びます。ポテトチップス・野菜のクリスピーチップス・揚げパスタなど、手土産に適したギフト商品がズラリ。
中でも、北海道産のジャガイモなどを選定し、化学調味料を使わず仕上げたヘルシーな高級ポテトチップスが人気。世界最高品質のエクストラバージンオリーブオイルオイルのみを使用した高級ポテトチップスや、アンチョビで風味づけした高級ポテトチップスもあります。
「AND THE FRIET 広尾」(広尾)
東京・広尾のフレンチフライ専門店「AND THE FRIET 広尾」。本場ベルギーのポテトや、全国から季節に合わせて厳選したポテト、多種多用なトッピング、ディップ、パウダーなどと一緒に楽しめるフライドポテトのスペシャリティショップです。ジャガイモの種類とカットを自由に選べるなど、ポテトチップスやフレンチフライを思う存分楽しむことができます。
「The Shake & Chips Tokyo」(表参道)
人気クレープ店「PÄRLA(パーラ)」が手掛ける「The Shake & Chips Tokyo」は、カリッと揚げたてのポテトチップスを冷たいシェイクにディップして楽しめます。ポテトチップスの塩気とシェイクの甘さが絶妙にマッチして、クセになる美味しさです。
■通販できる高級ポテトチップスのおすすめ
次にオンラインで購入できる高級ポテトチップスをご紹介しましょう。
「オーガニック ポテトチップス トリュフ&シーソルト」(ルークスオーガニック)

体にやさしい商品を作りながらも味わいを追求、食べることの楽しさをスナックで表現する「ルークスオーガニック」。「オーガニック ポテトチップス トリュフ&シーソルト」は、イタリア産白トリュフを使用した高級感あふれるポテトチップス。トリュフとシーソルトの香りが広がります。
「キジョー選べる5袋セット」(QUILLO:キジョー)

水玉模様がポップ! スペインの伝統と情熱が詰まった「キジョー」の高級ポテトチップス。ヴァージンオリーブオイルの香りがするフレーバーやホワイトトリュフフレーバーなど、5つの袋のセットです。
「トーレス・セレクタシリーズ」(トーレス)

1969年にスペインで設立されたトーレス社が手掛けるグルメポテトチップスです。「黒トリュフポテトチップス」「地中海ハーブポテトチップス」「キャビアポテトチップス」など5種類の味がセットになっています。
「超!ゆずこしょうポテトチップス 大人の辛口」(九州チップス)

地域産品を活用した6次産業化商品の企画、開発、販売、プロデュースを行う大分の企業「九州チップス」。「超!ゆずこしょうポテトチップス 大人の辛口」は、大分県日田市のゆずごしょうを100%使用したご当地チップスです。ピリッとした辛味を楽しめる大人向けのポテトチップスです。
「ナチュラルズ シーソルト&ペッパー」(ローレンズ)

世界中の子供たちに人気のドイツのお菓子メーカー「ローレンズ」。「ナチュラルズ シーソルト&ペッパー」は、ひまわりオイルを使った、ヘルシーな高級ポテトチップス。さっぱりとした口当たりが特徴です。
「ご当地 ふらのッち うすしお」(ふらの農業協同組合)

北海道富良野産のジャガイモで作ったご当地ポテトチップスです。パリッとした食感を楽しめます。
「ライトリーシーソルトポテトチップス」(ティレル)

イギリス産のポテトチップス「ティレル」。シンプルなシーソルト味からシーソルト&サイダービネガーなどもラインナップしています。
「奥能登しおポテトチップス」(Ante)

石川県加賀市で展開するご当地オンラインショップ「アンテ」。「奥能登しおポテトチップス」は、新鮮な国産ジャガイモを少し厚めにカットして伝統の釜揚げ製法で揚げています。化学調味料不使用の無添加のポテトチップスです。
「オーティ・シーソルト」(リアルスナック)

フィンランドのチップスメーカー「リアルスナック」が手掛ける、グルテンフリーオーツ麦を使用したポテトチップスです。
「ロイズ ポテトチップチョコレート 3種詰め合せ」(ロイズ)

北海道土産で人気の「ロイズ」が手掛けるポテトチップスです。チョコレートとホワイトチョコレートをかけたポテトチップスで、甘じょっぱい味を楽しめます。
■ポテトチップス以外の高級スナック菓子のおすすめ
高級ポテトチップス以外にも、食べ出したら止まらない高級スナック菓子がたくさん! 来客時のお茶請けや手土産などにも利用できます。
「おからチップス3種」(天然生活)

スイーツやスーパーフードが揃う「天然生活」。「おからチップス3種」は、遺伝子組み換えでない北海道産、三重県産、滋賀県産の大豆を使用したおからのチップス。食物繊維が豊富なヘルシースナックです。
「いちごチップス」(遠赤青汁)

有機栽培・愛媛県産で安心・安全にこだわった青汁を提供する「遠赤青汁」。「いちごチップス」は、愛媛県産の紅ほっぺを100%使用。じっくり乾燥して着色料や香料などを使うことなく、自然のままドライにしています。アイスやデザートなどに使ってもオシャレ。
「さつまいもチップス」(天然生活)

鹿児島県産紅さつま、紅はるかなどを使ったさつまもの素朴な味を楽しめるチップスです。しつこすぎないさっぱりとした甘味が特徴です。
「パルファム ドゥ ランブル (シャインマスカット)生レーズン」(佐藤ぶどう園)

岩手県花巻市にて大粒ぶどうの栽培、加工品の生産・販売をしている「佐藤ぶどう園」は、一枝一房にこだわった栽培と、無添加ぶどうジュース、手作り生レーズンが自慢です。「パルファム ドゥ ランブル (シャインマスカット)生レーズン」は、有機肥料で育てたシャインマスカットで作った生レーズン。巨峰のような大粒サイズで、糖度は23~25度にもなります。
「オーガニックトーストココナッツチップ」(Terrasoul Superfoods)

オーガニックのココナッツチップです。完全無糖のため、ヘルシーなスナックとしていただけます。 ココナッツ本来の甘みとコクを感じさせてくれるので、少量でも満足できるのもうれしいですね。
高級ポテトチップスの旨味を堪能しよう
高級ポテトチップスを一度食べてみると、スーパーやコンビニで市販されているものとの違いに驚くはずです。噛むたびにジャガイモそのものの甘みと旨味が広がり、高級品であることを深く実感できることでしょう。
また、最高級ポテトチップスはスーパーなどで気軽に購入できないことが多く、手土産などのちょっとした贈り物としても喜ばれます。高級ポテトチップスをぜひ一度ギフトとして贈ってみてはいかがでしょうか?
- TEXT :
- Precious.jp編集部