外出を控え、自宅で過ごす時間が増えた昨今。おうち時間を充実させようと、美容にかける時間が増えた方も多いのではないでしょうか?
せっかく時間をかけるなら、正しい方法でお手入れしたいですよね。そこで、パナソニックのスキンケアに関する意識・実態調査の結果と、美容皮膚科医・貴子先生によるお話とともに、スキンケアに関する正しい知識をご紹介します!
スキンケアの時間が増えたけど、 もしかして間違いだらけ…?
■スキンケアの時間が増えた人:83%*
パナソニックが20〜40代の女性100名を対象に、スキンケアに関する実態・意識調査を実施。それによると、外出自粛の動きを受けて家でやりたいことが、運動や美容などのセルフケアと回答した女性が62%。さらに美容にかける時間が増えたと答えた人のなかで、スキンケアの時間が5分以上増えた女性が83%いることが判明しました。
SNSでも、#ホームケアや#おこもり美容などのハッシュタグ投稿が増加し、自宅で有意義な時間を過ごすため、いつもより入念にお手入れをしている女性が増えていることがわかります。
しかし、そのなかには思い込みでスキンケアをしている方もちらほら…。パナソニックの調査では、82%の女性が間違ったスキンケアをしていることが明らかになりました。
<調査概要>
・調査内容:「美容」に関する意識調査
・調査期間:2020年4月10日~13日
・調査方法:インターネット調査(モニター調査はシグナル)
・調査対象:全国 20~40代 女性 100名
公式サイトはこちら>>
■美容皮膚科医・貴子先生に聞く、思い込みのスキンケア4選
美容皮膚科医・貴子先生によると、肌のメカニズムを理解しないままスキンケアをしている方が非常に多いとのこと。日々のスキンケアで、肌の表面が潤えばしっかり保湿ができたと思い込んでいませんか? そこにひとつの落とし穴があるのです…。
肌にとって最も重要なのは、保湿成分を角質層まで浸透させること。保湿成分が角質層まで正しく浸透できている肌は、いつ触れても手に吸い付くようなもっちりとした感触。4つの項目をチェックしながら、正しい角質層への浸透について理解を深め、スキンケアの基本に立ち返りましょう!
■思い込み1:パッティングは回数が多いほど効果的
パナソニックの調査では、パッティングは回数が多いほど効果的、と思い込んでいる人が5人に1人いることがわかりました。
肌は何層にも重なった構造をしているため、角質層まで保湿成分を浸透させ、水分を届けることで潤いが持続します。ところがパッティングで届くのは肌の表面に近い層のみ。浸透というより、肌になじむことで満足してしまっているといえます。
また、肌が含むことができる水分の量には限界があるため、いくらスキンケア化粧品をたっぷり、丁寧にパッティングしてつけていても、潤いの持続には繋がらないそう。日中の乾燥が気になる場合は、夜ではなく朝に角質層への浸透スキンケアを重点的にするのがおすすめです。
■思い込み2:お風呂上がりの肌なら角質層まで浸透しやすい
お風呂上がりの肌なら角質層まで浸透しやすい、と思い込んでいる人は特に多く、3人に1人という結果に。
汗が出ることからもわかるように、そもそも毛穴の役割は排出器官なので、お風呂上がりの毛穴が開いた状態が角質層への浸透にベストな状態ということではありません。毛穴から浸透できると思っている時点で、すでに思い込みは始まっているのです。
お風呂上がりなどにスキンケア化粧品がより角質層へ浸透するような気がするのは、お風呂の水蒸気によってそもそもの肌の表面の水分量が上がっているから。もちろん、毛穴に汚れが詰まっていると、本来毛穴が持っている引き締めの機能を邪魔するため、毛穴の汚れをクリアにすることは美肌に繋がります。
ただ、角質層への浸透のことを考えると、過度なピーリングなどで毛穴汚れを落とすことに注力するのではなく、肌全体の余分な角質を落とすことが大切。しっかり洗浄し、肌の受け入れ態勢を整えましょう!
■思い込み3:シートマスクは長くのせているほど角質層に浸透する
シートマスクをしていると、まだ乾いていないのに外すなんてもったいない、と思う方も多いのではないでしょうか? シートマスクは長くのせているほど角質層に浸透すると思い込んでいる人は、5人に1人という結果になりました。
シートマスクが湿っている間は水分を与えてくれますが、乾き始めると同時に今度は肌の水分を奪っていきます。それが乾燥肌の原因になってしまうことも。つけたまま寝てしまう、乾くまでつけておくのは逆効果なのです。
シートマスクの使用は、パッケージに書いてある時間内にすることが大切。またコットンパックにも、これも同じことがいえます。
■思い込み4:週1回のスペシャルケアで、角質層までしっかり浸透する
週1回のスペシャルケアで、角質層までしっかり浸透できていると思い込んでいる人は、5人に1人という結果に。また、約7割近い人がスキンケア化粧品ブランドのライン使いをしており、その理由には「効果がより高まると思うから」という回答が61.8%にのぼりました。
女性はホルモンバランスの変化があったり、気候によるダメージを受けやすかったり、週1回のスペシャルケアで十分とはいえません。基本的に、スキンケアの美肌貯金はできないので、毎日短時間でもきちんとした浸透スキンケアをすることが大切。
さらに、化粧品ブランドをライン使いしているからといって、角質層まで浸透できているという訳ではありません。肌の状態によって必要なケアは変わってくるため、同じラインのものをこだわって使うより、日々の肌に合ったスキンケアアイテムを選んで使うことのほうが重要です。
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効果的にスキンケアをしたいとき、美顔器に頼るのもひとつの手。「イオンエフェクター EH-ST98」は、2つのヘッドと6つのモードで、さまざまな肌悩みにアプローチする美顔器。手塗りよりも保湿成分が角質層までぐんぐん浸透。シートマスクの上から使うのもおすすめです。
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思い込みポイントはありましたでしょうか? 正しいスキンケアで、充実したおうち時間を過ごしてくださいね。
※商品の価格はすべて税抜です。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 富田友里恵