最近は、新型コロナウイルスの感染予防のために外出を控え、自然と外食が減って、自宅で食事をとるケースも増えているかもしれません。
また一人暮らしや少人数の家庭も珍しくない時代ですし、年を重ねると食事の量も減っていくものです。自炊をしても逆にコストがかかってしまったり、食材を余らせてしまったりすることもあるかもしれません。
うまく食材をやりくりして、賢く自炊をしたいものですよね。
そこで今回は、節約アドバイザー・消費生活アドバイザーの丸山晴美さんに、大人女性の自炊における、上手な食材調達のコツを聞きました。外食が減って自炊が増えたという人も必見です!
自炊が充実する!食材を無駄なく買う方法
丸山さんによれば、自炊のコツの第一は、「必要な食材を賢く買う」ことだといいます。具体的にはどんなコツなのでしょうか? 早速解説してもらいましょう。
■1:質重視で美味しいものを少量買う
「肉や魚は特に、量よりも質を重視して、ちょっと高くても美味しいものを少量買って食べるほうが、満足度が高くなり、おすすめです。メリハリをつけて、美味しく質の高いものを時々食卓に取り入れるようにしてはいかがでしょうか」
■2:旬の食材を使う
「全般的に、旬の食材を使うのがおすすめです。旬の食材は新鮮で質の良いものが手軽に手に入るほか、栄養価も高いのが特徴です。また、旬の野菜は美味しいといわれます。この栄養面、美味しさがあることで、自炊が充実します」
■3:"色のある"おかずを心がける
「色のあるおかずにすると、美味しく見せることができ、実際に美味しく感じます。緑黄色野菜を積極的に使って彩りよくするなど、工夫しましょう」
■4:産地直送野菜をお取り寄せする
「産地直送野菜は、安心・安全という点で自炊のレベルが上がります。その中でも特におすすめなのが、農水省お墨付きの『農業女子プロジェクト』と楽天のフリマアプリ『ラクマ』がタッグを組み、美味しくて安全な野菜を販売しているサービスです。送料込みで農家直送の野菜をお得に買うことができます」
■5:まとめ買いをするときは、コスパよく原材料を購入する
「外出を控えている今、1回の食材の買い出しで、まとめ買いをしたい方もいるでしょう。その場合は、加工品やお惣菜中心ではなく、原材料を中心に購入して、コストパフォーマンスをよくするのをおすすめします。
また、まとめ買いをするなら、小分けや冷凍保存、作り置きも見据えて購入することもポイントです。作り置きをするときは、肉や魚は『下味冷凍』という下味をつけてからジッパー付き保存袋に冷凍しておく方法がおすすめです。一般的な作り置きより手間がかかりませんし、下味をつけておくことで肉も魚も美味しくなるので、自炊メニューも充実します」
以前に比べ、外食回数が減っているという人は多いはず。自炊に慣れていない人や、食材の扱いに無駄があると感じている人は、今回紹介された方法を、お買い物のときに思い出してみてくださいね。
ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物取扱主任士(登録)、認定心理士、家庭の省エネエキスパート検定合格、調理師などの資格を持ち、食費や通信費など身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演等で行っている。2019年からゆとりうむプロジェクト理事を務める。著書に『くほど貯まる!ポイ活カードケース』」(宝島社)、『50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します』(幻冬舎)など多数。公式ホームページ「らくらく節約生活。」
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 石原亜香利
- EDIT :
- 安念美和子