新型コロナウイルス対策で、外出時はマスクを装着することが当たり前になってきました。帰宅すれば手洗いや消毒を徹底し、また自炊の機会も増えましたよね。

今までになかった習慣ができたことで、新たな美容トラブルが発生していませんか? マスクとの摩擦でくちびるが荒れたり、手洗いや消毒のしすぎで指先が荒れていたりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ウイルス対策はしていても、自分の指先やくちびるがガサガサしていたら、ただでさえ自粛続きで沈みがちな気分が、より落ち込んでしまいます。

そこで、自宅で簡単にケアできる方法を、約30年間パーツモデルとして活躍中の金子エミさんに教えていただきました。「指先」「甘皮」「唇」の3つのパーツのセルフケア方法をご紹介します。

金子エミさん
パーツモデル・美容家
(かねこ・えみ)1991年よりパーツモデルを始める。CMやスチール広告、雑誌などで活躍する傍ら、ボディケアコスメ『エミト…(emito…)』をプロデュース。著書も多数。二児の母でもある。
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パーツモデルに教わる「手と唇のセルフケア」3選

■1:レンジクリーム&コットンパックで「指先」ケア

消毒液、食器の洗剤などで指先があれて、ささくれができやすくなっていませんか? 無理にはがしてしまうと、悲惨な指先になってしまいます。

「生活感がにじみ出てしまうささくれは、ハンドクリームを塗るだけではなかなか治りません。サロンでやるような指先ケアを2週間おきに取り入れると美しさが保てます」(金子さん)

【用意するもの】

・お好みのハンドクリーム(おすすめの商品は、シャネル(CHANEL)の『ラ クレーム マン リッシュ』)
・コットン5枚
・ローション(おすすめの商品は、エミト…(emito…) の『ドラゴンズブラッドボディースキンミスト』、グレース コール ブティック(GRACE COLE BOUTIQUE)の『ボディミスト ワイルドフィグ アンド ピンクシダー』)
・キューティクルオイル(オリーブオイルでも代用可/おすすめの商品は、ハンズオン(Hands-On)の『キューティクルオイル』)

1.ハンドクリームを水に溶かしてレンジでチン

ハンドクリームをレンジで温めている
レンジで温めましょう

ハンドクリーム大さじ1に、水大さじ6を混ぜて、レンジで20秒ほど温めます。水は少しずつ混ぜると分離しません。

2.ハンドクリームに指先をつけて潤す

指先をハンドクリームにつけている
5本すべての指先を同時につけて

温めたハンドクリームに3分ほど指先をつけます。反対側の手をつけるときに、クリームがぬるければもう一度加熱をしてください。

3.コットンで指先を包んで準備

コットンを指につけた手
コットンの中に指を入れていきましょう

コットン5枚を用意して縦にハサミでカットして2分割にしたら、ひとつずつ真ん中で裂いて指を入れます。残り4枚のコットンも同様にして、左右10本の指すべてにつけてください。

4.コットンにローションをスプレーする

コットンをつけた指
指に浸透するようにローションをたっぷりとスプレーして

コットンにローションをスプレーしたら、ラップを巻いてください。スプレーは手の甲側だけでOKです。これを5本の指全部に同様にやってください。5本すべて巻いたら、3〜5分間たっぷりと浸透させましょう。

5.爪に栄養を与えながらマッサージ

指をマッサージ
爪全体にオイルを塗りこんだら、指全体をマッサージ

ローションを浸透させたあとは、栄養を与えるために指先にキューティクルオイルを塗り、1本ずつ丁寧にマッサージをしてください。潤いをキープし続けられます。

2〜5の手順を、反対の手の指も同様にやってください。最後のマッサージは片手1分間くらいが目安です。

■2:おうちでできる「甘皮オフ」

指先が荒れがちなうえに、ネイルサロンにも行きづらい自粛期間。甘皮もなんとか自分でケアしたいものですよね。

「甘皮のカットはプロでも難しい技です。でも、甘皮をケアしておかないと健康な爪が生えてこないため、やさしくオフしましょう」(金子さん)

【用意するもの】
・キューティクルリムーバー(ハンドクリームでも代用可/おすすめの商品は、オーピーアイ(OPI) の『キューティクルリムーバー』)
・キューティクルエッセンス
・コットンまたはガーゼ 2枚(片手1枚ずつ)

1.ぬるま湯に手を浸して甘皮をふやかす

お湯に両手をつける
洗面器や、洗面台などにお湯を張って

お湯に5分ほど手をつけて甘皮をふやかします。熱いお湯だとその後に手が乾燥するため、ぬるめのお湯を準備してください。

2.甘皮を押し上げる

爪の甘皮を押し上げてる
爪や爪の生え際の皮膚を傷つけないように注意!

右手の人差し指にコットンまたはガーゼを巻きつけて、甘皮を爪の生え際のほうに向けて軽く押し上げてください。

3.爪の古い角質を取り除く

爪の表面を磨いている
やさしく爪を磨いて

コットンにキューティクルリムーバーをつけて、円を描くように爪の表面を磨いて古い角質を除去してください。

4.爪をマッサージ

爪をマッサージしている
爪の生え際にエッセンスが浸透するようになでて

爪の生え際にキューティクルエッセンスを塗り、指の腹で押すように軽くマッサージを行います。健康な爪が生えてくるためのケアです。

これで5本の指全部をケアしたら、反対の手の指も同様に。最後のマッサージは片手1分間くらいが目安です。

■3:ソフトゴマージュで「唇」ケア

空気が乾燥していたり、マスクとの摩擦が起きたりして、唇がガサガサする……そんな方にぜひ試してほしいのが、こちらの唇ケア。

「皮脂腺や汗腺がなく、乾燥しやすい唇は念入りな潤いケアが必要です。荒れを感じたら、定期的にケアをしましょう。余分な角質は落として、潤いを浸透させてください」(金子さん)

【用意するもの】
・ゴマージュの材料(下に記載)
・ラップ(唇を覆える大きさ)
・お好みのリップクリーム

1.ゴマージュをつくる

蜂蜜と砂糖でゴマージュを作っている
蜂蜜に砂糖を加えて混ぜるだけ。砂糖の質感を残すことがポイント

蜂蜜大さじ1に砂糖小さじ2を溶かした手づくりゴマージュでやさしくオフしましょう。蜂蜜は卵白でも代用可能です。

2.古い角質やめくれた皮をゴマージュで落とす

唇をマッサージしている
やさしく、ソフトタッチで行って

あらかじめつくっておいたゴマージュをくちびるにつけて、指の腹でくるくると円を描くように、上下のくちびる30秒ずつマッサージをし、余分な角質を落として洗い流します。

3.ラップでパックをする

ラップで唇を覆っている
ラップがはずれないように軽く手で抑えておきましょう

リップクリームをたっぷりと塗り、ラップで覆って10分ほどおくと潤いが復活します。くちびるが荒れているときはラップの上から蒸しタオルをあてるとリップが浸透しやすくなります。

<出典>
『お家でおこもりエステ』
ボディケア_1,アンチエイジング_1,習慣_1,マッサージ_1
50もの、ボディケアのレシピが掲載されているケアBOOK。
 ¥1,174(税込)/ワニブックス

どれもおうちにあるものでケアできるので簡単です。ぜひ、おうちにいることが多いこの時期に始めて、気軽に人に会える日まで美しさをキープしておきましょう。

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この記事の執筆者
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WRITING :
宮平なつき
EDIT :
小林麻美