【目次】
【基本】アイメイクの順番
アイシャドー→マスカラ→ビューラー→アイライナーで目力がアップ
目力を強化させるとなると、どうしても「強さ」を求めてしまいがちですよね。しかし、大人の目力にはやりすぎ感が否めません。そこで今回は、上質で品のある目力を3ステップで叶えます。順番は、【1】透かしアイシャドー、【2】カールマスカラ、【3】アイライナーです。
そもそも私たちは、目の大きさというと、目のフレームに沿った形だと思いがち。けれど、実は、上まつげの先端から下まつげの先端までを他人は「目」だと認識しているというデータがあるのです。
ということは、アイメイク次第で目を大きく見せることが可能だということ。以下から、目を上品に大きく見せ、目力を効果的にアップさせる方法をご紹介します
【1】アイシャドー<3STEP>
まずはアイシャドーから。ボルドーやカーキ、ブラウンなど、こっくりとした色合は深みのある印象的な目元になりますが、まつげを際立たせるにはちょっと不向き。そんなときにオススメなのが、注目の「透け感」のある発色。若いころの目力が「強さ」だとしたら、大人の今の目力は「繊細さ」で引き出します。繊細さで目力を出すには計算が必要。繰り返しになりますが、目の大きさは上まつげの先端から下まつげの先端まで。そのため、まつげを縦に広げ、最大限に生かします。
そして、そのまつげの存在感が際立つ、透明感のある発色のアイシャドーを選び、まつげの引き立て役に徹底させるのです。最後は、まつげの隙間を埋める点アイライナーでまつげ増毛の疑似効果を出すだけ。それでも、目力は驚くほど宿るようになるのです。
目力というと、しっかりとアイシャドーで目元に立体感をつくり、引き締めないと! と思う方が多いのですが、実はこれ、逆効果になることが。冒頭でもお伝えしたとおり、目の大きさは上まつげから下まつげまでの先端から先端までを意味します。ということは、まつげの存在がしっかり見えないと目力が存分に発揮されないことになるのです。締め色のアイシャドーをしっかり塗ってしまうと、まつげが濃い色に重なってあまり認識できません。それでも目力は出るかもしれませんが、大人の品格ある目力は宿りにくくなってしまうのです。しかし、水彩画のような透け感のあるアイシャドーなら、まつげをくっきりと際立たせる効果が出ます。
<STEP.1>まぶたの中央にアイシャドーをおいてアイホールにのばす
塗るとき、まずはアイシャドーを薬指にとります。アイホール全体にのばしていくので、薬指の第一関節分を指にとってみてください。そして、ちょうど黒目の上あたりに薬指をのせましょう。
<STEP.2>薬指でワイパーのようにしてなじませる
1で上まぶたにのせた薬指を、ワイパーのように左右に大きく動かしながら、のばしていきます。このとき、黒目の上がいちばん濃く、目頭と目尻に向かうにしたがって自然と淡くなるようにしましょう。すると、自然なグラデーションがついて、肌なじみがアップします。
<STEP.3>下まぶたにも同じ色をスッとひと筋のせる
下まぶた用に、上まぶたにのせたのと同じアイシャドーをチップ、または綿棒にとる。黒目の下におき、目尻側、目頭側へとぼかす。涙袋分の幅になるようにのせるとちょうどよい。
【2】マスカラ<4STEP>
まつげを長く見せるには、もちろんロングラッシュタイプのマスカラが必要不可欠。しかし、それにも増してポイントとなるのがカール力です。しっかりと根元から立ち上げ、キープする力が大人のまつげにはマスト。カール力、そしてロングラッシュ効果、さらにセパレート力もあったら、大人にとって最強の目力アップマスカラです。
私たちは、目力のあるまつげ=ボリュームと思いがちです。確かに若いころならいいのかもしれません。ですが、品格のある大人の目力を目指すなら、断然まつげの長さとカールのふたつが必要になります。理由は、まつげ1本1本にはボリュームが出るものの、束になってしまい、まつげの本数が少なく見えてしまうから。けれども、しっかり根元からカールさせて、まつげに長さを出し、扇状にキレイにセパレートすると、パッと華やいだ印象の、上品な目力がかなうようになります。このとき、下まつげにも長さをしっかり出すように塗ると、より効果的です。
<STEP.1>上まつげを根元から持ち上げて目頭方向へ
マスカラは、ブラシをよくしごき、液を適度に落としてから塗るのが鉄則。ブラシを中央のまつげの根元に当て、目頭の方向に引くように持ち上げて塗ります。すると、自然と扇状に広がるように。
<STEP.2>目尻側はブラシの先端で斜め上へと引き上げる
目尻側はブラシの面ではなく、先端を使って、まつげの根元からグッと押し上げるようにしながら塗っていきましょう。目尻側1/3までを、同じように先端で塗っておいてください。
<STEP.3>下まつげは目尻から中央に寄せるように
下まつげに塗るときは、ブラシの先端など細かく塗れる部分を使い、目尻側から中央に向かって寄せるようにして塗ります。下まつげは目尻側に多く生えている場合があるため、下に長さを出すため、中央に寄せると効果的です。
<STEP.4>最後に下まつげを下に向けて整える
中央から目頭の下まつげを下に向かって引くようにして塗ります。最後にまつげ全体をとかすようにして真下に向かって塗り、毛流れを整えればOK!
【3】アイライナー<3STEP>
まつげとまつげの間が抜けて見えると、せっかくの透かしアイシャドーやカールマスカラの効果が半減し、スカッとした弱い印象になってしまいます。そのため、アイライナーで点々と隙間を埋めておくという細部にまで手を加える必要が。それには、ライナーの先端が細いと使いやすく、失敗がありません。それでは実際、どのように透かしアイシャドー、カールマスカラ、点アイライナーを使うといいのか? 以下から、具体的なテクニックを伝授していきます。
透かしアイシャドーに、しっかりカールされた長いまつげに仕上がったとしても、それだけでは実は足りません。点アイライナーを入れたほうが目力が強いのは明らかです。まつげとまつげの間に隙間があると、せっかくアイシャドーやマスカラで上品な目力を出していても、少し間が抜けて見えてしまいます。しかし、しっかりとまつげの隙間を埋めてあると、キュッと引き締まって見え、より目力が強く見えるようになるのです。ここで注意したいのが、ラインの引き方。目の際にラインを引くのではなく、まつげの隙間を埋めるだけのさりげないラインのほうが繊細で品格のある目力が実現します。
<STEP.1>アイライナーで埋めたい場所はまつげとまつげの間
顔の斜め下から鏡をのぞき込むと、まつげの隙間がよく見えるもの。このまつげとまつげの間をつなげるようにして、アイラインを入れていくと、まつげが密集して生えているように見えます。
<STEP.2>小さく左右に描きながら埋めていく
アイライナーの先端で、まつげの隙間を左右に小さくジグザグさせながら埋めていきます。このとき、アイライナーの先端はまつげの下から差し込むような形で描いていくのがコツ。黒目の上から目尻に向かってまず入れていきましょう。
<STEP.3>目頭はそっと抜くように最後は細く
黒目の上から目頭に向けては、まつげのある部分を埋めていきます。また、目頭に向かうにしたがって徐々に細くなるように埋められると、自然な印象の仕上がりに。最後のまつげの部分は、スッと力を抜くようにラインを入れてみてください。
ボンヤリ目元が若返る!品格を失わずにしっかり目力がアップする「簡単3ステップ」
■ビューラーを使うのはアイラインの前に
まつげと黒目を強調するならインサイドライン。ダークブラウンでまつげの根元を埋めるだけで目力アップ。
<STEP.1>ビューラーはアイラインの前にするのがいい
いつもはマスカラの前にするビューラー、これからはぜひインサイドラインの前にして。まつげの根元が見えやすくなり、インサイドラインを入れやすくなります。
<STEP.2>インサイドラインでまつげを増やし黒目を大きく
苦手という人も多いインサイドライン。一筆書きの必要はなく、まつげの生え際を裏側から点で埋めるだけ。指でまぶたをしっかり持ち上げると描きやすくなります。色はダークブラウン。
<STEP.3>インサイドの次はアウトサイド。眼差しをグッと印象的に!
今度はまぶたの表から目の際に細くダークブラウンのアイシャドーでラインを。Wラインにすることで、インサイドラインのガタつきが解消され、一体感がアップ、目のフレームも強化されます。
目力増強メイク【黒は逆効果、ブラウンこそ大きく見せる色】メイクテクを伝授!
【奥二重】におすすめのアイメイクの順番
ブラウンアイシャドーでまぶたに彫りを仕込む
「重たい印象のまぶたに直接明るい色をのせると、いっそう腫れぼったく見えてしまいます。明るい色のアイシャドーをのせる場合は、あらかじめブラウンのアイシャドーでまぶたに彫りを仕込んでおくことがマストです。使いたいカラーとブラウンがひとつになったパレットを選ぶと重宝します。仕上げにブラウンのペンシルアイライナーで目のキワにラインを入れると、引き締め効果がさらにアップ」(ヘア&メイクアップアーティスト 長井かおりさん)。
【まぶたをスッキリ見せるアイメイクアイテム】
【まぶたをスッキリ見せるアイメイク5STEP】
<STEP.1>ブラウン2色を混ぜてアイホールに
アイシャドーパレット(THREE)の左下と右上を指で混ぜとり、アイホールよりやや広めに広げて彫りをつくります。
<STEP.2>目の下にもブラウンをオン
先ほどと同様に、左下と右上のブラウンをブラシで混ぜてとります。ブラシを目の下の目尻側に置き、目頭に向けて動かし色をのせます。
<STEP.3>パープルを重ねる
アイシャドーパレット左上のパープルを指にとり、STEP.1のブラウンより少し内側に重ねます。
<STEP.4>目の下にゴールドをオン
アイシャドーパレット右下のゴールドをブラシにとり、目の下涙袋の上に薄くのばします。
<STEP.5>ブラウンのアイラインを引く
ブラウンのペンシルアイライナー(THREE)で目の上のキワにラインを引いて、目元を引き締めます。
【色をのせてもまぶたの重さを感じさせない仕上がりに】
下垂したまぶたをスッキリ見せる、「目力復活アイメイク」の極意とは?
【40代お悩み】くすみやたるみをカバーするアイメイクの順番
「くすみ」はコントロールカラーとパウダーで 、「たるみ」はオレンジのアイシャドーでカムフラージュ
「まず、目のまわりのくすみですが、ファンデーションやコンシーラーだけでカバーしようとしないこと。厚塗り感だけが出てしまい、よれやくずれの原因にもなってしまいます。ピンクのコントロールカラーの部分使いが効果的。ワントーン明るくなった肌の上に、フェイスパウダーをのせれば、くすみのない均一な肌色に整います。続いて、まぶたのたるみカバーに有効なのは、トレンドのオレンジシャドウ。肌にハリ感をもたらす効果があり、今っぽさと若々しさの両方がかなうおすすめカラーです」(長井さん)。
【くすみ&たるみをカバーするアイメイクアイテム】
【くすみ&たるみを感じさせない今どきアイメイク4STEP】
<STEP.1>コントロールカラーを目まわりにのせる
ピンクのコントロールカラー(エレガンス)を、少量手に取り、目のまわりに点置きして、指で目のまわりにクルクルと円を描きながら広げます。
<STEP.2>プレストパウダーをオン
プレストパウダー(イヴ・サンローラン・ボーテ)をパフにとり、目のまわりにタッピングしながら薄く広げます。厚塗りはヨレやアイメイクくずれの原因になるので注意しましょう。
<STEP.3>アイシャドーをのせる
ダークブラウンのアイシャドーをブラシにとり、アイホールのやや内側に薄く広げます。まぶたに彫りを仕込んでおくことで、目元に立体感が出ます。次にアイホール全体(ダークブラウンのアイシャドーから少しオーバーさせるよう)に、オレンジのアイシャドーを重ねます。
<STEP.4>上まぶた目のキワにアイラインを引く
アイライナー(アヴァンセ)を上まぶた目のキワに引き、目元を締めます。黒やブラウンのアイラインよりも優しくこなれた印象の目元に。
【明るくハリのある若々しい目元に】
目まわりの「くすみ」と「たるみ」は、最旬アイメイクでカバーできる!
※掲載した商品の価格はすべて税込です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部