熱中症対策の新しいスタイルになる?  身に着けられる富士通ゼネラルのエアコン「コモドギア(Cómodo gear™)」に注目

2020年も半年が過ぎようという、初夏がやって来ました。マスクやフェイスシールドなどを着用する機会が増えている昨今、外出中やオフィスなどの出先の施設でどう暑さや湿気対策をすればよいのか、初めての経験も多く悩ましいところですよね。

デスクにおける扇風機や空気清浄機など夏グッズも人気を集めていますが、今SNSを中心に話題となっているのは、首元に直接かけて体温調整ができる「ウェアラブルエアコン」です。

今回は、富士通ゼネラルが手がける、ただ暑さをしのぐだけではない、未来的なウェアラブルエアコン「コモドギア(Cómodo gear™)」をご紹介します。

ウェアラブルエアコン「コモドギア」の特徴

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身に着けられるエアコンとして注目を集めている、ウェアラブルエアコン「コモドギア」は、富士通ゼネラルによると快適性を身に着けられる「冷却装置」として紹介されています。

クールな見た目の装置ですが、シンプルな暑さ対策機能として、首の鼠径部に流れる頸動脈の血液に直接アプローチして体温調整ができるよう、右・左の先端、後ろの計3点に「小型ペルチェ素子」が内蔵されています。

実はもっとスゴい機能が搭載されているんです…!

装着している方の居場所やバイタリティチェックが一覧できる、モニターのイメージ。

実はこのコモドギア、冷却装置としての働きだけでなく、すごい技術が濃縮されたハイテクガジェットでもあるんです。

血圧、心電図、心拍数、体温、連続使用時間、不快指数、環境湿度、環境温度、などの数値も計測することが出来て、例えば病気療養中の方や、炎天下の現場で勤務する方に装着してもらうと、第三者の目からバイタリティチェックが遠隔のセンターで一元管理出来るようになるんだそう。

なかなか自分では熱中症になっている、と判断できなくても、データや第三者が即判断してくれるのは心強いですね。

天気や環境などのデータと、身に着けている人の健康状態を検知し、もしSOS状態になったときには、センターへアラートが掛けられる機能もあるんです。

モニタリングされたデータの取り扱いに関しては、利用シーンや目的によって、様々なアイディアやポリシーはあると思いますが、まるでSFのような世界が、このシンプルな端末ひとつで実現できるようになるんですね。

いつ、どこで、何が起きるか予測不能なwithコロナ時代を迎えたいま、自身の健康管理やSOSの出し方など、考えさせられることが増えていますが、こういったハイテク機器が命の安全を先回りして管理してくれる世の中もそう遠くはない未来なのかもしれません!

「コモドギア(Cómodo gear™)」はどこで購入可能?

ウェアラブルエアコン「コモドギア(Comodo gear™)」
ウェアラブルエアコン「コモドギア(Comodo gear™)」

身に着けることで体を効率的に冷却する、ウェアラブルエアコン「コモドギア(Comodo gear™)」は、まず日本国内の企業を対象に2020年6月より順次提供が開始されます。

主な提供先としては、警備業、建設業、工場、イベント会場といった、炎天下や空調が届かない環境で作業が必要となる業種を想定しているとのこと。

残念ながら個人では今すぐに入手することは難しそうですが、気になる方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか。今後より利用しやすいものとなるよう、一般発売も考慮に入れながら、さらなる開発に取り組んでいかれるとのこと。続報に期待したいですね。

Cómodo gear™(コモドギア)公式サイト

製品仕様の詳細や最新情報は、公式サイトにてご確認ください。

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