バーベキューで使うグリルやコンロは、アウトドアで肉や魚、野菜などの食材を美味しく調理するために必要なアイテムです。バーベキューに欠かせないグリルとコンロの違いをご存じですか?
この記事では、バーベキューグリルとコンロの違いや特徴、種類、目的に合わせたそれぞれの選び方や使い方をご紹介します。また、おすすめのバーベキューグリル・コンロも厳選しました。
■バーベキューのグリルとコンロの違い
バーベキューを楽しむときに欠かせない調理器具、グリルやコンロ。しかし、これらは何が違うの? と疑問に思う人も多いはずです。まずは、グリルとコンロの違いから見ていきましょう。
グリルとは
グリルとは、肉、魚介類、野菜などの食材を、網や鉄網の上で短時間で直火焼きする料理のことです。また、その調理器具のことも指します。
コンロとは
コンロ(焜炉)とは、いろいろな熱源を使いながら調理を行う加熱器具のことです。コンロの名前の由来は「運搬可能な調理用の炉」からきています。
大きくとらえると、グリルはコンロのひとつと考えられます。また、バーベキューでグリルやコンロという場合は、ともに同じ意味で使用されることが多いでしょう。
■バーベキューグリル・コンロの熱源の違い
バーベキューに使用するグリルとコンロの熱源には、どのようなものがあるのでしょうか? ここでは、グリルやコンロに必要な熱源の種類やメリット・デメリットをお伝えします。
炭
バーベキューで使う炭は、木材を炭化させて作られたものです。炭は、バーベキューで最も多く使われている熱源といっても過言ではありません。ホームセンターやスーパーなどでも購入できる手軽さと価格が魅力です。また、炭で時間をかけてじっくり焼いた方が美味しく感じたり、バーベキューの雰囲気が高まるかもしれません。
その反面、必要な燃焼時間から準備する量を逆算したり、火のおこし方や後片付け、使用しないときの保管法や置き場所など、炭についての知識や経験、手間が必要になってきます。
ガス
ガスは、炭とは違って面倒な火おこしや後片付けは必要ありません。また、安定した火力が供給されるのも大きなメリットです。しかし、ガス漏れなどは大きな事故につながるため、使うときは十分な注意が必要となります。
電気
電気も、ガスと同じようにスイッチひとつで火力を調整できる利点を持っています。ただし、電気を供給する電源の確保や感電などの自己に気をつけなくはいけません。
■バーベキューグリル・コンロの種類とおすすめ商品
バーベキューグリル・コンロの種類は、背の高い「ハイスタイル」タイプと、背の低い「ロースタイル」タイプに大きくわかれます。また、熱源、素材、人数やバーベキューのスタイルなどによっても使いわけが必要です。購入後に後悔しないためにも、種類や選び方、使い方を詳しく知っておきましょう。
また、初心者にも使いやすいバーベキューグリル・コンロのおすすめ商品も、あわせてご紹介します。
■足つきバーベキューグリル・コンロ
一般的にバーベキューといえば、この足つきのグリル・コンロを思い浮かべる人も多いはず。 四角い本体に脚がついた、もっともスタンダードなものになります。大人数でも少人数でも使えるため、用途の広いタイプといえるでしょう。
選び方
バーベキューを楽しむ人数に合わせて、余裕のあるサイズを選びましょう。また、高さの段階調節ができたり、足がたためるものなどもあり、参加者の身長への配慮やコンパクトな収納が実現できます。さらに、炭入れがスライドしたり外せるタイプだと、準備や後片付け、メンテナンスがしやすいので便利です。
「バーベキュー ステンレスグリルツールセット」
スタイリッシュなデザインの大容量バーベキューグリルです。耐久性が高い高品質のステンレス鋼製。本体は折りたたみ式になっているため、簡単に持ち運べます。また、食材を均一に焼ける電動の回転ブラケットがついているのもうれしいポイントです。
■焚火台バーベキューグリル・コンロ
焚き火台タイプは、バーベキューだけではなく焚火やダッチオーブン料理も楽しめるグリル・コンロです。スタンドを揃えれば、吊り鍋調理もできる優れもの。コンパクトに収納できるタイプも多いため、家庭用にも最適なアイテムといえます。
選び方
使う人数に合ったサイズを選びましょう。また、焚火を楽しむ場合、小さい製品だと大人数で温まるほどの火力が出ない場合もあります。
焚き火台タイプのバーベキューグリル・コンロを選ぶときは、焼き網やゴトクなどの調理機能が付属しているか、必ず確認を行ってください。
「スノーピーク snow peak ジカロ+焚火台L オリジナルセット」
焚火台といえば、スノーピークの名前が挙がるほど有名な国内メーカーです。ジカロテーブルは、焚火台や剛炎を囲んで団らんの場を作れます。テーブルトップもローチェアやベンチにベストな高さ。デザイン性や機能性にも長けた名品中の名品セットです。
■卓上バーベキューグリル・コンロ
テーブルの上に置ける卓上バーベキューグリル・コンロ。食材を調理する場所と食べる場所を同じテーブルの上にまとめられるため、焼く人も食べる人も一緒にバーベキューを楽しむことができます。また、コンパクトで手軽なサイズ感が最大の魅力でしょう。
選び方
少人数のバーベキューを楽しむときに便利な卓上タイプは、屋内でのホームパーティーにも重宝します。この卓上グリル・コンロを購入する場合、使う人数や場所などからサイズや熱源を選ぶようにしてください。大人数でも対応できるように、卓上タイプを複数台持っている人もいるようです。
「DERON デロン GRILLER 【グリル/バーベキュー/アウトドア】」
台木などがいらない強度な耐熱性を誇る本体は、頑丈な厚みを持ったステンレス製です。 本体は炭の熱が周りに伝わりにくい安全な三層構造。炭以外の固形燃料でも使える、コンパクトながらもハイブリッドな機能を備えた卓上コンロです。
■蓋付きバーベキューグリル・コンロ
アメリカでは主流となっている蓋付きバーベキューグリル・コンロ。最大の特徴となる蓋は、厚みのある大きな肉を焼くときや、蒸し焼き、燻製を作るときなどにも能力を発揮します。大型サイズでも持ち運びが簡単なので、収納時の保管などにも優れたアイテムです。
選び方
ガーデンタイプともいわれる蓋付きのグリル・コンロは、自宅の庭やガレージでバーベキューを楽しみたい人におすすめです。サイズや重量はもちろんのこと、どんな熱源で食材を加熱するのか、購入時に確認しましょう。
「折りたたみ式ポータブルバーベキューラック」
テキサススタイルの伝統的な炭火グリルです。高級感あふれる重厚な本体は、耐久性の高い頑丈な鋳鉄で作られています。調節可能な火格子とフード内のヒートゲージ、折りたたみ式の木製サイドテーブルや食材を置けるラックが付いており、多機能な作りとなっています。
■使い捨てバーベキューグリル・コンロ
簡易用の使い捨てバーベキューグリル・コンロは、面倒な着火や片付けなども楽にできます。コンパクトに作られているため、持ち運びにも便利です。使い捨てタイプの場合、ひとつのグリル・コンロに対し、1~2人までの使用想定となっているものが多いようです。
選び方
使い捨てタイプは、バーベキューの初心者やちょっとした集まりに最適です。購入時は、燃料などの付属品のチェックをお忘れなく。焼面が小さいため、少人数用・短時間用と考えましょう。また、耐火性が低いので、使用場所には注意が必要です。
「使い捨て小型屋外バーベキューグリル」
長年竹で作られた本体は、環境にやさしい安全な使い捨てグリル・コンロです。断熱材は火山岩、炉体は高強度クラフト紙とプラスチックで作られているため、とても軽く、持ち運びにも負担を感じさせません。
自分のスタイルに合ったバーベキューグリル・コンロを選ぼう
バーベキューグリル・コンロを選ぶときには、参加する人数や開催する場所、調理時間などを考慮した準備が必要となってきます。最近では、バーベキューグリル・コンロをレンタルできる施設や業者も増えました。また、1身近なアイテムでバーベキューグリル・コンロを自作する人もいるようです。快適にバーベキューを楽しむためにも、自分のスタイルに適したグリル・コンロを選ぶようにしましょう。
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- Precious.jp編集部