バーベキューに絶好の季節がやってきました。昨今では、高級食材を味わうラグジュアリーなバーベキューも人気です。そこで当記事では、バーベキューを楽しむために知っておくべき場所選びの注意点を各スポットごとに解説。また、バーベキューに最低限必要な道具や食材、飲み物などをわかりやすくリスト化しました。さらに、全国の高級バーベキュー施設のおすすめもご紹介します。

■必要なものも変わってくる!バーベキューの場所選びの注意点

必要なものも変わってくる!バーベキューの場所選びの注意点
必要なものも変わってくる!バーベキューの場所選びの注意点

屋外で解放感を楽しむことができるのもバーベキューの魅力ですが、場所や設備の利用法やルールなどが異なることをご存じですか? ここでは、バーベキューの場所を選ぶときに気をつけたい注意点をスポットごとに解説していきます。場所が違えば、バーベキューに必要なものや準備内容も変わってくるのです。

バーベキュー場:施設の特徴を確認すること

最近では、バーベキューを楽しむために作られた専用のバーベキュー場が増えています。必要な道具や食材が揃った手ぶらで行けるところもあれば、道具だけが準備されていて食材は持ち込むところなど、施設ごとに環境が異なるため、事前の確認が必要です。

なかには、食材やドリンクの持ち込みが禁止されている施設もあります。せっかく持ち込んだ食材は、クーラーボックスに入れていても、その日のうちに食べなければ傷んでしまうため、処分しなければならなくなることも…。持ち込みの可否は、ぜひとも忘れずに聞いておきましょう。

もちろん、施設の営業日や営業時間、アクセス方法や駐車場・トイレの有無、施設の利用費用なども、あわせてチェックしておくといいですね。

キャンプ場:バーベキューの道具をチェック

キャンプ場も、バーベキューを楽しむ場所として人気のスポットです。しかし、バーベキュー場のような専用施設ではないので、道具も食材も自分たちで準備が必要だったり、道具が備わっていたりレンタル可能であっても、必要最低限のものしか揃っていない場合もあるでしょう。

たとえば、コンロと網とトングは貸し出し可能、という施設を利用する場合、炭や火起こし器などは持参する必要があります。必要な道具が足りなかったり、便利な道具がなくて手間取ったりすると、バーベキューの楽しさも半減してしまうため、「道具は貸し出してくれるから、食材だけ持っていけばいいよね」と油断することなく、キャンプ場でバーベキューをする場合は、どのような道具が揃っているのかを必ず確認しましょう。

また、調理や炊事ができる水場の有無も大切なポイントになってきます。水場がなければ、食材は食べやすいようにカットして持っていく必要がありますし、水場があっても調理道具がない場合は、包丁やまな板を持参しなければなりません。バーベキューの道具と一緒に、水場の有無や調理道具についてもチェックしましょう。

海や河原:ソーシャルディスタンスや急な天候の変化に注意を

バーベキューといえば、海や河原などをイメージされる人も多いはずです。こちらも、道具や食材などをすべて自分たちで準備する必要があります。特に食材は、事前の下準備を怠らないようにしてください。海や河原は、調理や炊事のできる水場が少ないからです。また、トイレが設置されていないことが多いため、近隣にあるトイレの場所や数を調べておきましょう。

そして、コロナ禍においては、人と人との間に適切な距離が必要になります。バーベキュー場やキャンプ場と違い、海や河原は入場制限や場所の割り振りなどは行われていないところが多いため、バーベキューをする人たちのマナーや意識が重要になります。隣の人たちと適切なソーシャルディスタンスを保ちながら、飛沫を飛ばずような大声はなるべく控えたほうがいいですね。

さらに、急な天候の変化から起こる増水などの危険性を考え、当日の天気は必ず事前に確認しておいてください。水の事故に気を付けることはもちろん、途中で雨が降り出しそうな日は選ばないほうが賢明かもしれません。海や河原でバーベキューをするときには、参加者の都合の前に天候を調べてから候補日を考えるのもおすすめです。

おうちバーベキュー:近所への配慮を欠かさないように

自宅の庭やガレージなどで楽しむおうちバーベキューも大人気です。飲酒運転やトイレなども、おうちバーベキューなら心配する必要がありません。水場が確保されているため、調理や炊事も思いのまま。後片付けも難なくできるなど、メリットの多いお手軽なアウトドアです。

しかし、バーベキューを行う時間帯や頻度、騒ぎ過ぎないようにするなど、近所への配慮を欠かさないようにしましょう。また、窓を開ける機会も多いこの季節は、近隣に流れる匂いや煙なども気になるところです。もし可能であれば近所の人に事前にご挨拶をしたり、難しいようであれば事後にお詫びやお礼を伝えるなど、心配りを忘れないようにしたいですね。

■バーベキューに最低限必要な道具準備リスト

バーベキューに最低限必要な道具準備リスト
バーベキューに最低限必要な道具準備リスト

友人や家族と快適なバーベキューを楽しむためには、万全の準備が必要です。しかし、具体的にどのような道具が必要なのでしょうか? ここからは、バーベキューに最低限必要とされる道具をご紹介します。ぜひ、バーベキューの準備リストとして役立ててください。

メインの道具

・バーベキューコンロ、グリル
・鉄板、網、プレート
・椅子、テーブル、レジャーシート
・クーラーボックス
・水タンク
・保冷剤

火を起こす道具

・着火剤や火起こし器
・チャッカマン、ライター(大きいもの)
・新聞紙、雑誌
・うちわ
・炭
・炭用トング(長めのもの)
・軍手

調理道具

・調理用トング
・菜箸
・包丁、まな板
・ラップ、アルミホイル
・ヘラ
・調味料
・トレイ
・食品保存用袋

食べる道具

・皿
・コップ
・割りばし
・ウェットティッシュ、キッチンペーパー

後片付けの道具

・スポンジ、タワシ、洗剤
・ゴミ袋(分別する必要があるため、多めに準備)

■バーベキューにあると便利な道具・持ち物リスト

ここまでは、バーベキューに最低限必要な道具をリストアップしましたが、これ以外にも準備しておくと便利な道具が数多くあります。ここからは、あるとみんなに喜ばれる便利な道具・個人の持ち物をご紹介していきます。

調理や火起こし、食べるときなどにあると便利な道具

・カセットボンベ付バーナー(火力が強く安定している)
・キッチンバサミ(食材を焼いている途中でもカットができる)
・救急道具(火傷、切り傷用) 
・タオル(使用用途はたくさん)
・テント(屋外での休憩時や荷物を置く場所などに)
・タープ(陽射しや雨をしのぐため)
・スマホ充電バッテリー(緊急時に備えるため)

個人の持ち物

・日焼け止めスプレー
・虫よけスプレー、かゆみ止め用の塗り薬
・消臭スプレー (デオドラント対策)
・フェイスシート、ボディシート (汗対策)
・除菌ジェル、除菌スプレー

■バーベキューに必要な食べ物・飲み物リスト

バーベキューの主役ともいえる食べ物や飲み物などの食材。参加する人たちの好みもあることから、準備にも頭を悩ますところです。とはいえ、奇をてらわずに牛肉、豚肉、鶏肉、ウィンナーや野菜などを基本とした、誰もが好きな王道のバーベキュー食材を揃えましょう。

ポイントは、質の高い高級な食材と調味料を揃えることと、事前に食材をカットしておくことです。調理がシンプルなぶん、普段よりも食材と調味料のグレードをアップさせることで、味がグッと引き立ちます。

また、食材は事前にカットしておくとすぐにコンロで焼けますし、現場で切るより安全です。食中毒なども気になる季節なので、バーベキュー場やキャンプ場の水場で食材をカットするとなると、どうしても衛生面が心配になります。しかし、自宅でカットして持っていくと安心ですね。

食べ物・調味料

・牛肉、豚肉、鶏肉
・魚介類
・ソーセージ、ウィンナー
・おにぎり
・野菜、果物
・焼きそば
・タレ、ソース、醤油
・塩コショウ
・にんにく
・氷

飲み物

・アルコール
・ノンアルコールドリンク (ノンアルコールビールや酎ハイなど)
・ソフトドリンク
・水

■高級バーベキュー施設のおすすめ

高級バーベキュー施設のおすすめ
高級バーベキュー施設のおすすめ

ここからは、東京を始め、横浜、大阪、神戸といった主要都市で、バーベキューを優雅に楽しめる施設を集めてみました。緑や水辺と都会が重なり合う都心部ならではの風景の中で、バーベキューを堪能することができるラグジュアリーな施設ばかりです。

東京「Lounge CRIB(ラウンジ クリブ)」

都内の運河沿いに店舗を構える「Lounge CRIB」。プライベート桟橋を持つため、クルーザーでの来店も可能です。複数の高級バーベキューグリルを完備し、景色を眺めながら開放感のある空間で、豪華なバーベキューを堪能できます。

店内には、デザイナーズラウンジもあり、和食や創作イタリアンを楽しむこともできるバーベキュー貸切専用スペースです。

Lounge CRIB(ラウンジ クリブ)

東京「東京スカイツリータウン®の庭」

「東京スカイツリータウン®の庭」は、同タウン内2階の食品売場で食材を購入し、手ぶらでバーベキューやグランピング料理を楽しめる施設です。バーベキュー機材付きのグランピングテントが設営されたエリアは、1ブース10名までなら利用可能。

いろいろな飲み放題プランが用意され、グランピング料理をメインとしたコース料理を味わうこともできます。

東京スカイツリータウン®の庭

横浜「HEMINGWAY YOKOHAMA(ヘミングウェイ ヨコハマ)」

横浜のみなとみらいにある「HEMINGWAY YOKOHAMA」は、横浜湾に浮かぶカフェです。海に張り出した店内デッキ部分でのバーベキューになるため、まるで船上にいる錯覚を起こしそうな空間。横浜湾の景色と海を眺めながらバーベキューを楽しむことができます。

店外にはプールが設置されており、プールサイドバーベキューも可能な施設です。

HEMINGWAY YOKOHAMA(ヘミングウェイ ヨコハマ)

大阪「GoodBBQ 服部緑地バーベックマルシェ」

「日本の都市公園100選」や「日本の歴史公園100選」にも選ばれた、大阪府豊中市・服部緑地公園内の大自然に囲まれながらバーベキューを堪能できる「GoodBBQ 服部緑地バーベックマルシェ」。バーベキューに必要な道具や食材もすべて施設内に用意されているため、手ぶらで楽しむことができます。

豊富な食材を誇るメニューの中でも特に丸鶏を丸々一羽焼き上げたビア缶チキンは格別です。外側は炭火でパリパリ、内側はビールの蒸気で柔らかく蒸され、その味や姿に必ず盛り上がることでしょう。

GoodBBQ 服部緑地バーベックマルシェ

神戸「SORASITA 神戸元町」

JR元町駅から徒歩3分の場所に「SORASITA 神戸元町」はあります。神戸のおしゃれなビル群、その一角の屋上にある海外風のルーフトップテラスとバーエリアを備えた隠れ家的な施設です。異国の雰囲気を感じさせる空間で、最高級の神戸牛や黒毛和牛が味わえる特別なバーベキューを楽しむことができます。

各種飲み放題プランとは別にドリンクの持ち込み無料サービスもうれしいポイントです。

SORASITA 神戸元町

バーベキューに必要なものは事前に準備を

バーベキューは、準備するものや必要なものが場所ごとに異なります。また、施設の営業日や営業時間、アクセス方法や駐車場の有無、水場やトイレの有無、施設の利用費用など、事前に確認しておくこともさまざま。まさに、事前準備次第で当日のバーベキューが左右されるといっても過言ではありません。せっかくなら万全に準備を整え、友人や家族と思い出に残るようなバーベキューを楽しみましょう。

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この記事の執筆者
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