年輪のような見た目から、「繁栄」や「長寿」を連想させる縁起のよいものとして、贈呈品などに好まれるバウムクーヘン。形状や味のバリエーションもさまざまで、幅広い年齢層で愛される人気スイーツのひとつです。
近年では、しっとり・ふわふわっとした食感のものが主流となっていますが、なんと冷凍して熟成させるという今までの常識を覆す商品「-23℃ フローズンバウムクーヘン(FROZEN BAUMKUCHEN)」が登場しました。
今回は、「-23℃ フローズンバウムクーヘン」を製造・販売している「アペックスハート」の担当者の方に、フローズンバウムクーヘンについて詳しくお伺いしました。
冷凍熟成して完成させる「-23℃ フローズンバウムクーヘン」とは
■1: 冷凍熟成に辿りついた経緯
「アペックスハート」ではもともと、
「数日間冷凍庫で保存していたバウムクーヘンをたまたま食してみたら、独特の奥深いおいしさを感じられたというのが開発の始まりです。
そのおいしさが生まれたのは、
■2: 繰り返される試作
完成までに、何度も試作を重ねられたというフローズンバウムクーヘン。冷凍熟成させる温度、レシピの微調整など、さまざまな試行錯誤があったといいます。
「-23℃で1週間という数字を出すのは、最終段階で1年ほどかけて検証しました。-10℃ぐらいから試し、冷凍熟成期間もそれぞれの温度帯で、3日~20日で試し、最終的には口に入れたときの食感や噛みしめたときの食感と風味の広がり方が決め手で、『-23℃で1週間』にたどり着きました」(担当者)
■3: 材料へのこだわり
製法だけでなく、もちろん素材にもこだわっています。一番のこだわりは、「無添加」であること。
「これは、製造当初からのこだわりです。添加物に頼らないドイツの伝統的な『別立て製法』でつくる手づくりバウムクーヘンは、手間がかかり大量生産ができません。でも、子どもから大人まで安心して食べられる。自然の旨みを感じられるバウムクーヘンをお届けしたくて、この製法を守り続けています。
材料は、オーストラリア産のロゼラ小麦・よつ葉発酵バター・中沢生クリームと、地元のかつまた卵を使用しています」(担当者)
■4: パッケージへのこだわり
パッケージのおしゃれさも目を引く「‐23℃ フローズンバウムクーヘン」。もらった人が思わず「わぁ!」と驚き、笑顔になってしまうようなパッケージは、商品の特徴を表しつつ洗練されたデザインとなっています。
「‐23℃は、完全無添加にこだわり抜いて開発された商品です。そのこだわりをありのままの姿で表現しようと『成分表』を彷彿とさせるデザインを採用しました。
また、冷凍熟成して完成する『フローズン』という商品の特徴を表現しながらも『冷たすぎない印象』にするために試行錯誤した結果、ホログラムを採用しました。宅配ボックスを開けた瞬間の『驚き』と『ワクワク』も大切にしたいと思っています」(担当者)
「-23℃ フローズンバウムクーヘン」を楽しむ方法
まずは、基本的な食べ方でフローズンバウムクーヘンをいただきます。公式サイトでも案内しているのは、「到着後、冷蔵庫で3時間冷やして」からいただく方法。
ほんのり冷たくサクッとした食感、どこか懐かしさを感じる味わい。噛むほどに上品な甘さが口の中に広がり、それでいて甘すぎず、あとをひくおいしさを感じました。
続いて、担当者さんがおすすめする食べ方も試してみました。
「個人的な感想となりますが、食感・風味的にお酒のおつまみとしても合うと思っています。また、デザートとしては、クリームチーズを合わせて食べても、また少し違った大人の味わいを感じます」(担当者)
チーズのコクと塩気が加わり、大人な味わいに。そのままでもおいしくいただけましたが、クリームチーズとの相性もとてもよかったです。
「-23℃ フローズンバウムクーヘン」は、オンラインショップのみの販売となっています。遠方へのお出かけができない現在、全国どこからでも購入できるのはうれしいですね。
ちょっと贅沢なティータイムやお酒のおつまみに、こちらの新感覚バウムクーヘンをいただいてみてはいかがでしょうか。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- やまかわきよえ
- EDIT :
- 小林麻美