着こなしをアップデートする秀逸ぞろい!旬の空気をまとった最強「名品」リスト

ステディブランドの上半期アイテムは、上質や洗練といった本質を備えながらも、「今」のムードを確実にとらえて進化しました。

「旬」というパワーをまとった魅力的な名品に注目です。

■1:Chanel(シャネル)のバイカラーシューズ

靴_1,サンダル_1
靴各¥99,000[ヒール2㎝](シャネル) [Precious2020年8月号58ページ]

伝説のバイカラーシューズがモダンな香りをまとって更新

スタイリスト 犬走比佐乃さん推薦
「MADISONBLUE」ディレクター 中山まりこさん推薦 

「フラットやスリングバックのタイプも愛用しています。インソールがキルティングなのも履きやすいポイントです」(犬走さん)

黒のフラットシューズを購入した中山さんは「フェミニンな装いではなく、デニムやレザーパンツと合わせてカジュアルに楽しむ予定です」(中山さん)

●素材は…スエードレザー

●色展開は…ダークグレー×黒や、ラムスキンのベージュ×黒などもあります。

ストーリー番号:6268

■2: Hermès(エルメス)のシルバージュエリー

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 上から/バングル「レポンス」¥236,000・ブレスレット¥398,000・[下]素材:シルバー×PG リング「エクスリブリス」¥161,000(エルメスジャポン) [Precious2020年8月号58ページ]

ひんやりと肌を照らす 涼感あふれる地金の輝き

上・中/スタイリスト 戸野塚かおるさん推薦
下/スタイリスト 望月律子さん推薦

ピエール・アルディが手がける、モダンアートさながらの新作が登場しました。

「ボリューム感のある『レポンス』は、ノースリーブの手元に最適」(戸野塚さん)

「エクスリブリス」にひと目惚れした望月さんは「コンビ使いの地金なので、合わせる服を選びません」(望月さん)

●素材は…上・中/シルバー、下/シルバー×ピンクゴールド

指輪_2,小物_1
シルバー×ピンクゴールドのリング [Precious2020年8月号58ページ]

メゾンのシンボルでもある四輪馬車と従者が描かれた、「蔵書印」を再解釈したデザインで。

■3:Loewe(ロエベ)のバケットバッグ

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バッグ¥253,000「バケット メッシュ バッグ」[縦38㎝×横18㎝×マチ18㎝、リネンポーチ付き](ロエベ ジャパン)   [Precious2020年8月号58ページ]

スタイリスト 大西真理子さん推薦

光が透ける、抜け感のあるバッグで夏の装いを軽やかに

イタリアの職人により手作業でメッシュ状に編み上げられたバケットバッグです。

「リラックス感のある装いになじむ、やわらかなレザーの質感に惹かれました。精巧な編み目がバケット型のバッグを品よく見せて。モード感とクラフト感のミックスがロエベらしい逸品」(大西さん)

●素材は…カーフレザー

■4:Dior(ディオール)のニュアンスグレーバッグ

バッグ_2
バッグ左.「30 モンテーニュ」¥370,000【縦17㎝×横24㎝×マチ8㎝】・右.「ブック トート」¥300,000【縦28㎝×横36.5㎝×マチ17.5㎝】(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) [Precious2020年8月号59ページ]

左/ファッション・ジャーナリスト 西山栄子さん推薦
右/スタイリスト 青木貴子さん推薦

気品漂うグレーのバッグが装いに奥行きをもたらす

「ムッシュ ディオールが愛したグレーはメゾンを象徴するカラー。待ち望んでいたシックなグレーの『ブック トート』はオンタイムにも重宝します」(西山さん)

「30 モンテーニュ」を推薦する青木さんは「ブルーがかったグレーが絶妙。季節問わず楽しめる色も魅力のひとつ」(青木さん)

●素材は…右/グレインドカーフレザー、左/スムースカーフレザー 

●色展開は…それぞれ全5色 

■5:Fendi(フェンディ)のセットアップ

トップス_1,スカート_1
ブラウス¥185,000・スカート¥231,000(フェンディ ジャパン) [Precious2020年8月号59ページ]

スタイリスト 犬走比佐乃さん推薦

花びらが軽やかに舞う繊細なプリント柄に心躍る

ブラウンとピンクが溶け合う、絶妙なニュアンスカラーのシルクブラウス&スカートは、セットで着用すればワンピースのような雰囲気に。

「花びらをモチーフとした細やかな柄が優美。ミニサイズのボウタイやそで口のカーリグラフィーボタンも、華やかな印象をもたらす要因に」とブラウス好きな犬走さんも太鼓判。

●素材は…シルク 

●色展開は…ほかにブラウスのみ柄違いの赤、無地のネイビーがあります。

■6:Saint Laurent(サンローラン)のタキシードジャケット

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ジャケット¥315,000(サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) [Precious2020年8月号59ページ]

ファッション・ジャーナリスト 藤岡篤子さん推薦
スタイリスト 髙橋リタさん推薦

メゾンの美学が息づく究極のシンプリシティが粋

「正統派のメンズがベースにもかかわらず、そでを通すと凛とした女らしさが香り立つ、気品あふれる一着」(藤岡さん)

「古きよき時代のオーセンティックな魅力を忠実に残したスモーキングジャケット。ブラックデニムと合わせて、日常のシーンに溶け込ませるスタイルが定番です」(髙橋さん)

●素材は…ウール

●デザイン展開は…丈の短いタイプもあります。

ジャケット_2,アウター_2
見えない部分にも気品があります。 [Precious2020年8月号59ページ]

見えない部分こそ美しく。

ライニングはなめらかなシルク素材で、着用感も抜群。ポケットもあります。

■7:Gucci(グッチ)のトートバッグ

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バッグ「GUCCI 1995 ホースビット」¥210,000【縦28.5㎝×横38㎝×マチ13㎝】(グッチ ジャパン) [Precious2020年8月号60ページ]

雑誌『Precious』エディトリアル・ディレクター 喜多容子推薦

しなやかなカーフレザーと艶やかなホースビットのコントラストが見事

仕事柄、オーバーサイズのバッグを好む喜多いわく「ライフスタイルが変化し、つねにパソコンを持ち歩くようになった今、仕事のツールがすべて収まるサイズが大前提となりました。メンズライクな面持ちにも心くすぐられます」(喜多)

●素材は…カーフレザー 

●色展開は…黒やキャンバス素材もあります。

■8:Prada(プラダ)ポロニット

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ニット¥115,000/予価(プラダ) [Precious2020年8月号60ページ]

ファッション・ジャーナリスト 藤岡篤子さん推薦

細畝リブやフィット感が上品カジュアルへと導く

コンパクトなポロニットは、ふんわりとしたスカートとも相性がよく、夏のカジュアルにきちんと感を添える逸品です。

胸ポケットに施された、ライトブルーのロゴも爽やかなスパイスに。

「ほっそりとしたシルエットや細いリブで、女性らしい印象も。春夏のランウェイでは、肌が透けるほどにシアーで、色香漂うポロニットを着用したルックに感銘を受けました。シンプルでありながら、スポーティかつエレガンスも香り、プラダの真髄を垣間見ることができます」(藤岡さん)

●素材は…ウールシルク

■9:Salvatore Ferragamo(サルヴァトーレ フェラガモ)のフラット靴「ヴィヴァ」

靴_2,フラットシューズ_1
靴「ヴィヴァ」各¥83,000【ヒール2㎝】(フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉) [Precious2020年8月号60ページ]

ファッション・ジャーナリスト 西山栄子さん推薦

象徴的なリボンモチーフ靴が今の気分を投影して進化

ボディの素材とそろえた、ナッパレザーのリボンがモダン。

「懐かしい『ヴァラ・リボン』が今の時代に合わせて進化。スモーキーなブルーに心惹かれました。足を包み込むような質感もたまりません」と西山さんがリコメンド。

●素材は…ナッパレザー 

●色展開は…全9色 

●その他…5.5㎝ヒール、ファブリック素材やプリントもあります。

靴_3,フラットシューズ_2
安定感のあるヒール [Precious2020年8月号60ページ]

彫刻家リチャード・セラから着想を得た、ドロップ形のブロックヒールは安定感もあります。

■10:The Row(ザ・ロウ)のブラックワンピース

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ワンピース「Lee」¥199,000(ザ・ロウ・ジャパン) [Precious2020年8月号61ページ]

ファッション・ディレクター 萩原輝美さん推薦

夏の黒を軽快に仕上げるリラックス感が心地いい

空気をまとうほどに軽やかなワンピースは、デコルテを美しく見せるスクープネックやパネル切り替えのデザインに、コンテンポラリーなセンスが凝縮されています。

「ザ・ロウの魅力でもある、カッティングのよさは、そでを通したときに期待以上に実感できます。ネックラインやシルエットが媚びない女性らしさを演出。クオリティとシンプリシティに、今の時代のラグジュアリーを感じます」と語る萩原さん。

●素材は…バージンウール×ビスコース

■11:Brunello Cucinelli(ブルネロ・クチネリ)のリネンワンピース

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ワンピース¥287,000(ブルネロ クチネリ ジャパン) [Precious2020年8月号61ページ]

スタイリスト 大西真理子さん推薦

ナチュラルな風合いが本来の美を引き出して

イタリアの石膏を思わせる、繊細なグレージュにこだわった一着です。

ウエスト部分はエラスティック仕様で、ほんのりとスポーティなエッセンスを加えて。「歩くたびに、アシメトリーなヘムラインが揺れて、ドラマティックなムードを演出します。

リネンのナチュラルな質感を生かしているので、甘くなりすぎないのも魅力」(大西さん)

●素材は…ラスティックリネン

■12:Mark Cross(マーククロス)のかごバック

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バッグ「ハーレーラタン」¥359,000【縦16㎝×横18㎝×マチ9㎝】(ブルーベル・ジャパン〈マーク クロス〉) [Precious2020年8月号61ページ]

スタイリスト 髙橋リタさん推薦

編み地に変化をつけてていねいに仕上げたラタンが品格を生む

「季節感を演出するのに、これ以上ないほど適役で、実にさまざまなコーディネートで活躍。かごバッグでありながら、どこかクラシカルできちんと感があるのも秀逸。幼少時代に愛用していたバスケットを連想させ、持つだけで心が高揚します」とかごバッグマニアで知られる髙橋さんが推薦。

●素材は…ラタン×カーフレザー

■13:Dolce & Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)のサファリジャケット

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ジャケット¥224,000(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン〈ドルチェ&ガッバーナ〉) [Precious2020年8月号61ページ]

スタイリスト 押田比呂美さん推薦

ボディラインを立体的に見せるカッティングの妙

ユニセックスな個性を備えたサファリジャケットは今季の注目株です。

「ウエストをキュッとしばって、レディライクに着こなしたいジャケット。ポケットのディテールに辛口な要素が含まれているぶん、やわらかい質感のロングスカートやドローストリングのパンツと合わせたい」(押田さん)

●素材は…コットン

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シルエットが美しい一着 [Precious2020年8月号61ページ]

女性らしいシルエットをつくる鍵は、立体的に見せる後ろ姿のパネル切り替えやタック使いにあり!

※掲載した商品は、すべて税抜です。

問い合わせ先

PHOTO :
池田 敦、新垣隆太(パイルドライバー)
STYLIST :
関口真美
EDIT&WRITING :
川口夏希、遠藤智子(Precious)