フィジアンの笑顔はみんなをハッピーに!
「ブラー(こんにちは)!」
太陽のような大きな笑顔で、挨拶を送るフィジアン。体格がよく強面ながらも、くしゃりとした笑顔を向けられると、誰もがつられてニッコリ。陽気で、面倒見がいいのは国民性のようで、生まれもってのもてなし上手です。
とあるハリウッド女優は、リゾートで子供のケアをしてくれたナニー(母親に代わって子育てをする人)をとても気に入り、その場でボスに交渉して米国へ連れて帰ったという逸話も。また、ビル・ゲイツと一緒にゴルフをプレイしたリゾートスタッフは「フォームがなってない。あまり練習していないね」と指導までしたとか。リピーターにフィジーの魅力を聞くと、いちばん多い答えが「人がいい」。また会いに行きたくなる人々なのです。
フィジーに10年ぶり、2軒目の水上コテージがフィジー本島に
2017年4月にオープンした「フィジー・マリオット・リゾート・モミ・ベイ」(以下、マリオット・モミ・ベイ)が位置するのは、フィジーの本島であるビチレブ島の南西。この島でいちばん美しいとの呼び声が高い、ナタンドラビーチの近くにあります。このリゾートができるまでは何もなかった場所で、道を切り拓くところからはじまり、開業までには11年の歳月がかかったそう。近隣にはチャンピオンシップゴルフコースがあり、会議場も備え、ゆくゆくは複合リゾートエリアを目指しています。
そしてマリオット・モミ・ベイが注目を集めている理由は、やはり水上コテージ! 実は、これまで離島に1軒しか水上コテージがなく、今回の登場は10年ぶりのビッグニュースです。
22棟の水上コテージ(380FJD~ 1FJD=¥56 ※2017年9月23日現在)は、東京ドーム4個分の人工ラグーンに浮かんでいます。オセアニアの海洋民族が大海を渡っていた船を上下逆さにしたようなフォルムが印象的です。インテリアには伝統的な布のタパクロスからインスパイアされたモチーフや色使いでまとめられ、天井から下がるライトは魚を捕まえた竹かごのデザイン。随所にフィジーらしさが取り入れられています。そしてテラスからそのままラグーン内に入ることもできます。
大人のカップルと、ファミリーの住み分けがきちんと
フィジーはオーストラリアのファミリー層に人気が高いデスティネーションですが、こちらは巧みなランドスケープデザインから、ゲスト層の住み分けがされ、静寂に包まれて過ごすことも、アクティブに遊ぶことも可能です。
3つのレストランのうち、おすすめは「フィッシュ・バー」。高台から南太平洋を一望でき、隣接するインフィニティプールもあわせて、サンセットの特等席です。こちらの眺めのいいプールは16歳以上オンリー。大人だけのお楽しみです。
プロサーファーも注目のロケーション
そしてビッグウェイバーのサーファーにも朗報! マリオット・モミ・ベイはモンスターウェイブが押し寄せる「クラウドブレイク」までボートで約25分。充実したホテルステイを満喫しながら、ハイパーなサーフィンが楽しめるとあって、オープンして2か月と経たずにマーク・マシューズやジョディ・スミスなどのプロサーファーも滞在しにやってきました。
新しい水上コテージの選択肢が増えたフィジー。笑顔のフィジアンがお待ちかねです。
問い合わせ先
- フィジー・マリオット・リゾート・モミ・ベイ(Fiji Marriott Resort Momi Bay)
- 日本での問い合わせ先/マリオット TEL:0120-142-890、03-5405-1511
- 住所/Savusavu Road, Momi Bay Nadi Fiji
【関連記事:これまでの「世界のラグジュアリー・リゾート」連載はこちら】
- TEXT :
- 古関千恵子さん ビーチライター
公式サイト:古関千恵子ホームぺージ
Twitter へのリンク
Instagram へのリンク
- WRITING :
- 古関千恵子
- EDIT :
- 安念美和子