ヘアスタイルがキマらない、ボリュームが出ない、白髪が気になるなど、髪の悩みが尽きないプレシャス世代。髪型やシャンプーなどを替えても、思うような効果が実感できないのは、髪の根本である「頭皮」に対して効果的なケアができていないからではないでしょうか?

今、私たちに起こっている髪や肌の老化のほとんどは頭皮ケアで改善できるといっても、実は過言ではありません。

頭皮ケアの基本は、顔と同じく、きちんと「汚れを落とすこと」、そして頭皮にエッセンスで「栄養を与え」「血流を促す」こと。この3つが行えていると、髪はよみがえり、顔はリフトアップし、全体的に若返って見えます。

そこで今回は、岩佐由美キュアトリートメントスクール 学院長の岩佐由美さんに、覚えておきたい「頭皮」3つのポイントを伝授していただきました。

岩佐 由美さん
岩佐由美キュアトリートメントスクール 学院長
(いわさ ゆみ)エステティシャンとしての施術歴は約30年。各種マッサージやリンパドレナージュ、整体、医学、栄養学などの知識と技術を融合した「キュアトリートメント」技法の考案者。

ほぐして、ゆるめて、鍛える。日々の鍛錬が頭皮環境を変える。「頭皮ストレッチ学」 

頭皮_1,頭皮,ヘアケア_1
カチカチ頭皮のままでは、髪老化だけでなく顔がたるむ。

頭皮と顔はひと続き。たまたま髪が生えた部分が頭皮と呼ばれるだけです。頭皮の老化が進めば髪は細くなり、うねり、抜け毛が増えがちに。

たるんで下に落ちると、シワ寄せは頭皮ではなく顔肌に。顔が大きく、ほうれい線が目立つ事態になってしまう。本気のエイジングケアを考えるなら、顔と同様に頭皮にも手をかけなければ。若々しさを保つための鉄則です。

「毎日の頭皮ケアと美容機器でのヘッドスパは、顔のたるみを防いでリフトアップをかなえる必須ケアと心得て」

顔肌と頭皮、私たちはこのふたつを分けて考えがちです。でも解剖学的に、それは明らかな間違いです。

「髪が生えている部分を頭皮、そうでない部分を顔と呼びますが、顔の皮膚と頭皮は境目がなくひと続きです。皮膚そのものだけでなく、筋肉や筋膜などの皮下組織も、生え際で分かれているわけではありません」と岩佐由美キュアトリートメントスクール学院長・岩佐由美さんは話します。

つまり頭頂部を始点に、たるんで伸びた皮膚のシワ寄せは、前頭部では顔にくるのです。

「なかでも側頭部のたるみは、顔のたるみに直結します。フェースラインが下がり、ほうれい線を目立たせるため、老けた印象をもたらしてしまいます。

逆にいえば、エイジングケアに欠かせない手段である頭皮ストレッチを習慣にすれば、顔のリフトアップも実感しやすくなります」

頭皮をほぐしてゆるめる日々の鍛錬は、髪だけでなく顔の若々しさすらも、もたらしてくれるのです。

艶髪育成! 抜け毛、やせ髪防止! ケアを始める前に、覚えておきたい「頭皮」3つのポイント

「頭皮にも顔と同じように、栄養を運ぶ血流と、老廃物を流すリンパ管があります。頭皮が硬いと栄養が運ばれないため、老化は進みやすくなります。

昨今は女性の社会進出やOA、スマートフォンを見る機会が増えたこともあり、頭皮環境は悪化しがち。血流を活性化させ、老廃物の排出を促すケアは、顔と同様に必須です。

若々しい頭皮づくりは前頭部・側頭部・後頭部の3つの部位に分けて考えます。それぞれの特徴を知っておきましょう」(岩佐さん)

ポイント1:【前頭部】やせ髪、抜け毛を最初に自覚する生え際を「鍛える」

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前頭部の生え際に細く短い毛が増えてきたら、頭皮の老化が始まっている証拠。髪に栄養を与える土壌を耕して。急激に生え際の毛が減った場合は、育毛外来か婦人科へ。ホルモン検査も同時進行して。

ポイント2:【側頭部】顔のたるみに直結。血の巡りを上げて内から外から「ほぐす」

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顔たるみに直結する側頭筋は、こめかみから耳上にかけて広がります。この筋肉が硬くなると、抜け毛や白髪、髪のうねりや顔たるみの原因に。ほぐすときは生え際ではなく、2cmほど顔肌側から始めて。

ポイント3:【後頭部】疲れ目、肩こり、背中のはり感も「ゆるめる」ことで解消

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首と頭の境目周辺には、主な筋肉が8つも集中しており、ここが硬くなると首・肩・後頭部のコリにつながってしまう。頭皮が硬くなり血行も滞るため、頭頂部から後頭部の髪の抜け毛が目立ちがちに。

いかがでしたでしょうか? 次回は、即効力ある「マッサージブラシ」活用法をご紹介します。お楽しみに!

PHOTO :
玉置順子(t.cube/人物)
HAIR MAKE :
尾花ケイコ
MODEL :
牧野沙弥
EDIT&WRITING :
柳田美由紀、五十嵐享子・佐藤友貴絵(Precious)