「サステナブル」というワードを多くの場面で耳にするようになり、エコバックの持参が当たり前になるなど、環境問題に対する取り組みが不可欠となった近年。
これまでにないスピードで変化していく気候変動により異常気象が引き起こす環境の変化は、待ったなしで進行しています。それと同時に、野生動物たちがさまざまな危機的状況へと追い込まれていることも改めて知っておくべき問題です。
そこで本記事では、オーストラリア政府観光局の日本語公式ウェブサイトにて公開されているオーストラリアで生きる野生動物たちをご紹介。彼らの無垢な表情に癒されると当時に、現状抱える問題を知ることが、改めて環境問題への意識強化につながるはずです。
オーストラリアでしか会えない人気の野生動物たち
オーストラリアには、コアラやカンガルーのみならず、「世界一幸せな動物」として愛されるクオッカや人懐っこいウォンバットなど、オーストラリアでしか見られない野生動物たちが数多く生息しています。
西オーストラリア州パース(Perth)の沖合に浮かぶロットネスト島を生息地とするクオッカは、「世界一幸せな動物」として愛されています。
猫と同程度の大きさの小型のワラビーで、人間を怖がらないため観光客に近寄ってくることもよくあるほど。
可愛らしい見かけとは裏腹に、世界の哺乳類最強の噛む力を持つとされるタスマニアン・デビルは、タスマニア島全域に生息しています。
しかし2008年以降より絶滅危惧種とみなされており、現在は絶滅の危機に瀕しています。
野生動物たちがいま抱える問題と、私たちにできること
南オーストラリア州にあるカンガルー島で2019年から2020年にかけて起きた山火事では、多くの野生動物たちが被害を受けました。森林伐採や沿岸部の埋め立てなどにより自然破壊が進行した結果、多くの野生動物たちが行き場を失っています。
エコバックの持参はもちろんのこと、マイボトル、マイ箸を使用する、こまめに電気を消す、リサイクル商品を意識的にセレクトする、徒歩や自転車で出かける等々、環境保全のためにいますぐ私たちがはじめられることは数多くあります。
ご紹介した野生動物たちの生存を守れるのは、私たち人間だということを改めて意識し、いますぐに取り組めることからスタートしてみてはいかがでしょうか。
コロナ禍にあり海外へ旅行することが難しい状況ですが、渡航が可能になった際には、オーストラリアのキュートな野生動物たちに会いに行くこともできます。オーストラリア政府観光局の日本語公式ウェブサイトでは、オーストラリアに生息する野生動物たちのさまざまなコンテンツや、旅行を計画するときの参考になる情報がたくさん公開されています。併せてチェックしてみてください!
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 池尾園子