ローズウッド ホテルズ&リゾーツは、世界16カ国で27軒のウルトララグジュアリーなホテル、リゾート、レジデンスを展開。2024年開業のローズウッド 宮古島を含む今後21軒の新規プロパティを予定している、勢いのあるホテルブランドです。

ハイ・ホルボーンのメインストリートに面して建つローズウッド ロンドン
ハイ・ホルボーンのメインストリートに面して建つローズウッド ロンドン

ローズウッド ロンドンは、市内中心のハイ・ホルボーンのメインストリートから石造りのファサードをくぐり抜けて、アプローチします。車回しを囲んでロの字型にそそり立つ建物は、1914年建造のイギリス第2種指定建造物を丁寧に全面改装したもの。入口の両端に建つベルボーイが扉を開き、麗しのホテルステイがスタートします。

ファサードを抜けて中庭に入り、エントランスへ
ファサードを抜けて中庭に入り、エントランスへ
イギリス第2種指定建造物をホテルに。バチカンと同じ大理石を使用
イギリス第2種指定建造物をホテルに。バチカンと同じ大理石を使用

スイートはロンドン最大級! レジデンシャルのようなくつろぎ

客室は伝統的な英国スタイルに、コンテンポラリーなタッチが上品に添えられたデザイン。262のゲストルームと44のスイートからなり、憧れはやはりロンドンで最大級の広さを誇るスイート!

スイートのエントリークラスである、ジュニアスイートでも44平方メートルもあります。広さだけでなく、レジデンシャルスタイルなデザインのせいか、我が家のようなゆったり感。クローゼット前で着替えて、ソファでお茶を飲んで、ベッドでテレビを見て……何をしていても、楽しくなってくるから不思議です。

リビングのソファの上にさりげなく置かれたスローも暮らしている気分にさせるアイテム
リビングのソファの上にさりげなく置かれたスローも暮らしている気分にさせるアイテム
いわゆるホテルにありがちな統一感はなく、居心地の良さを感じるレイアウト
いわゆるホテルにありがちな統一感はなく、居心地の良さを感じるレイアウト

46インチLCDやドッキングステーションなどのオーディオビジュアル系は申し分なし。イタリアの大理石のバスルームや手打ちのシンク、イタリアのリボルタ・カルミニャーニのタオルに、チェコ&スピークのバスアメニティ、メゾン・コリエールのバスソルトなど、ひとつひとつ吟味された水回りのアイテム。ヘアドライヤーもサロングレードのものです。

手で打ったシンクに手描きのコップ、肌触りのいいタオル……。すべて吟味されたバスルーム
手で打ったシンクに手描きのコップ、肌触りのいいタオル……。すべて吟味されたバスルーム

ハイエンドなプライベートウィング「グランドマナーハウスウィング」は、広さ585平方メートル。エントランスとエレベーターは他の客室とは別に用意され、最大7ベッドルームまで対応。なんと、独自の郵便番号まであります。

また、「ガーデンハウスウィング」(347平方メートル)はルーフトップにあり、ロンドンのスカイラインを望みます。スイートでは全室、バトラーサービスが受けられます。

グランドマナーハウスウィングのバスルーム
グランドマナーハウスウィングのバスルーム
ロンドンのスカイラインを望むガーデンハウスウィング
ロンドンのスカイラインを望むガーデンハウスウィング

 

ロンドンっ子に人気のダイニング。ロンドンの思い出にパイ作り体験を

ローズウッド ロンドンのダイニングは、地元のビジターに人気が高いのが特徴。実に、8割をビジターが占めています。オールデイダイニングの「ホルボーン ダイニング」のお昼時は、近隣のビジネスマンや友人同士の食事などで大賑わい。「スカーフ バー」も仕事明けの夕方からディナー後の一杯まで、常に混雑しています。

「ホルボーン ダイニング」が供するのは、四季折々のイギリス料理。自家製のソーセージはプリッとはじけて、肉のうまみがたっぷり。評判のサワーブレッドは400キロメートル近く離れたクームズヘッドファームから仕入れているそうです。

オールデイダイニングのホルボーン・ダイニングルーム
オールデイダイニングのホルボーン ダイニングルーム

イギリスにおいてパイはスイーツというより食事的な存在で、いわば“母の味”であるソウルフード。ホルボーン ダイニングに隣接する「パイルーム」では、“ロンドンのパイの王様”と称される、セレブシェフのカラム・フランクリンさんのパイがいただけます!(テイクアウトもできます)

”パイ”というとスイーツのイメージがあるけれど、英国ではチキンやポーク、マトンなどを使い、がっつりとした食事系
”パイ”というとスイーツのイメージがあるけれど、英国ではチキンやポーク、マトンなどを使い、がっつりとした食事系

シェフのカラムさん自らがヴィクトリア時代のイメージで店内をデザインし、壁にはヨーロッパ各国のパイ型がずらり。「パイは室温が大切!」とパイ作りを行うテーブルは大理石で造られています。

ヴィクトリア時代をイメージして、セレブシェフのカラムさん自身がデザインした店内
ヴィクトリア時代をイメージして、セレブシェフのカラムさん自身がデザインした店内

おすすめは、シェフのカラムさんに教えてもらうパイ教室!300年前から変わらぬ伝統的なレシピのポークパイ作りに挑戦しました。美味しさのヒミツは、バターの代わりに、ポークの背脂のジュレを使うこと。しかも6週間も寝かせたものが準備されていました。小麦粉も漂白していないものです。

下ごしらえは済ませてあるので、パイ生地を広げて、具材を詰め、形を整えていきます。シェフじきじきにパイ作りのコツを伝授してもらえ、同時にシェフのパイへの愛もびんびんに伝わってきます。

パイについて説明するシェフのカラム・フランクリンさん。ロンドンでパイといえば、この人!
パイについて説明するシェフのカラム・フランクリンさん。ロンドンでパイといえば、この人!
パイ料理教室は、エプロンや調理道具のおみやげ付き
これまで何百万個のパイを作ってきたのだろうと思わせるシェフの手

自分が形成したパイはスタッフが焼き上げて、ホルボーン ダイニングで供されます。レストランで自分の手作りパイをいただくのは、貴重な体験かも!? 味付けはパイの王様がやってくれてあるので、美味しいのは当然です。

自分で作ったパイ。かなりボリューミーなパイでした
自分で作ったパイ。かなりボリューミーなパイでした

「THE WORLD’S 50 BEST BARS LIST 2019(世界のベストバーリスト50)」に2019年選出された「スカーフス バー」は、英国の格調高い雰囲気と洗練されたユーモア、ジャズの生演奏が楽しめる場所です。

本棚が並ぶ壁や暖炉など落ち着いた風情の中、『サンデータイムス』などで風刺画を描く著名なイラストレーターのジェラルド・スカーフのクスッと笑ってしまう作品があちこちに。このギャップが、かっこいい!

数々の賞に輝くスカーフバー。毎日生演奏を聴くことができます
数々の賞に輝くスカーフス バー。毎日生演奏を聴くことができます
店内に飾られているのは、バーの名前にもなっているイラストレーターのジェラルド・スカーフェさんの作品
店内に飾られているのは、バーの名前にもなっているイラストレーターのジェラルド・スカーフさんの作品

また、エレガントなダイニングスペース「ミラールーム」では、アーティスティックなアフタヌーンティーをぜひ。エグゼクティブ・ペーストリーシェフのマーク・パーキンズさんが考案するアフタヌーンティーのメニューは、伝統的なサンドイッチ、クラシックなペーストリー、続いてアートをテーマにしたケーキの、3コースからなります。

鏡を印象的に使ったレストラン、ミラールーム
鏡を印象的に使ったレストラン、ミラールーム

2021年5月20日からは、テート・モダンで草間彌生展が開催されることから、彼女の作品にインスパイアされたケーキを作成。有名な「真夜中に咲く花」や、巨大なチューリップ、水玉のカボチャなどを、日本の食材の柚子や抹茶を使って表現しています。その土地で起きている“今”や文化を知る場でもある、ローズウッド・ホテルズ&リゾーツならではの期間限定メニューといえそうです。

草間彌生の代表作にインスパイアされたケーキ。和の食材も使用しています
草間彌生の代表作にインスパイアされたケーキ。和の食材も使用しています。このほかセイボリーやフランスのスイーツも加えた3コースからなります

 

その道の極め人“プレイス・メーカー”が案内する特別プログラム

ローズウッド ホテルズ&リゾーツの哲学は“センス・オブ・プレイス”。これは「その土地ならではの歴史や文化に敬意を払うこと」を意味しています。

それを発展させたプロジェクト、「ローズウッド プレイス メーカー」が各プロパティでスタートします。これは専門分野で活躍する革新的な人物“プレイス メーカー”が、地域コミュニティーと心が通いあうような体験を提案するというもの。

ローズウッド ロンドンにおいては、ホリスティックなウェルネス施設として、ロンドンで注目される「Oona Series」のダンサーかつパフォーマーのケイティー・ミラーと、認定整骨医およびホリスティックコーチとして活躍するボニフェイス・バーニー-キャメロンの2人が参加。

ロンドンで注目されているホリスティックなウェルネス施設から、二人が参画
ロンドンで注目されているホリスティックなウェルネス施設から、二人が参画
認定整骨医&ホリスティックコーチのバーニー-キャメロンさんが滞在をキュレート
認定整骨医&ホリスティックコーチのバーニー-キャメロンさんが滞在をキュレート

ミラーと1対1でマインドフルネスやフィットネスセッション、あるいはバーニー-キャメロンによるコンサルテーションのもと、スパトリートメントや食事療法によって究極のリセットリトリートを体験できます。

客室においても、デジタル・ワークアウトやウェルネス・ビデオの映像の視聴も可能。

アフターコロナの折には、疲れ切ったカラダと心を癒しに体験してみてはいかがでしょう?

 

問い合わせ先

料金/エグゼクティブルーム£494~、ジュニアスイート£658~、キューポラハウス£1,425~、グランドマナーハウスウィング£17,500~など

住所/252 High Holborn, London, WC1V 7EN, United Kingdom

日本での問い合わせ先/ローズウッド ホテルズ&リゾーツ TEL:0120-914-266

 

※新型コロナウイルスによる影響下では一部情報が変更となる可能性があります。感染に留意し、渡航状況など最新情報は公式HPなどでご確認ください。

この記事の執筆者
ダイビング雑誌の編集者を経てフリーに。海外旅行専門誌でもビーチを担当。月に1~2回、海外を中心に国内外のビーチリゾートへ通うこと、かれこれ四半世紀以上になる。女性誌の旅記事、ライフスタイル誌の連載、ウェブの連載ほか、共著に『奇跡のリゾート 星のや竹富島』など。世界のビーチガイド「World Beach Guide(http://www.world-beach-guide.com ) 」主催 好きなもの:海でボーッとすること、ボディボード、ダイビング、ビーチパーティー、Jazztronik、H ZETTRIO、渋谷Room
公式サイト:古関千恵子ホームぺージ
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