現在、シャンパーニュ地域でオーガニック認証を受けたブドウ畑は3%程度と言われる中、2017年に所有するブドウ畑全体の72%にオーガニック認証を受け、2025年までに100%オーガニック認証取得を目指しているのが「メゾン・テルモン」だ。
1912年、シャンパーニュ地方で創業し、代々受け継がれてきたクラフツマンシップと自然に対する深い敬意と愛情を大切にしながら、妥協のないシャンパーニュを造り続けている。近年ではオーガニック農法に注力し、業界に先駆けて自然環境への影響を最小限に留める手法を大胆に取り入れている。そのメゾンのこだわりを凝縮したサステナブルな4つのシャンパーニュが日本にて先行発売中だ。
外装材を撤廃。サステナブルを徹底した「テルモン」の4つのシャンパーニュ
4つのシャンパーニュに共通するのは、すっきりとした清廉さ、細やかな泡とほのかな酸味、バランスの取れた長い余韻だ。また、しっかりとしたボディでありながら軽やかで、優美さも持つパラドックスで愛飲家から支持されている。
自然への敬意とサステナブルなブドウ栽培を行っていることから、年ごとに異なるブドウの個性を重視し、各ボトルにシリアル番号を記載。その番号を通して、ボトルの中身から生産の歩みまでのすべてを把握できる。さらにシャンパーニュ地方では初めての試みとなる外装材やギフト包装材も撤廃。サステナブルを徹底している。
■1:「メゾン・テルモン」のフラッグシップ「レゼルヴ・ブリュット」
シャルドネ、ムニエ、ピノノワールの3つの品種の繊細なマリアージュが紡ぐ、フレッシュかつリッチな味わい。2017 年をベースに7つの異なる年を用いたマルチヴィンテージで、バニラやハニーの風味が絶妙なバランスで調和する。「メゾン・テルモン」のフラッグシップアイテムだ。
■2:エレガントなルックスに強い個性を持つ「レゼルヴ・ロゼ」
ロマンスやハーモニーを呼び起こしそうな淡く美しい色合いの「レゼルヴ・ロゼ」。エレガントな存在感を放ちながらフルボディで、ブドウのシンフォニーと評したい強い個性を持つ。4 年にわたる収穫と醸造を基礎に、年を経るごとに繊細な変化が生まれていく。
■3:「メゾン・テルモン」のサステナブルな哲学が凝縮された「レゼルヴ・ド・ラ・テール」
EU産有機農産物の認証を受けた、LA TERRE(大地)という名を冠したシャンパーニュ。豊かな大地の恵みを反映した「メゾン・テルモン」の哲学を体現した集大成だ。
■4:「メゾン・テルモン」のプレステージ・キュヴェ「ブラン・ド・ブラン ヴィノテーク」
2006年にボトリングし、15年をセラーで過ごしたシャルドネ100%のプレステージ・キュヴェ。樽の中でワインをかき混ぜ、澱の風味を逃さないバトナージュ製法を行うなど、すべて手作業で生み出されている。2005年の豊かな恵みが、熟練の職人による丁寧な手作業と長い熟成期間を経て、最高峰のシャンパーニュとして結実している。
軽やかでありながらしっかりとした構成、キリッとしたテンション、爽やかさ、エレガンス。これらの特徴が申し分なく調和されている「メゾン・テルモン」のシャンパーニュ。テロワールの豊かさを感じられる、環境にもやさしいシャンパーニュを今夜のお供にしてはどうだろうか。
※価格はすべて税込です。
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- TEXT :
- 津島千佳 ライター・エディター