カラカウア大通り沿い、ハイアットリージェンシーのお隣のブロック。まさにワイキキのフロントロウ的なロケーションに2019年秋誕生した、「エスパシオ ザ ジュエル オブ ワイキキ」。リゾート激戦地にあって、これまでにないコンセプトとスタイルを確立したラグジュアリーな存在です。

カラカウア大通り沿い。ワイキキのまさにど真ん中
カラカウア大通り沿い。ワイキキのまさにど真ん中
スイート(ピンク色をベースにした”ルビー”)からの眺め
ワイキキの象徴的眺めを高い位置から見下ろせます

一言でいえば、セレブの暮らす気分プラス一流ホテルのサービスが合体したスタイル。“暮らす気分”が味わえるプロパティは数多くありますが、セレブ向けにプライバシーをきっちり確保し、目に触れるもの、触れるもの、すべてが厳選された真のセレブ体験は希少でしょう。

客室は3ベッドルームまたは2ベッドルームで、1フロアを1室で占有します。つまり9フロアに9組のゲストのみ。エレベーターも自分のフロアで止まるので、“プライベート・エントリー”ができるのです。

グリーンをテーマカラーにしたスイートのマスターベッドルーム
グリーンをテーマカラーにしたスイートのマスターベッドルーム

フロアによってインテリアのカラーが異なるのも特徴です。ピンク(5・6・7階)、グリーン(8・9・10階)、ブルー(11・12・13階)に分かれ、ふんだんに使われている大理石も各階で色が異なります。タオルや備品、カードキーも、同じ色でトータルコーディネイトされています。

宿泊料に含まれているものも、これまでにない斬新なもの。

たとえば空港送迎はもちろんのこと、滞在中、高級SUVやセダンも無料でレンタルできます。スイート内でのニーマンマーカスのショッピングサービスや、リクエストした時間に届けられるフルーツたっぷりの朝食に、ワインボトル2本、ビショップミュージアムの入場券(2名分)など、その内容はワンランク上!

毎朝、リクエストした時間に朝食を届けげもらえます
毎朝、リクエストした時間に朝食を届けてもらえます

 

1室につき1フロアすべて使った、プライベートなスペース

カラカウア大通りに面したエントリーは、隠れ家的にさりげなく、見落としてしまうかもしれません。チェックインはエレベーターに乗り、3階のレセプションへ上がります。

バトラーに迎えられ、ウェルカムドリンクのシャンパンでひと息。

3階のレセプションフロアにあるリラクゼーションスペース
3階のレセプションフロアにあるリラクゼーションスペース
リラクゼーションスペースにあるワインサーバー。1日US$50分のワインのクレジットが宿泊料に含まれています
リラクゼーションスペースにあるワインサーバー。1日US$50分のワインのクレジットが宿泊料に含まれています

3階にはリラクゼーションスペースがあります。ここではゲストの現地在住の友人との待ち合わせや、ディナー前に立ち寄ってワインサーバーから好みのワインを注ぎ、くつろぐことも。ラウンジのようなスペースです。

エレベーターの扉が開くと自室のドアで、他のゲストと出会うことはありません。

今回はベースカラーがピンクの3ベッドルームタイプ。床に敷き詰められたイタリア産大理石すべてがほんのりピンク色です。まずは、リビングの広さ、窓の向こうのワイキキの海の眺めに圧倒されます。

ピンクをベースカラーにした”ルビー”のマスターベッドルーム
ピンクをベースカラーにした”ルビー”のマスターベッドルーム

眺望に吸い寄せられるようにラナイ(バルコニー)へ出ると、そこにはジャクジーと日よけ付きのデイベッド、チェアが横長にゆったりと置かれています。ちなみにジャクジーに浸かると視界は水平線とブルーのグラデーションが美しい海のみ。早朝や夕方はバニヤンツリーに集まる鳥のさえずりに包まれます。

横長のテラスに置かれたジャクージ
横長のテラスに置かれたジャクジー

210平方メートルの室内は、ひとつひとつにこだわりを感じるアートピースや装飾品で彩られています。精緻な手作業が美しいモロッカンランプやカスタムメイドのカーペット、コーヒーテーブルブックもホテルオリジナルです。

リビングと各部屋にはスマートテレビと、照明やカーテンがコントロールできる自動システムのiPad、Bluetoothスピーカーのアラームクロックを用意。今どきのスマート家電も揃っています。

開放的なリビング。調度品は各フロアのテーマカラーでまとめられています
開放的なリビング。調度品は各フロアのテーマカラーでまとめられています

本格的なキッチンは、日本のワンルームマンションなら一部屋分はありそうな広さ。テルマドール(Thermador)やミーレ(Miele)といったブランド家電が並んでいます。料理の腕を披露するのもアリですが、シェフを呼んで調理してもらい、インルームダイニングを楽しむのもお好み次第。

本格的な調理器具やおしゃれなデザイン家電を整えたキッチン
本格的な調理器具やおしゃれなデザイン家電を整えたキッチン

長期滞在にも対応できるよう、洗濯機や乾燥機も完備されています。

 

各ベッドルームにバスルーム、全室にサウナも!

各スイートは3ベッドルームもしくは2ベッドルーム+書斎からなり、ファミリーやグループ向けと言えるでしょう。マスターベッドルームはラナイ近くに位置し、ベッドに横になりながら、海が眺められます。

”ルビー”のセカンドベッドルーム
”ルビー”のセカンドベッドルーム
”ルビー”のサードルーム。各部屋にバスルームがあります
”ルビー”のサードルーム。各部屋にバスルームがあります

それぞれの部屋はバスルーム付き。ヒノキの床に深めのバスタブ、マッサージ機能付きシャワーやレインシャワーなど多彩な水浴が楽しめます。そして全室にサウナ付き! 

バスルームもテーマカラーで統一されています。深めのバスタブなど、使い勝手も上々
バスルームもテーマカラーで統一されています。深めのバスタブなど、使い勝手も上々
ブルガリのアメニティもテーマカラー! 自分土産に購入することもできます
ブルガリのアメニティもテーマカラー! 自分土産として購入することもできます

 

屋上のインフィニティプールは宿泊者の特権!

13階建てのタワーの屋上には、ワイキキの海へと続くようなインフィニティエッジのプールがあります。エッジにつかまってみると、カラカウア大通りを見下ろすこともできます。このスペシャルなロケーションを体験できるのは宿泊者のみ! プールは24時間利用することもできます。

ルーフトップのインフィニティプール。他のホテルでは見られない、ハワイの別の顔
ルーフトップのインフィニティプール。他のホテルでは見られない、ハワイの別の顔
サンセットに合わせてルーフトップへ。焚火を囲んで一日の終わりを迎えましょう
サンセットに合わせて屋上へ。火を囲んで一日の終わりを迎えましょう

屋上ではサンセット時、バーベキューを楽しむこともできます。火を囲みながら語らうひと時もアレンジOK。これまでにないハワイ体験ができそうです。

ルーフトップの一画には2室のトリートメントルームをもつスパもあります。ハワイ生まれのロミロミやホットストーンなどもメニューにラインナップ。また、専用のサービスエレベーターがあるので、客室からバスローブのままスパへ移動することも可能です。

宿泊料にスパ・クレジットが毎日US$125付いてくるので、利用しないテはありません!
宿泊料にスパ・クレジットが毎日US$125付いてくるので、利用しないテはありません!

1階にはレストラン「無限」があります。地元の食材、その多くが契約生産者による厳選されたものを使いつつ、ハワイ島産のアワビなど、世界各国からえりすぐりの食材を調達。コナのロブスターもあれば、北海道の和牛、ヨーロッパのトリュフも、ここハワイで楽しめます。

フレンチ・ジャパニーズレストラン「MUGEN(MUGEN)」。ちなみにホテル名の”エスパシオ”はスペイン語で”無限の可能性”という意味
ローカル料理から超高級フレンチまで幅広く対応する、レストラン「無限」。ちなみにホテル名である”エスパシオ”のキーコンセプトは、”Beyond the luxury”

希少なワインやウィスキー、日本酒も多く取り揃えています。そして個室があるのが、プライバシーを大切にしたいゲストにとって、嬉しい点でしょう。

オーナーが日本人であるこちらのホテル。日本ならではのおもてなしとアロハスピリットに包まれた滞在が期待できます。

 

問い合わせ先

料金/3ベッドルームスイートUS$4,500~、ペントハウスUS$10,000など

住所/2452 Kalakaua Avenue Honolulu , HI 96815

日本語の問い合わせ先:espaciores@espaciowaikiki.com (日本語可)

 

※新型コロナウイルスによる影響下では一部情報が変更となる可能性があります。感染に留意し、渡航状況など最新情報は公式HPなどでご確認ください。

 

この記事の執筆者
ダイビング雑誌の編集者を経てフリーに。海外旅行専門誌でもビーチを担当。月に1~2回、海外を中心に国内外のビーチリゾートへ通うこと、かれこれ四半世紀以上になる。女性誌の旅記事、ライフスタイル誌の連載、ウェブの連載ほか、共著に『奇跡のリゾート 星のや竹富島』など。世界のビーチガイド「World Beach Guide(http://www.world-beach-guide.com ) 」主催 好きなもの:海でボーッとすること、ボディボード、ダイビング、ビーチパーティー、Jazztronik、H ZETTRIO、渋谷Room
公式サイト:古関千恵子ホームぺージ
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