誰もがひとつは持っているといっても過言ではない、ダイヤモンドのジュエリー。記念日に大切な人からいただいた、などその存在にはとっておきのストーリーがある方も多いのではないでしょうか。

そんな大切なダイヤモンドだからこそ、その煌めきを失うことなくずっと身につけていたい。とはいえ、長年愛用していると、どうしてもせっかくの輝きがくすんできてしまうこともあります。そこで、手持ちのダイヤモンドの輝きを永遠にしてくれるケアのコツを、国内唯一のサイトホルダー(※1)の資格をもつ老舗ジュエリーブランドTASAKIに教えていただきました。

(※1)サイトホルダー
世界最大手のダイヤモンド原石供給元デビアスグループ から直接原石を取引できる資格のことで、厳しい審査基準が設けられています。鑑識眼や研磨技術はもちろん、マーケティング能力、流通のシステム、将来性やトレーサビリティにいたるまで厳しい基準をクリアしなければならず、世界でも82社未満、日本ではTASAKIが唯一の取得企業となっています。
その輝きを見ていると、幸せな気分になります

■1:外したら必ず、やわらかい布やジュエリークロスで拭いて

ダイヤモンドは油になじみやすい性質をもつ、親油性の高い石。そのため装着しているだけで皮脂の油分がつきやすく、そこにホコリなどが付着し汚れの原因となってしまいます。

ケア方法はいたって簡単。帰宅後外した際にそのまましまうのではなく、やわらかい布やジュエリークロスで拭くだけ。ダイヤモンドの部分をさっと軽くひと拭きするだけで汚れが蓄積されにくくなります。ただしあまり強く拭いてしまうと傷がついてしまう場合があるので、力加減にはご注意を。

面倒と思わずに実践すると、日々の輝きに歴然の差がでるそう。これからの季節はハンドクリームなどの保湿剤を頻繁に使用する機会も多いため、リングの場合は特にケアが必要です。

大切な婚約指輪。外した後のケアを忘れずに

■2:専用ボックスに保管。他のジュエリーとの接触はNG!

ダイヤモンドは地球上で最も硬い「宝石の王様」といわれています。きわめて硬い反面、「へき開性(※2)」というダイヤモンドの特性上、一定の方向から衝撃を与えられると、割れたり欠けたりする可能性があります。ジュエリー同士は接触しないように保管をしてください。

(※2)へき開性
宝石や鉱物に強い衝撃が加わったとき、その結晶面または結晶の特別な一定方向に、平行にかつ平滑に割れたりすることがある。この性質を「へき開」といい、ダイヤモンドの場合は、八面体の面に対して平行に割れやすい。

保管のコツは、専用のボックスを作ること。他のジュエリーとぶつかり傷つけてしまう恐れがあるので、仕切りのあるものやひとつのジュエリーだけを保管する単体のボックスがおすすめです。決まった場所に保管しておけば、紛失を防ぐことにもつながります。特に重ねづけを楽しむリングは、他のものとまとめて保管しがち。別々に保存することを心がけましょう。

■3:輝きがにぶくなってきたら「中性洗剤とやわらかい布」でお手入れ

定期的なケアでその煌めきをキープ

ダイヤモンドが白く濁ったり、曇ってきたりする多くの原因は、石の特性である親油性をもっているから。皮脂と共に汚れが付着して屈折率が変化し、輝きがにぶくなってしまいます。

目で見てもわかるくらいに輝きがなくなってきたらケアのサイン。中性洗剤をひたしたやわらかい布をよく絞り、優しくダイヤモンドを拭きましょう。このときに使用する布はジュエリークロスでなくてもOK。但し、繊維がダイヤモンドのツメに引っかかる恐れもあるので、できるだけ毛羽立ちの少ない布がおすすめです。そうすると、煌めきが元通りになりますよ。

■4:年に1度は店舗でのクリーニングがおすすめ

上記のように日々ケアをしていても、見えない汚れが付着しているもの。たとえば1年に1度などタイミングを決めて購入した店舗へ持ち込み、クリーニングしてもらうことをおすすめします。「毎年の誕生日にケアをする」など決めておくと、忘れてしまうことなく、特別感もあって素敵ですね。

日々のケアで、大切なダイヤモンドの輝きをキープ

以上、ダイヤモンドのお手入れのポイントについて4つ、ご紹介しました。

【まとめ/ダイヤモンドジュエリーのお手入れ方法 4か条】
1. 外したら必ず、やわらかい布やジュエリークロスで拭いて
2. 専用ボックスに保管。他のジュエリーとの接触はNG!
3. 輝きがにぶくなってきたら「中性洗剤とやわらかい布」でお手入れ
4. 年に1度は店舗でのクリーニングがおすすめ

気分のいい日は、その輝きでよりモチベーションを高くしてくれる。少し気分が落ち込んでいる日さえ、その輝きで元気を奮い立たせてくれる。その特別なダイヤモンドの輝きを永遠に保つために、日々のお手入れを実践してみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
TASAKI
WRITING :
松崎愛香
EDIT :
高橋優海(東京通信社)