「云云」ってなんと読む?「いい」「でんでん」ではありませんよ!
明日、9月24日は『畳の日』という記念日です。
全国畳産業振興会は、春と秋にそれぞれ『畳の日』を制定しており、
春は畳のイグサの緑にちなんで、4月29日の『緑の日』に、
秋は環境省が実施する『清掃の日』に合わせて9月24日を、
『畳の日』としているようです。
皆さまのお宅に、和室や畳、ありますか?明日は丁寧に清掃してみる日、としても、気持ちよさそうですね。
本日は、「畳んで重ねるように同じ語を繰り返すことば=畳語(じょうご)」から、難読クイズをお送りします。
【問題1】「云云」ってなんと読む?
「云云」という日本語の、正しい読み方をお答えください。
ヒント:「引用した文や語句のあとを省略するときに、『以下略』の意で末尾に添える語。」「とやかく言う事。」「言うにいわれない事柄や事情をぼやかす時に使用する語。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「ひとさまのお宅の事情を云云言うなんて、品位が下がるわよ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 云云(うんぬん) です。
※「しかじか」「かにもかくにも」という読みが載っている辞書もありますが、一般的に広く使用される読みは「うんぬん」です。
「云云(うんぬん)かんぬん」という続き言葉があるように、俗語の部類になります。「云」は「言う」という意味の文字です。
さて、2問目も畳語の難読クイズですよ!
【問題2】「寸寸」ってなんと読む?
「寸寸」という日本語の、正しい読み方をお答えください。
ヒント:「細かくきれぎれになるようす。」という意味の言葉です。
<使用例>
「この布、ここまで寸寸だと、パッチワークにも使いようがないわね。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 寸寸(ずたずた) です。
※古い言葉では「すんずん」という読みもありますが、現代も使用されているのは「ずたずた」です。
「ズタズタ」とカタカナで表すイメージの多い言葉ですが、漢字表記は「寸寸(ずたずた)」になります。
「寸」は「わずか」という意味を持つ字ですので、意味合い的には納得ですね。
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本日は、9月24日『畳の日』にちなんで、「畳んで重ねるように同じ語を繰り返す言葉=畳語(じょうご)」の、
・云云(うんぬん)
・寸寸(ずたずた)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:株式会社まごころ畳ウェブサイト/『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱