「苛立つ」ってなんと読む?「かたつ」「さいたつ」ではありませんよ!
明日、9月25日は、世界初のトライアスロン大会が開催された日です。
1974(昭和49)年のこの日、アメリカ・カリフォルニア州のミッション・ベイで初めて大会が行われたトライアスロンは、ランニング、自転車、スイミングの3競技を組み合わせた、多種目競技です。完遂すると「アイアンマン」の称号が与えられることから、「鉄人レース」とも呼ばれていますよね?
人間の体力の限界に挑戦するようなこの競技の過酷さにちなんで、本日は「苛」「酷」という字の難読クイズをお送りします。
【問題1】「苛立つ」ってなんと読む?
「苛立つ」という日本語の、正しい読み方をお答えください。
ヒント:「思い通りにならなくて、じっとしていられない。じれる。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「まずは落ち着きましょう。苛立つと冷静な話し合いができなくなるわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 苛立つ(いらだつ) です。
以前、本シリーズで同じ「苛」という字から「苛む(さいなむ)」を出題しました。
「苛」という字には「苛だつ(いらだつ)」「苛しい(きびしい)」など、何通りも読み方がありますので、誤読にお気をつけくださいね。
さて、2問目は「酷」の難読クイズです。
【問題2】「酷似」ってなんと読む?
「酷似」という日本語の、正しい読み方をお答えください。
ヒント:「はなはだしく似ている事。」という意味の言葉です。
<使用例>
「ここまで酷似していては、贋作の意図はなかった、という主張は通りませんよ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 酷似(こくじ) です。
「酷似(こくじ)」は、似ていることがマイナスイメージになるようなケースで使用される言葉です。フォーマルなシーンでも使われる言い回しですので、こちらも、誤読のないよう、気をつけたい熟語ですね。
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本日は、9月25日、世界初のトライアスロン大会が行なわれた日にちなんで、
・苛立つ(いらだつ)
・酷似(こくじ)
など、読めそうで意外と間違いやすい言葉の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱