すべての女性に自信と勇気、インスピレーションを与えるための活動を
2016年よりスタートした「ブルガリ アウローラ アワード」は、文化、芸能、芸術、政治、経済、医学、社会貢献、スポーツ等のさまざまな分野から選出した、日本を代表する女性たちにスポットライトを当て、その素晴らしい生き方や功績を表彰するもの。そして、彼女たちの姿から、すべての女性に自信と勇気そしてインスピレーションを与えることを目的としています。
ローマ神話における“曙の女神”「アウローラ(AVRORA)」。本アワードの名称は、知性の光、創造性の光が到来するそのシンボルにちなんで名付けられました。希望に満ちた夜明けを照らす光のごとく、この「アウローラ」の輝きですべての女性が内面に秘めている宝石を美しく輝かせ、エンパワーメントしたい…そんな願いが込められているのです。
コロナ禍に見舞われたため、2020年と2021年にわたっての開催となった「ブルガリ アウローラ アワード2021」。2021年12月15日に行われた授賞式では、ブルガリのローマ本店が位置するコンドッティ通り10番地にちなんだ10名の受賞者が、10名の推薦者とともに登壇しました。
比類なき才能と創造性に輝く「Inspiring Woman~創造力と知性そして才能に満ち溢れ、多くの人々にインスピレーションを与える女性~」として選ばれたのは、女優の鈴木京香さん、漫画家の東村アキコさん、森美術館館長の片岡真実さん、女優の大島優子さん、ジャーナリストで映像作家の伊藤詩織さん、ヴァイオリニストの服部百音さん、シェフの庄司夏子さん、漫才師のハイヒール・リンゴさん、歌手の和田アキ子さん、イー・ウーマン代表取締役社長でユニカルインターナショナル代表取締役社長の佐々木かをりさん…と多彩な顔ぶれ。
それぞれにブルガリのクラフツマンシップが駆使された、眩いハイジュエリーをまとい、舞台を美しく彩りました。
ブルガリ・グループCEOのジャン-クリストフ・ババン氏インタビュー
そしてこの度Precious.jpでは、ブルガリ・グループCEOのジャン-クリストフ・ババン氏に、「ブルガリ アウローラ アワード」に寄せる想いや、ブルガリというジュエラーの在り方、これからの展望などについてお話を伺うことができました。
──「ブルガリ アウローラ アワード」は今年で5周年を迎えますが、女性の活躍する場や姿勢に何か変化を感じていらっしゃいますか?
このアワードは、“女性のエンパワーメントと男女平等”に対するブルガリのコミットメントを示すべく、女性がもつ才能やスキル、活動や功績を讃えるという形で2016年にスタートしたものです。それからの5年間というものは、女性の社会進出にとって大変意味があり、大きな変化があったと感じています。
世の中の流れが「アウローラ アワード」のコンセプトに沿う方向へと動き、より男女平等というものを大切にしなければならないという意識が高まっていきました。そんななかで、このアワードを5年間続けてこられたことを大変光栄に思っています。
また、この日本のイニシアチブによって立ち上がった「アウローラ アワード」と同じコンセプトをもったアワードが中国でも始まりました。さらに今後はヨーロッパのいくつかの国でも始まる予定です。
このように、素晴らしい女性たちを世の中にご紹介していく取り組みが世界中に広がっていくということも、とても嬉しく思っています。
──今後のブルガリのジュエリーメイキングに対する展望をお聞かせください。
ブルガリにとって、ハイジュエリーをはじめとるするジュエリーメイキングは、コアビジネスのひとつです。我々が宝飾業界におけるメインプレイヤーでいなければならないと考えています。
ブルガリのクリエーションの根幹にはフェミニニティ(女性らしさ)やローマ神話の女神たちから得るインスピレーションがあり、強い個性をもちながら女性を輝かせる魅力的な作品を生み出してきましたが、これからも女性に望まれる素晴らしいコレクションを拡大してきたいですね。
そしてまた、リサイクルしたゴールドを99%用いたり、ハイジュエリーにおいてはオークションで買い戻したジェム(石)を使っていたりなど、地球の限りある資源を大切にすることにも重きを置いています。
ローマのDNAを継承するハイブランドとして、さまざまな角度から創造性やクラフツマンシップを発揮して、よりいっそう美しく、女性や時代に寄り添ったジュエリーメイキングを行っていくことがブルガリの使命のひとつだと思っています。
──ブルガリのジュエリーを愛する人へのメッセージをお願いします。
ブルガリのジュエリーの多くは、そのルーツがさまざまなローマの歴史に基づいています。たとえば「ビー・ゼロワン」は世界遺産でもあるローマのコロッセオから、「セルペンティ」はクレオパトラがエジプトからローマに嫁ぐ際にはめていたブレスレットから、「ディーヴァ ドリーム」はカラカラ浴場のモザイクから、それぞれインスピレーションを得たコレクションです。さらに「モネーテ」コレクションにおいては実際に古代ローマのコインを用いています。
そんなブルガリのジュエリーをまとうということは、単なる美しいものを身につけるというだけではなく、ローマの歴史やストーリー、そしてもしかしたら未来までもまとうのと同じようなことではないかと思うのです。
また一方で、パッションやエモーション、ドラマがあったり、ラブやジョイを感じることができるというのも、ブルガリは大切にしています。そういったことを体現できるブランドというものは、本当にわずかなのではないでしょうか。
ぜひこれからも、もっともっとブルガリを好きになっていただきたいですし、ブルガリのジュエリーをまとうことで人生を楽しんでいただきたいと、心から願っています!
以上、「ブルガリ アウローラ アワード2021」とともに、ブルガリCEOのインタビューをお届けしました。
間もなくやってくる2022年。受賞者に選ばれた女性たちのように、新しい年を力強く、美しく歩んでいくために、ブルガリのジュエリーをパートナーに選んでみてはいかがでしょうか?
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT&WRITING :
- 谷 花生