「対える」ってなんと読む？「たいえる」「ついえる」ではありませんよ！

「対かう」ってなんと読む？「たいかう」「ついかう」？…どちらも違います！

早いもので、令和4年の最初の1か月が過ぎようとしていますね。

明日・1月31日は、ちょっと興味深い、複数の記念日に制定されています。

「１（≒アルファベットのアイ）３１（さい）」の語呂合わせで『愛妻感謝の日』、

そして、「愛妻にチューリップを贈ってほしい」との思いが込められた『チューリップを贈る日』。

前者は、神奈川県の民間団体『愛妻感謝ひろめ隊』が、

後者は、チューリップの花言葉が「思いやり」で、特に赤いチューリップは「真実の愛」であることから、チューリップの名産地である富山県砺波（となみ）市の農協関連団体が、

それぞれ記念日制定しています。

遠く離れた場所にある団体ながら、「愛妻への感謝を」と唱える、美しい気持ちがリンクしているのが素敵ですね。

本日は「対（つれあい）」とも読む「対」という字の、意外な読み方をクイズにしてみました。

※「対（つれあい）」は過去に本シリーズでおさらいした読み仮名です。

【問題１】「対える」ってなんと読む？

「対える」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント：「相手からの問いかけに応じて言葉を返す。返答する。」という意味の言葉です。

＜使用例＞

「日常の何気ないことをつぶやいた時に、対えてくれる人がいる…って、実はとても素敵なことだよ。」

「○○える」。

…さて、正解は？

※「？」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!

正解は… 対える（こたえる） です。

常用漢字である「対（タイ／ツイ）」の、「表外読み（ひょうがいよみ。常用漢字表に記載されない読み仮名。）」になります。

「対」という字は、同じく「表外読み」で「対（つれあい）」と読むように、「ペア」を意味する字です。

この字に、「（問いかけに）対える（こたえる）」という読み方がある…日本ならではの訓読みの奥深さを感じます。

さて、2問目に参りましょう。

【問題２】「対かう」ってなんと読む？

「対かう」という日本語の、正しい読み方をお答えください。

ヒント：「向き合う。対面する。また、相手になる。はりあう。」などの意味を持つ言葉です。

＜使用例＞

「夫婦って、いろいろな意味で対かい合っているのよね。」

「〇かう」。

…さて、正解は？

※「？」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!

正解は… 対かう（むかう） です。

こちらも「表外読み」の訓読みです。

「向き合う」と「はりあう」の2系統の意味が同時に込められているのが、趣（おもむき）深い言葉です。

夫婦やパートナーの関係を、たった一言で絶妙に表現できる言葉（！？）かもしれません。

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本日は、1月31日『愛妻感謝の日』『チューリップを贈る日』のトリビアと合わせ、「対」という字の意外で興味深い読み方から、

・対える（こたえる）

・対かう（むかう）

などをおさらいいたしました。