大好きな粉モノ料理で腸活&ヘルシーに!『低糖質、食物繊維たっぷりでおいしい!おうちで作る大麦粉料理』
“大麦”は日本に1,800年前の弥生時代に伝わったとされ、今日まで食べ続けられています。古くから大麦は炒って粉にした「はったい粉」などとして使われてきました。
昨今、精製された穀物は生活習慣病などの観点から控えたほうがよいとされていますが、
内臓脂肪を減らし、ダイエット効果だけでなく血糖値の上昇も抑えて、腸内環境も整える“スーパーフード”として、いま世界中で注目を集めている大麦。その粉にした「大麦粉」は、現代人に美容と健康をもたらす新たな食材として、粉物料理のニューウェーブと大いに期待されているのです!
料理研究家の有元葉子さん、松田美智子さん、ウー・ウェンさんら人気料理家5人が「大麦粉」レシピを大公開!
この本には、料理研究家の有元葉子さん、松田美智子さん、ウー・ウェンさんをはじめ、パティシエの小嶋ルミさん、ブーランジェの割田健一さんといった人気料理家5人が、家庭でも作りやすいようにアレンジしたレシピが48品掲載されています。イタリア風粉料理や揚げもの、日本ならではの家庭料理、中国風粉料理にお菓子、パン…と、これ一冊でメインからデザートまでできてしまうほどのラインナップに!
いつものメニューも「大麦粉」で作れば罪悪感なく食べられ、さらにスーパーフードの効能も体に取り入れることができます。まさに、食べれば “美”も“健康”も手に入る!
今回は特別に、本書に掲載されているレシピから、料理研究家のウー・ウェンさんの中国風大麦粉料理「ガーダ」を使った温かいスープをご紹介します。寒暖差の激しい春先にピッタリの一品です。
ウー・ウェンさんの簡単「ガーダスープ」
麺でも皮でもない小麦粉料理を、中国では「ガーダ」と呼んでいます。本来は薄力粉で作りますが、全量を大麦粉におきかえて作ってみたら大成功! 大麦粉に水を少しずつ加えてフレーク状にし、熱湯に入れると、グルテンがなくても固まります。大麦粉で作ると、透明感が出て、もっちりしながらキレのよい口当たりになりました。
スープの基本となる「ガーダ生地」の作り方
材料は大麦粉と水のみ。量って、混ぜて、茹でるだけと、驚くほど簡単です。思い立って10分あればできあがります。
【材料】(2~3人分)
・大麦粉……100g
・水……60~70ml
【作り方】
1. ボウルに大麦粉を入れて、菜箸で表面を平らにする。これは、粉が均等に水を吸いやすくするため。
2. 1に水を3~4回に分けて加え、菜箸でよく混ぜる。
3. 粉全体に水が行き渡った状態にする。
卵とトマトのガーダスープ
卵もトマトも入って、栄養バランスのとれたスープに。ガーダはしっかり火を通すと消化が良くなります。
【材料】(2~3人分)
基本のガーダ生地(上記参照)……全量
水 ……4 カップ
トマト…… 中1個
卵……2個
粗塩……小さじ1
こしょう……少々
ごま油……大さじ1
【作り方】
1. 基本のガーダ生地を作る。
2. 鍋に水、ひと口大に切ったトマトを入れて火にかけ、煮立ったら弱火にし、蓋をして2分煮る。
3. 1を加えてさらに2分煮て、粗塩で調味し、溶いた卵を流し入れる。卵に火が通ったら、こしょう、ごま油で香りをつけ、器に盛る。
料理家5人へのインタビューがYouTubeにて公開中!
現在、本書を制作中に撮影された、料理家5人へのインタビューの様子がYouTubeにて公開中です。どのような思いでレシピを考案されたのか、また「大麦粉」をどのように毎日の食生活に取り入れたらいいかなどのアイディアも知ることができます。今すぐチェック!
はじめは、小麦粉に少しずつプラスして取り入れていって、慣れてきたらいつものメニューを「大麦粉」にアレンジしてみたり…と、毎日の食生活に「大麦粉」を取り入れることができたら、現代人に必要な“美”も“健康”も手に入るなんて! 想像するだけでワクワクしませんか。まずはこの一冊を手に、「大麦粉」の魅力を知ることからスタートしてみてはいかがでしょうか?
※掲載した商品の価格は、税込みです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部