「感佩」ってなんと読む?「かんたこ」ではありませんよ!
明日3月9日は『感謝の日』です。
「3(さん)9(きゅう)」と読む語呂合わせに、英語の「thank you(ありがとう)」をかけて制定された記念日。
「人生を重ねていくうえで、いろいろな形で感謝したい人や出来事に出会う。そんな今までの人生でめぐりあったものに思いを寄せる日」として、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されております。
この日をきっかけに、家族やお友達、同僚や上司など、日頃お世話になっている人に対して意識的に感謝の意を伝えてみてはいかがでしょうか?
本日は、「感」と「謝」、それぞれの漢字を使った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「感佩」ってなんと読む?
「感佩」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「心から感謝して忘れない事。」という意味の言葉で、感謝を伝えるときのフォーマルな表現として使用できます。
<使用例>
「ご配慮に、感佩申し上げます。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 感佩(かんぱい)です。
「感佩(かんぱい)」は、厳粛な場において相手に対して敬意を表し感謝するときに使用できる言葉です。
「佩」という字は、「身に帯びること」という意味を持ち、「感佩(かんぱい)」は「感情を身に帯びる→深く感謝する」という構成の言葉になります。
フォーマルな場でのスピーチや、目上の方への感謝の表現として適した言葉ですので、大人の語彙としてストックしておくと良さそうです。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「直謝」ってなんと読む?
「直謝」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「一途にあやまること。ひらあやまり。」を意味する言葉です。
<使用例>
「彼、予定の変更について直謝してきて、かえってあやしく感じてしまうわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 直謝(ひたあやまり)です。
「直謝(ひたあやまり)」(または「直謝り(ひたあやまり)」)で辞書に掲載されており、
「ちょくしゃ」とは読みません。
「直」という字の「ひた」という読み方、本シリーズの過去回で「直向き(ひたむき)」を扱いましたが、今回、イメージできたでしょうか?
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本日は、3月9日『感謝の日』にちなんで、「感」と「謝」という字の入った日本語から、
・感佩(かんぱい)
・直謝(ひたあやまり)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』(株式会社小学館)/デジタル大辞泉(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱