Precious.jpでの連載企画「行方ひさこの合縁奇縁」でもおなじみのブランディングディレクターの行方ひさこさん。食や工芸、地域創生など、ローカルに通じる幅広い分野で活躍されています。

そんな行方さんが各地を巡って出合った、美しい工芸や日用品たちを紹介するポップアップストア「時」。待望の第3弾が、伊勢丹新宿店にて開催中です。

「時」をテーマにした心に響く銘品逸品と出合う

八田 亨の作品・石皿
迫力のある三島や白掛を中心とした作品を手掛ける八田 亨氏の作品。大阪・富田林市の工房でろくろを挽き、堺市に窯で焚いている。石皿¥38,500

今回も、行方さんの審美眼により厳選された、日本の美しき工芸や日用品たちが多彩にラインナップ。時を超えて長きに渡り受け継がれてきたものをはじめ、人の目に触れずに長い間眠っていたものなど、日本各地の作り手たちにより、丹精込めて作られた作品が揃います。

第3弾となる今回の開催にあたり、行方さんは次のようなメッセージを届けてくれました。

「長く寄り添える1品とであえるよう、今回も人気作家さんから長い間倉庫に眠っていたデッドストック、骨董まで広めのラインナップを展開しています。 わたしが大好きな、力強い中に繊細さが見え隠れする男性作家さんの大きな作品たちをぜひ直接ご覧いただけたら嬉しいです。」(行方ひさこ)

行方さんのメッセージにもあるように、今回は男性作家さんの大胆さと繊細さが一体化した作品が多く揃えられているのも見どころのひとつです。わたしたちの暮らしをより心豊かなものへと導く、とっておきの作品に出合えるはず。

佐野文彦による平面アート
建築家・美術家の佐野文彦氏による作品。作意の中の無作為を引き出すために、京都の土をレイヤーにしながら自然発生する形を引き出した平面アート¥330,000
岩崎龍二による花器
古野幸治氏に師事し、氏が主宰する陶芸教室に勤める傍ら技術を磨き、日本伝統工芸近畿展で新人奨励賞などを受賞。現在は、大阪府富田林市に工房を構え、うつわを制作する岩崎龍二氏の作品。花器¥13,200〜82,500
山田隆太郎による粉引バケツ
飯碗や蕎麦猪口など、暮らしのうつわを中心に製作を行う山田隆太郎氏の作品。粉引バケツ¥55,000

【参加作家(敬称略順不同)】
岩崎龍二、久保田由貴、健太郎窯、古伊万里&九谷焼、小林耶摩人、佐野文彦、杉田明彦、鈴木環、茶屋二郎、辻精磁社、堤淺吉漆店、波多野裕子、畑萬陶園、八田亨、文祥窯、三川内焼、弥左エ門窯、山田隆太郎、山本商店、八女伝統本玉露、万、BASIL HOUSE、keicondo、TOUCH CLASSIC など

行方 ひさこさん
ブランディングディレクター
(なめかた ひさこ)「ブランドのDNA」=「ブランドらしさ」を築くため、ストーリーやデザインなどの一貫したコンセプトワークを行い、トータルでブランドの向かうべき方向を示す。アパレルブランド経営、デザイナーなどの経験を活かして、食や工芸、地域創生などローカルに通じる幅広い分野で活動中。Instagram へのリンク

<ポップアップストア詳細>

名称/「時」 vol.3
期間/2022年3月9日(水)~3月22日(火)
会場/伊勢丹新宿店 本館4階 ザ・ステージ#4[2022年3月9日(水)~3月15日(火)]、伊勢丹新宿店 本館4階 プライムガーデンプロモーション[2022年3月9日(水)~3月22日(火)]
所在地/東京都新宿区新宿3-14-1


以上、行方ひさこさんがキュレーターを務めるポップアップ「時」vol.3についてご紹介しました。日本の美意識に触れるとっておきの機会を、ぜひお見逃しなく!

※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
池尾園子