「新地」って「しんち」以外になんと読む?読めたほうが便利な言葉です!
明日・3月13日は『新選組の日』という記念日です。
1863(文久3)年のこの日、
京都の壬生に屯所を置いていた、のちの新選組局長を中心とする浪士隊に、会津藩から正式に「会津藩預かり」とする連絡が入ったことから、『新選組』が正式に発足した日になります。
『新選組』…さまざまな映画や小説、昨今ではゲームや漫画のモチーフともなっており、歴史ファンのみならずとも、近藤勇、土方歳三、沖田総司など、隊士の名や人物像をご存知ですよね。
本日は『新選組の日』にちなんで「新」「選」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「新地」って「しんち」以外になんと読む?
「新地」の「しんち」以外の、日本語として正しい読み方をお答えください。
ヒント:「新地(しんち)」は「新たに居住用として開けた土地。」などを意味する言葉ですが、クイズの正解となる読み方では「あき地。」「地上に建造物などのない宅地。」などを意味する言葉です。
<使用例>
「実家を処分することにしたんだけれど、新地にして売るべきか、迷うわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 新地(さらち)です。
「新地(さらち)」という言葉そのものは、みなさまご存知ですよね。
「更地(さらち)」という表記がポピュラーですが、
「新」という字を「さら」と読む例はほかにも「真っ新(まっさら)」「新湯(さらゆ)」などがあり、
「新地(さらち)」も読めたほうがベターです。
大人の知識として「新(さら)」という読み方、インプットしてくださいね。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「選好」って「せんこう」以外になんと読む?
「選好」の「せんこう」以外の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「選好(せんこう)」は「複数の選択肢の中から好みに応じてあるものを選ぶこと。」という意味ですが、クイズの正解となる読み方では「好きなものだけ選び取って、ほかをかえりみないこと。」という意味になります。
<使用例>
「あの方は選好が激しいから、手土産のセレクトにはいつも迷うわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 選好(えりごのみ) または 選好(よりごのみ) です。
「選好み(えりごのみ/よりごのみ)」「選り好み(えりごのみ/よりごのみ)」という表記もございますが、
「選好」と2文字熟語表記でも、「えりごのみ/よりごのみ」と読み、複数の辞書にこの表記が掲載されています。
ポピュラーな言葉ですので、この表記を目にしたときに戸惑わずに読めるようにしておきたいですね。
「選」という字には「選る(える)」「選る(よる)」という読み方があり、
どちらも「選び(えらび)出す」という意味です。
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本日は、3月13日『新選組の日』にちなんで、「新」と「選」という字の入った日本語から、
・新地(しんち/さらち)
・選好(せんこう/えりごのみ/よりごのみ)
など、意外な読み方も持つ熟語について、おさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』(株式会社小学館)/デジタル大辞泉(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱